☆路地裏同盟のザ・特撮コンテンツその4☆


 「火を噴く島か〜空飛ぶ岩か〜♪

 「宇宙の神秘〜怪獣ガッパ〜♪

 「南の海の〜波間に深〜く〜♪

 「幾万年も〜住んでると言う〜♪

 「さつき、そんなマニアックな歌を歌っても誰も分かりませんよ」

 「一体全体なんの歌ですか?そのド演歌のような歌は・・・」

 「日活が手掛けた怪獣映画『大巨獣ガッパ』のテーマソングだよ。あまりに印象が強すぎる歌として有名なの」

 「そんな歌聞いた事ありませんよ」

 「それも当然ですね。東宝以外の怪獣映画は殆ど認識されていませんから」

 「と言うわけで東宝以外で作られた怪獣映画を中心に今回は紹介するよ」

 「東宝以外と言うと、どこになるんだ?前回の言っていた大映、松竹、日活以外にあるのか?」

 「いい質問です志貴。今回はそれ以外にも東映、韓国、北朝鮮、アメリカ、デンマーク、タイの映画を紹介する事になります」

 「ふっふっふっふっふ・・・ついにウリナラの出番ですか」

 「俺は出来ればパスしたいんだが」

 「ん?」

 「あれ?角川はないかにゃ?」

 「大映が今の角川なので問題ありません。」

 「んじゃいくよ〜」

 

 

 

 「さて、まず最初は大映なのですが・・・」

 「大映と言えばガメラだな」

 「あ、ガメラは別枠でやるから今回はないよ」

 「ガメラ以外にありましたっけ?」

 「あります。『大魔神』です」

 

 

 「奇面組にも出てきましたね」

 「それは大間仁でしょ?えらい懐かしいところから引っ張ってきたわね」

 「これ・・・」

 「それは大魔神だけどドラクエのでしょ・・・」

 「元メジャーリーガーの」

 「ああ、大魔神佐々木ね」

 「ちなみに大魔神佐々木のあだ名は、松井と同じで映画からの引用です。」

 「この『大魔神』は3部作でちょうどゴジラシリーズに陰りが出ていた時期の映画なの」

 「ゴジラシリーズに陰り?」

 「ゴジラとはいえどいつまでも成功するほど甘くないって事だよ。

 この頃のゴジラは路線を確立できていない感じだからね。」

 「それでも、印象に残るような映画にゴジラが多いのは、やはりゴジラのネームバリューが強いでしょう。」

 「それで大魔神はどうなったのですか?」

 「あ、そうそう。この『大魔神』って言う映画は民衆を苦しめる悪役の殿様を、乙女の祈りと自己の怒りで目覚めた魔神が滅茶苦茶にするって言う話なの」

 「実はこの映画は一部で『世界の黒沢』と呼ばれる黒澤明監督撮った映画『蜘蛛巣城』パクリだと言う話があります。」

 「パクリなのか?」

 「パクりといえば・・・」

 「なんでウリの方を見るニカ?」

 「半島ネタはあなた以外にいないじゃないの」

 「まったく・・・これだからチョッパリは・・・

ウリナラのパクリ疑惑は捏造ですよ。たまたまイルボンにあったものと似てしまうだけです」

 「たまたまねー」

 「『大魔神』が『蜘蛛巣城』のパクリという話と違ってウリナラは・・・」

 「違います。

 「そうそう違うのです」

 「いえ、そうではなくて『大魔神』は『蜘蛛巣城』のパクリではありません

 「・・・」

 「そなんだ」

 「と言っても骨組みとして引用した可能性は捨てきれないけどね。

でも、人が君主に復讐する話じゃなくて魔神が代官を叩き殺すような映画だからそもそも主旨が違うからね。

もちろんそこまで同じだったらタダのパクリになるけどね」

 「『大魔神』の元ネタ・・・と言うと悪いですがジュリアン・デュヴィヴィエと言うフランスの映画監督の映画『巨人ゴーレム』の話を戦国時代に持ってきて暴れさせると言うコンセプトでした。

その過程で『蜘蛛巣城』の内容に近くなったか、引用したか、どちらかでしょう。」

 「『巨人ゴーレム』もはや知っている人がいるかすら怪しい映画じゃないですか。」

 「調べればいくつか出ては来ます・・・

あまりにマニアックすぎて大魔神について調べるまでその存在すら知りませんでしたが

 

 

 「ちなみに大魔神が怒って暴れるまでは完全に時代劇映画だけど、暴れ始めたら特撮に大変身。」

 「イケイケゴーゴーな訳ね」

 「うん。でも敵側の悪代官とかの武器が火縄銃や鎖、弓矢、弩、火責め、あって石火矢(大砲)だけだから、はっきり言って完全に駆逐されるだけになり果てるんだけどね。」

 「この辺りは『暴れん坊将軍』で殺陣のテーマが流れたり、『必殺』で必殺のテーマが流れると面白いように敵が雑魚化するのとなんら変わりありません。

 時代劇にとって悪は最終的には斬られる雑魚に過ぎないのです。

 『遠山の金さん』や『水戸黄門』のように罪を裁く時代劇などでも、ほとんどの場合は悪役には未来がないように演出されるのが特徴です。」

 「たしかに時代劇での敵側は、絶対悪として登場しますね」

 「チャーチャーチャーチャララチャーチャーチャー♪徳川吉宗強すぎ」

 「ウェーッハッハッハ!!あの時代劇こそ100人斬りの証拠です!!」

 「ってあの国の人はホンキで言ってるのよね・・・」

 「はぁ、吉宗は確かに将軍の中では武闘派でしたけど、あんなに強い人間はそもそも存在しません。」

 「殺陣はああしないと迫力がでないからあんな風にしているけど、普通あんな戦い方してたら刀の方が先に参っちゃうし、そもそも武家屋敷に勤めている武士だったらあんな簡単に斬られる事はないからね。」

 「ま、アメリカの西部劇みたいな娯楽と言う事か。」

 「そんな所です。」

 「大魔神のラストでは、大魔神の怒りは悪代官を倒しても収まらず、ヒロインの女性の祈りで怒りを沈めるの。

乙女の祈りの力は凄いって言う巫女さん的な考えも入っているんだと思うの。」

 「巫女さんって・・・」

 「まだまだいくよーーーー巫女巫女ナース巫女巫女ナース♪

 「それなんてエロゲ?

 「この後、大魔神シリーズは『大魔神逆襲』『大魔神怒る』と続くことになります。」

 「次は松竹だよ!松竹と言えば『男はつらいよ』で有名だよね」

 「『男はつらいよ』は松竹の看板で全48作が作られています。

作るペースが早かったので出演者は過密スケジュールだったそうです。」

 「その松竹が作り出した特撮怪獣映画が『宇宙大怪獣ギララ』だよ。ちなみにギララって名前は目がギラギラしているからなんだって」

 

宇宙大怪獣ギララ

 

 「また安易な名前の付け方ね。」

 「正直ガメラの方が安易に付けられすぎだと思いますが・・・」

 「それもそうか」

 「ギララは松竹で唯一の怪獣映画と銘打った映画だよ。音楽自体が結構変わっている映画なんだよねぇ。」

 「怪獣の造型は怖い・・・と言うより変と言う感じです。ちなみに尾の部分はハサミになっています。」

 「このハサミを使って、並みいる敵をばっさばっさと倒すんですね」

 「そんなことはしません」

 「わかりました。このハサミから実は光線が出るんですね」

 「出ません」

 「このハサミでジャンケン・・・」

 「やりません」

 「っというか劇中ほとんど目立っていないのよ」

 「意味ない設定ね。」

 「このギララはゴジラと同じように通常攻撃は効かなかったんだけど・・・

 通常兵器の中に突然パラボナのレーザー砲が登場しているの。」

 「はぁ?なぜ?」

 「多分、一年前に公開された『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラに出て来たメーサー殺獣光線車を見て作ったんでしょう。

ですが、配備理由が明確でない事。そもそも何故あるのかわからない事。そしてメーサー殺獣光線車ほどリアルさがなかった事などのため完全に浮いています。」

 「あちゃー

 「原子力発電所を襲ったりしてエネルギーを食っていた事から、明らかにゴジラを意識していますが、ギララはゴジラほど明確な放射能との関連性が指摘されていないので不自然さが漂っています」

 「こう聞くとゴジラと言う作品がどれほどレベルが高かったのかが分かりますね。」

 「ラストはギララニウムとか言う特殊な鉱石を使った特殊弾で泡だらけになったの。野球ボール並まで縮んで宇宙に捨てられて終わるの。」

 「何よその物理法則無視した終わり方・・・っていうかなんで怪獣が縮むのよ?」

 「ギララの元の姿がそう言う小型の球体だったからです。封印された卵みたいなもので多分ギララニウムはギララのエネルギーを吸収発散させ小さくして中に封じる力があった・・・と解釈すれば何とか辻褄があいます。」

 「苦しいですね。」

 「いろいろありますが、怪獣が暴れるシーン自体はそれなりに楽しめるので悪くはないと思います。

 暇つぶしぐらいにはなるでしょう。まあ、合わない人には合わないと思いますけどね」

 「この映画で他に注目すべき所はまだ新人の頃の『藤岡弘、』さんが出ている事だよ。」

 「それは貴重な作品だね。」

 「あら?なんで藤岡弘『、』さんなんですか?」

 「それは意図的につけているんだよ先輩。

 藤岡さんは「昔の武将は一度"、"を打って決意した。周囲に流されることなく立ち止まり自分を見つめる」という覚悟と「『我未だ完成せず』との意味を込めて」改名に踏み切ったらしいよ。」

 「はぁ・・・」

 「あれよあれ。”モーニング娘。”の「。」みたいなものよ」

 「あれもなんで付けてるかよくわかりませんね」

 「もう一つこのギララは『男はつらいよ』シリーズ第34作『寅次郎真実一路』で冒頭にある寅さんの夢にも登場しています。」

 「なんと言うか・・・あまりに似合いませんね」

 「『男はつらいよ』は最初寅さんの夢から入るんでネタは何でも良かったのでしょう。」

 「それならエ(ry」

 「略しすぎ」

 「全部聞きたいですか?」

 「いやいいわ。なんとなく言いたいことはわかったから」

 「えー、何がわかったんですかー教えてくださいよ」

 「え?なになに?どういうこと?」

 「あなたまで入ってこないでよ」

 「ごほん・・・」

 「あーごめんごめん気にしないで続けて〜」

 「ちっ

 「それでは・・・この『宇宙大怪獣ギララ』のストーリーは火星へ飛び立った宇宙船が宇宙で奇妙な物質を拾い、それを持ち帰って研究していたら怪獣化して暴れだした、と言うものです。途中何度か謎の円盤が出てきますが最後まで正体は不明でした。」

 「中途半端な映画だな」

 「さあ、次行くよ。次は日活・・・と行きたい所なんだけど」

 「その前にイギリスの映画を紹介させてもらいます」

 「なんでだ?」

 「この映画が紹介する日活の映画と密接に関わっているからです。」

 「その映画の名前は『怪獣ゴルゴ』

 

怪獣ゴルゴ

 

 「M16でも装備しているんですかその怪獣は?」

 「どこの暗殺者よそれ」

 「ではお笑い芸人?」

 「命!ってTIM?」

 「ではミラーマンの怪獣」

 「ゴルゴザウルス?めっちゃマニアックね・・・ググらないとわからないわよ・・・『サ』じゃなくて『ザ』なのが怪獣っぽいって事らしいわね」

 「ねだるなググれ、さすれば与えられん!

 「なによそれは・・・」

 「恐竜にもいましたね」

 「それがゴルゴサウルスの方ね〜それもよっぽどの恐竜好きじゃないとわからないわよ」

 

 

 「ふふふ・・・いいですか?”ゴルゴサウルス”と”ゴルゴザウルス”名前がとても似ていますよね」

 「一文字違いだからねー確かに似てるわね」

 「そこで怪獣ゴルゴです。怪獣ゴルゴの元ネタはゴルゴサウルスだったんです!!

 

 

 

 

 「違います

 「・・・」

 「そりゃそうだわね」

 「アイゴー!!ウリは騙されたニダ!!謝罪と賠償を(略)」

 「勝手に間違えたのでしょう。」

 「ちなみにゴルゴザウルスは『ウルトラマンタロウ』にも登場しているよ。2世だけど」

 

 

 「『怪獣ゴルゴ』の元はゴジラです。そしてこの映画は海外の怪獣映画としてはかなり珍しい着ぐるみによる映画です。」

 「そんなに珍しいの?」

 「アメリカを初めとする国は基本的にモデルアニメーションのような人形によるコマ撮りのアニメーションの方が主流だったからな。」

 「これ以外の外国映画で着ぐるみを使った映画はあとで紹介します」

 「この映画は特撮が凄いの。

 戦艦や潜水艦や対潜ネットなんかを使って本格的にUボート狩りの戦術を使うの。

 他にも陸軍がタワーブリッジに出たゴルゴに弾薬を集中して攻撃するけどタワーブリッジが破壊されてそのガレキで陸上兵力が壊滅的打撃を受ける・・・

 といった今じゃ中々表現される事のない事も結構やっているの。」

 「日活のガッパはこの映画をリメイクした物で、内容は子ども怪獣を捕らえられたのに怒って親怪獣が子どもを取り返しに来るストーリーです。

 この話はその後の映画でも利用され『ジュラシックパーク ロストワールド』や本家ゴジラの『ゴジラVSメカゴジラ』でもこのような点が引用されています。

 その点では怪獣映画のもう一つの原点かもしれません。残念ながらこの作品はあまり出まわっていないので知名度の薄さが悲しまれる所です」

 「ちなみに何故か東宝の映画『空の大怪獣ラドン』に使われてる戦闘機セイバーの飛行シーンが流用されているの。」

 「呼びました?」

 「もちろん、セイバーと言ってもサーヴァントじゃないから呼ばないでください。」

 「あ、ごめん。もう呼んじゃったわ」

 「もしかして私の出番はこれだけですか?」

 「そうみたいですね」

 「せっかくニートな私にも出番が回ってきたというのに・・・」

 「あ、士郎がご飯作って待ってるって言ってたわよ」

 「ルクスさん!それを早く言ってください!最優先事項です。では!」

 「はーいまたね〜」

 「さて、ここで日活『ガッパ』大巨獣 ガッパの紹介するね。

 ストーリーはさっき話した”子ども怪獣を取り返しに来る”というものね。

 このガッパのデザインは『ウルトラマン』に出て来た怪獣ベムラーの初期案の流用なの。

 もちろん初期案の破棄されるものを再利用しただけだからパクリじゃないわよ。」

 「パクリじゃない〜♪ パクリじゃない〜♪ 本家はウリさ〜♪

 「しかし・・・なんか聞いてると・・・全然自分の力で作っている映画じゃない気がしますね。」

 「代行者・・・それは言わない約束です(ポチ)」

 「はっ(空中へジャンプ)何度も同じ手に引っかかる私じゃありません」

 「行くよー

 

 

 

 

 「へ?」

 「そぉれ!(空中を飛んでいるシエルを捕まえる)

 

 

 

 

 「あれは!

 「知ってるの雷電!?

 「ふむ、あの技は届かない夢を追うさっちんアーム!!

 「とのことです。」

 「民明書房って・・・」

 

 

 「邪魔しないでっ

 

 

 

 

 「あぁぁぁぁぁぁ!!!(捕まれた後そのまま穴に叩き落とされる)

 「今回はなんなのかしら?」

 

 

 

 

 「・・・彼女は諦めてなかったんだな。」

 「うん・・・だから下で試運転やってるんだよ」

 「あ・・あははははは(かなり笑えないわね)」

 「こほん、ガッパと言えばもう一つ有名なのが冒頭でさつきが歌っていた『大巨獣ガッパ』です。

 三木俊彦の何となくコブシの効いた曲が映画の最初と最後に流れる為、映画の内容よりもそっちの方が印象に残るという曲です。」

 「映画よりって・・・」

 「昔は日活のホームページにガッパの部屋ってのがあったんだよ。今はなくなっているけど。」

 「何が彼らをそこまでさせたのかしら?」

 「やっぱり歌なのか?」

 「さあ?そこまではわかんないや」

 「ちなみに歌詞の全容はこちらです」

 

 

 「ちなみにこの歌の最後のガッパの連呼の部分は『ガアァッパァァァァア〜ァア』と言う感じに歌っています」

 「歌詞だけ見ても変わった歌ですね」

 「ゴジラ対メカゴジラの『ミヤラビの祈り』ゴジラ対ヘドラの『かえせ!太陽を』なんかもいいけどこの曲も味があるよね」

 「では次は東映へ行きたいと思います」

 「東映は仮面ライダーや戦隊シリーズで有名だよね。この辺りはまた今度紹介するよ。」

 「まず『恐竜・怪鳥の伝説』ですが・・・さつき、これを本当に紹介するんですか?」

 

 

 「どういうことにゃ?」

 「この映画は劇場版『ドカベン』と同時公開された映画なんだけど・・・

 「ちょ、ちょっとストップ・・・このドカベンって実写版?」

 「そうだよー」

 「『ドカベン』ってなんだ?」

 「日本の超有名野球マンガですよ。もちろんウリナラ起源なんですけど」

 「マジか!

 「んなわけないでしょ。あっさり騙されるなって」

 「レビューを読みましたが、こちらもなかなか凄い映画のようですね」

 「なんかいろんな意味で凄そうね・・・」

 「『恐竜・怪鳥の伝説』の方も正直、仮面ライダーや戦隊シリーズで特撮をやっている会社の映画とは思えないんだよ。」

 「そんなに酷いのかにゃ?」

 「巨大なモンスターが出る映画ということで該当するのがこれなのですが・・・まず『恐竜・怪鳥の伝説』と言う名前なのに恐竜も怪鳥も出ない点が大問題です。」

 「はぁ?

 「まてまて、題名がそもそも違うと言うのか?」

 「うん・・・だって、この作品に出てくるのは首長竜の『プレシオサウルス』と、翼竜の『ランフォリンクス』だもん」

 「ん?『プレシオサウルス』『ランフォリンクス』は恐竜じゃないの?」

 「学術上違います。海の爬虫類と翼竜は生物学上恐竜には分類されてません。」

 「それなのに『恐竜・怪鳥の伝説』って・・・」

 「あらら・・・”恐竜のこと何も知りません!”言ってるようなものね」

 「と言うかランフォリンクスだと?あんな小型の翼竜出してどうするんだ。」

 「ランフォリンクスって小さいの?」

 「ランフォリンクスは翼開長1mほどだ。有名なプテラノドンで7mほど、翼竜の巨大なものでは翼開長が12mもあるものがいたと言われている。」

 「翼開長1mだとでっかい鳥とあんま変わらないわね」

 「しかしこの映画のランフォリンクスの大きさは、生まれたてで人間大・・・

 しかしその後は異常なスピードで巨大になり1時間もしないうちに飛翔、その時には同じ翼竜であるケッツアクァトル並に巨大化しています・・・

 何せ大の大人一人を片足で鷲掴みして余りますから」

 「でかすぎ・・・」

 「しかも、プレシオサウルスの方も森をヒレで這うし、水の上でも大幅な活動出来てるし」

 「ははははは・・・無茶苦茶ね」

 「それはもう恐竜とか怪鳥とかいわずに怪獣にした方がよかったんじゃないですか?」

 「シナリオも破綻しています。

例えば序盤、湖で石の卵は見つかったのですが・・・

その卵を何故か”最近の異常気象に関連がある物と思われる”と報道します。」

 「はぁ?なんで?」

 「さあ?さっぱりわかりません。」

 「しかも、恐竜がいるかも知れないのに新聞記者のチーフは『そんなことよりメキシコで大地震だ』と切り捨ててるし、

 プレシオサウルスがいるから同年代に存在したランフォリンクスも存在するはずだと学説を唱えるおっさんまで出て来る始末なの。」

 「ど、どこのインチキ学者ですかそれは」

 「黄禹錫ファン・ウソック教授じゃない?」

 「誰その人?」

 「ES細胞捏造した人」

 「アイゴー!!今に見ていなさい!!きっと黄教授は汚名を挽回してくれます!!

 「汚名を挽回してどうするんですか?」

 「・・・」

 「名誉挽回の間違いでしょ?」

 「アイゴー!!素で間違えたニダ謝罪と賠償を(ry」

 「ほっときましょ」

 「はあ・・・他にもプレシオサウルスを倒すのに村の自警団が、どこからともなく爆雷を仕入れてきて湖にばら撒いたり、ランフォリンクスの襲来の際、銃を乱射して誤って爆雷に当たってしまい自警団が全滅する騒ぎまで起きています。」

 「アホらしいわね」

 「最後はプレシオサウルスとランフォリンクスが富士樹海で戦闘、

 その後大地震と富士山の噴火で両方とも死亡、

 ラストは燃え上がるマグマの海から逃れようとする主人公達二人が映されてそこで映画は終わるの。

 最終的に割れ目から女性を助け出した所で終わっているんだけど、助け出した所であの状況じゃ生存確率0と言うぐらいの有様なので後味もあんまりよくないの。」

 「きっとガンダルフが助けに来てくれます」

 「それなんてエロゲロードオブザリング?」

 「これで制作費をあまりかけていないのならいいのですが7億5千万もかけてこの出来では・・・」

 「ちなみにこの映画のプレシオサウルスとランフォリンクスは、ぬいぐるみような実物大のハリボテを使って映しているよ。」

 「そこは何とか褒められそうな部分ですね」

 「ええ、実物大で動かしてみると言う冒険根性は評価できますが、如何せんこの破綻したシナリオでは・・・」

 「んじゃ東映からもう一つ行くよ〜」

 「次は『怪竜大決戦』です。あまり有名じゃありませんが松方弘樹氏主演です。」

 「この映画は、内乱で国を追われた若君が強くなって帰ってきて国を取り戻すと言う映画なの。」

 「大決戦と言う名前の割には終盤の戦闘以外普通の時代劇です。」

 「『大魔神』のような感じか?」

 「平たく言えばそうです。この作品では術によって怪獣化する映画なのですが、珍しく敵側が竜に変身します」

 「じゃあ、主人公は何になるのよ」

 「ガマ・・・つまりです。しかも何故か角の生えた」

 

 

 「うわなんか弱そう・・・」

 「弱くはないよ。一応口から火を吐くから」

 「ガマなのにか?」

 「うん。んで竜が口から水を噴射するの」

 「普通逆じゃない?」

 「そんな事私は知りません。ただ竜が水を吐くのでガマの炎の勢いが削がれ押し返されてしまっています」

 「んでもって大格闘戦の末、ガマが負けるの」

 「ちょっとちょっと・・・主人公負けてどうするの」

 「大丈夫、その後ヒロインが大蜘蛛術で助けてくれるから」

 「このヒロインが使う大蜘蛛の術は、蜘蛛の形をした髪飾りを使うことで、一度だけ大蜘蛛を召喚できるものでした。正直私こんな髪飾りいりません。」

 「最終的に蜘蛛の糸と火炎攻撃でボロボロにされた後、両方とも人間に戻って斬り合いの末に主人公が勝って終わりだよ」

 「一応、主人公もライバルも忍者と言う設定ですが、こんな大怪獣を作れる忍術があったら戦争になっても勝てる事間違いないでしょう」

 「まあ、確かにねぇ」

 「と言うか戦いたくないな」

 「『大魔神』が侍怪獣映画だとすればこちらは忍者怪獣映画と言った所でしょう。」

 「さて、気を取り直して今度は海外の映画だよ。まず最初は〜」

 「デンマークの映画『冷凍凶獣の惨殺』です。」

 

 

 「なんか怪しい題名が出てきましたね」

 「実はこの映画『原始獣レプティリカス』と言う邦題もあるのですが、なぜか上のような邦題もあります」

 「謎ね。」

 「内容としては原始獣の皮膚の一部が見つかってそこから何故か体がどんどん再生して行き、研究所を破壊して巨大化し怪獣になった化け物がコペンハーゲンとかで暴れる映画なの。

ちなみにこの怪獣・・・細胞の一部が残っていれば再生できるらしいの。」

 「まるで単細胞生物ね」

 「この映画の特徴はデンマーク軍の全面協力とコペンハーゲン市民を動員しての避難シーンです。さらに橋から落ちる自転車に乗っている人はスタントマンを特別雇ったと言う気合の入れようです。」

 

 

 「へ〜凄いわね」

 「余程力が入っていたんだな」

 「きっと出来もよかったんじゃない?」

 「答えはNOです」

 「へ?なんで?そこまでしたのに」

 「その理由はね・・・

 怪獣の造型があまりにもちゃっちいからなの・・・

 蛇みたいなのを糸で動かしているだけだし・・・

 なんか緑色の毒液っぽいものは吐いているけど・・・

 効力がよく分かんなかったし」

 

 

 「たしかにあんまりかっこよくはないわね」

 「演出なのかわかりませんが、怪獣がどれだけ頑張って体をぶつけてもなかなかミニチュア模型が壊れない有様でした」

 「それは・・・・」

 「問題はありますが、海外の怪獣映画としてはかなり頑張った方だといえると思います」

 「さて次は、ある意味はお待ちかねの韓国の特撮映画だよ」

 「ウェーハッハハ〜ウリナラの映画は世界一ぃぃぃぃ

 「うっさいわね・・・ちゃっちゃとやっちゃって」

 「はい、まずは韓国版ゴジラ『大怪獣ヨンガリ』です」

 

 

 「ウリナラ純正の怪獣映画ですね」

 「違います

 「・・・」

 「この映画は韓国が大映のガメラのスタッフを呼んで作った映画なの」

 「あら、それじゃ純粋に半島製じゃないんじゃないの」

 「む、細かいことはケンチャナヨです」

 「しかもこの映画、失笑を誘う描写が多いのです。

例えば弱点のアンモニアをかけられて体を掻き出したり、血便を出して血塗れになって死んでいったり」

 「そんな映画だったのか」

 「あと、ガメラのスタッフが関わっていた事から子どもが堂々と軍の作戦本部に来ているの。かなり違和感があるのよね」

 「明らかにゴジラを意識していますが、ちょっと笑えない冗談みたいな作品ですね。

 なお、炎を出す時ガス管が見えていると言うNGもあります。」

 「そのまま放映したの?」

 「されてます」

 「まさにケンチャナヨなんとかなる精神ね」

 「まったくみなさんはアジア的優しさが足りないと思います。」

 「さっちんと志貴を除いてみんなアジア人じゃないわよ?」

 「だが心配しすぎではないか?」

 「心配しすぎってどういうことよ」

 「いいですか?この映画はまだまだ小手調べなんですよ。実はこの映画にはリメイクがあるのです」

 「へ〜リメイクがねぇ」

 「あれがリメイク?完全に別作品じゃない」

 「そのリメイクとされているのが『大怪獣大戦ヤンガリー』です」

 

 

 「148億ウォン(15億円)を投じて出来た作品で韓国ではヒットしたんだよ」

 「韓国では?」

 「はい、韓国ではヒットしましたが日本ではまったくと言っていいほど注目されませんでした。」

 「むきーーーーチョッパリにはウリナラ映画の良さがわからないのです!!」

 「理由は多々あるけど、まずこの映画・・・

 ぱっと見じゃ韓国映画に見えないんだよ。出演者全員アメリカ人だから」

 「うさ・うさ・うさUSAUSAUSA!!

 「へぇ〜でも映画ってそういうもんじゃないの?」

 「いや、制作国の俳優が出るのが普通だな。他の国の映画を取る時や現地での撮影をする時など、その国の俳優を使う事はあるが、基本的に製作国の俳優がまったく出て来ない映画は少ないな。」

 「ふ〜ん」

 「次に怪獣がオールCGだったと言うことも上げられますね。

 日本人は着ぐるみの怪獣になれているので親しみにくい上にCGでは重量感が出しづらいのです。

 幸いこの映画にはそれなりに重量感はありましたが・・・」

 「それに主役が誰か今一はっきりしない事なんだよね。

 序盤メインだった人達が、終盤の怪獣が暴れるシーンじゃ殆ど脇役だったし。

 それにこの手の映画に付き物の特殊部隊があまりにもお粗末過ぎたの。」

 「特殊部隊って教会の代行者集団みたいなの?」

 「言ってしまえばそんなものです。

 ですがこの映画に出て来る特殊部隊Tフォースは・・・

 背中にロケットエンジンを背負って地上で薙ぎ払われた兵士達の標準装備であったマシンガンを片手にヤンガリーに突っ込んでいきます。」

 

 

 「ちょっとそれって自殺行為じゃないの。」

 「結局、この神風特攻でほぼ全滅するの。最終的にはヤンガリーの制御装置を破壊して、隊長だけが生き残ったの」

 「制御装置?」

 「あ、失礼しました。その説明がいりますね。

 ヤンガリーは宇宙からの侵略者によって復活させられた怪獣で宇宙船からの指示で暴れています。

 ちなみにこのエイリアンの宇宙船は人工衛星を一撃で破壊しするほどの強大な艦隊を持っていました。」

 「ちょっと・・・それって宇宙人が攻めた方が早くない?」

 「それは監督に聞いてよ。」

 「とにかく怪獣を出したかった。怪獣を暴れさせればなんでもよかった。今は反省している」

 「ホントそんな感じね」

 「とにかくヤンガリーが開放された後サソリゲスって怪獣も出てきてそれと対決、後はヤンガリーがサソリゲスを倒して大艦隊は何故か逃げて終了・・・ヨンガリとの繋がりがあると思う?」

 「ないわね。」

 「怪獣映画という繋がりはありますよ」

 「それだけかよ」

 「ちなみにこの作品には”ヤンガリー対サソリゲス怪獣解剖図鑑”なる物があります。

 おそらく、ウルトラ怪獣百科辺りの真似でしょう。

 これを公式にやったのは珍しいですね。

 大抵この手の解体新書は後付けのガセが多いのですが。」

 「でも、この解体新書・・・笑いでも誘っているような出来なの」

 「例えば?」

 「例えばね・・・

 

 

 「とか・・・」

 

 

 「とかだね。サソリゲスの方も『四足歩行+はさみのケンタウロス風であるが、ほとんど犬のちんちん状態で歩いている』って書いてあるの。ギャグだよねこれ?」

 「なんかこのAAアスキーアートを思い出したわ」

 

 

 「きっとサザ○さん100万人分とかのノリでつけたのね」

 「何だそれは?」

 「パッパラ隊ネタか・・・確かサ○エ算って奴だな」

 「本当にそういうノリね〜」

 「チョッパリにはウリナラの映画の良さがわからないのです」

 「ふう、じゃあ次は北朝鮮の怪獣映画『プルサガリ』に行くよ〜」

 

 

 「これこそウリナラ純正の怪獣映画ですね」

 「違います

 「・・・」

 「残念ですがこの映画は東宝のゴジラスタッフを呼んで取った映画です。

 一説によれば怪獣大好きの金正日が呼んで造らせたと言う話です。

 プロデューサもやっていますし、この映画は結構彼の趣味が入っているとの事。

 映画を見れば分かりますが結構出来は良く、朝鮮人民軍1万人以上を動員して撮影させた映画でエキストラの数も半端ではないためその辺りのシーンは圧巻です。

 この辺り、金正日の気合の入りようが違います。

 何せ映画としてもかなり自由度の高い映画として作られているので、政治的部分がかなり少ないというのも特徴かもしれません。」

 「しかも、王政を叩き潰すと言う社会主義的な表現はあるものの、完全に娯楽作品と化していてこんな内面があったのかと思うような作品なの。」

 「へープロパガンダ映画かと思ったら違うんだ」

 「将軍様の力は偉大なのですホルホルホルホル」

 「映画監督がよかっただけでしょ?」

 「ちなみにストーリーは李氏朝鮮時代。政府の圧制に苦しむ農民達、その中の娘の1人が鉄を食べる怪獣プルガサリを蘇らして農民の反乱を助けるものだよ。

最終的に反乱は成功するんだけどその後は邪魔ものになっちゃうの」

 「狡兎死して走狗にらる ってやつだな」

 「なにそれ?」

 「役に立つ間は使われるが、用が無くなると捨てられるという例えだよ」

 「最後は主人公の少女が自分の死によってプルガサリを再び石に戻す所で終わるんだ。

この辺りは大魔神に近い物があるね。」

 「平成ゴジラの中の人こと『薩摩剣八郎』氏は大変だったと思います。

 彼はこの映画でプルガサリの中の人をやったのですが、水に潜ったり炎で焚かれたりとかなり苦労されています。

 よく生きてかえってこれたなぁと思いましたよ。」

 「この映画は本来なら1985年製作なのでもっと早く公開されているはずだったんだけど政治的圧力があって公開されなかったんだ。1998年にひっそりとビデオでレンタルできるようになったの。

まあ、本当の理由は監督の脱北らしいけどね。」

 「へ?そうなの?」

 「うん。この監督は後に韓国へ亡命。

 さらにその後韓国も嫌になってアメリカへ亡命。

 そこでまた映画を作っているんだよ。」

 「なんか亡命してばっかりね」

 「その過程はたぶん・・・

 

 東宝スタッフと話をする

 自分達が騙されているのではと勘ぐる

 映画の宣伝に韓国へ行きそのまま亡命

 韓国もたいしてあんまり変わらないことに気がついてアメリカに亡命

 アメリカで映画を作る
 

 「こんな感じじゃないかな?」

 「”韓国もたいしてあんまり変わらないことに気がついてアメリカに亡命”ここは笑うところかしら」

 「アイゴー!脱北者なんかにウリナラの良さはわからないのです」

 「亡命したアメリカで作られたのが次に紹介する怪獣映画『ガルガメス』です。

 

 

 「ストーリーや背景はあんまり変わんないよ。

 ただこっちの映画では西洋の話になっているの。

 他にもちょこちょこ違いはあるけど基本的に『プルガサリ』をアメリカ風にリメイクしただけだからね。

 一番の違いはラスト。ガルガメスが復活する時に乙女のナミダで蘇るんだけど、それは逆に弱点でもあったの。」

 「涙が弱点?」

 「塩水です。」

 「・・・」

 「・・・」

 「ああ・・・そうなんだ」

 「そ、そこでね、王は娘を連れて船で海へ逃げ出すんだけど、ガルガメスは自らをもう一度封じてしまう海水の中を苦しみながら進むの。なんとか王を倒し娘を助け出しすんだけどそこで力尽きるの」

 「『プルガサリ』の方が全体的な出来はよいのですが、『ガルガメス』はこのラストの終わり方の良さが評判です。」

 「『ガルガメス』も『プルガサリ』も置いてある店はあんまり多くないけど結構面白いよ。」

 「はぁはぁ・・・そ、それでは南北朝鮮怪獣映画対決は北の勝ちと言う事ですか」

 「うわ!

 「先輩・・・大丈夫?」

 「(あなたが突き落としたんでしょ)」

 「生きていたのですか代行者」

 「死ぬかと思いましたよ。ドリルとか主砲弾とかドリルとかドリルとかドリル・・・」

 「ちょっと壊れちゃっている代行者はほうっておいて次へ行きます。」

 「やめてくれ・・・悪夢は見えてるんだ・・・」

 「ん?」

 「はいはい、落ち込んでないで行くよ〜次は『巨大怪獣ザルコー』だよ。」

 

 

 「この映画は、着ぐるみの怪獣ザルコーがミニチュアセットをただひたすら壊しまくる映画です。倒し方に不満は残りますが一番の不満点は・・・」

 「やっぱり軍隊との衝突が殆ど描かれていない所だね。そういう部分は殆どラジオ中継で表しているの。」

 「あちゃぁ・・・そこが怪獣映画で最も盛り上がる所なのに。」

 「そういう事です。ですが、怪獣自体の造型の出来は悪くない・・・

 とだけ言って置きましょう。まあ、それもそのはずです。

 この怪獣の造型は日本人それも怪獣特撮の造型に関わっている人の製作だそうですから。」

 「調べた話によればお金持ちで日系2世の特撮マニアの人が、特撮ヒーロー物の怪人が欲しいと言うことで製作を依頼。

 その時作られたドラゴン怪人をそのまま使っているって話だよ。

 まあ、本当の所まではわかんないけど何となく現実味がある事はある話だね」

 「次に行きましょう。次は『大怪獣襲来グジラ』です。

 こっちも日本の特撮が元祖なのかどこぞの宇宙人が怪獣グジラを送って地球を侵略してやろうって映画です。」

 

 

 「グジラってあれよね。モンスターファームの」

 「なんですかそれは?」

 「ゲームのキャラにグジラというのがいるのよ」

 

 

 「かわいいね〜」

 「ちなみにアニメのモンスターファームじゃグジコーンって言うグジラの亜種が本当に怪獣みたいに出てきたよな」

 「とりあえずそれとは違います。それはクジラですが大怪獣襲来グジラは全然違います」

 「『大怪獣襲来グジラ』ではテレビ塔で死ぬキャスターとかエメリッヒのゴジラの看板を壊すシーンがあるから、そうとうゴジラを意識しているのは間違いないの。でも、この映画は結構チープで、さっき話したザルコーの方がまだ出来がいいと思うの。」

 「ちなみに、今まで両怪獣を『ザルコー』『グジラ』と呼んでいましたが本来は『ザーコー』と『グラー』が正しいようです。

 既にこの時には改められていた恐竜的格好をどちらも取っていないと言う点も非常に面白いと思います」

 「恐竜的格好?」

 「これですよ」

 

 

 「ああ、それね」

 「_| ̄|○」

 「あなたまでなにやってるのよ。」

 「いいんだほうっておいてくれ・・・」

 「ふっ

 

 

 「だ!何をするんだ

 「ふふふ・・・そんなに喜ばないでくださいよ」

 「やだ!そんな趣味あったの?」

 「ちょっと待て、なんでそうなる?」

 「さ〜てさくさく行くよ〜次は『ガジュラ』だよ。ちなみに原題は『ガルガンチュア』らしいね」

 

 

 「ん〜なんか『ガジュラ』ってゴジラ見たいな題名だね?」

 「多分意識したんだとは思うけど。」

 「この映画に出てくる怪物は蛙を進化させたような怪獣でかなり不恰好です。

 しかもなにかつるつるしていて気持ちが悪い。」

 「海底地震で離れ離れになったガジュラ親子が一緒になるって言う感じの話だよ。

 ちなみにアメリカらしく悪役は最後の最後に食われちゃうの」

 「なんと言うか、本当に多いですねアメリカの映画はその展開」

 「宿命でしょう」

 「映画自体は悪くないB級映画だけど怪獣の出来が終わってるんだよねぇ」

 「この映画はハリウッド版ゴジラに合わせて出来た映画です」

 「はいはい次行くよ。次は少し変わった所で『パイソン』って映画だよ」

 

 

 「ん?ちょっと待て。その映画は怪獣映画じゃなくて『アナコンダ』をルーツとする蛇映画だぞ。」

 「はい、そうです。ですがスペックが馬鹿げていると言うより怪獣に分類すべきスペックなので紹介する事になりました。」

 「スペック?」

 「はい、この映画に出て来る蛇は怪獣と分類してもおかしくないスペックです。」

 「この蛇ね・・・全長40m、最大時速80kmで動くの」

 「ゲッターロボと言ったところですね」

 「なにそれ?」

 「ゲッターロボの全長がだいたいそのくらいなのですよ」

 

 

 「特撮でいえばウルトラマンの身長が40mですね」

 

 

 「それはたしかに怪獣と言った方がいいわね」

 「さらにこの蛇、口から強酸の胃液を発射できて尾は鉈の如き鋭さを誇るの。その皮膚は飛行機の落下に耐え至近距離の爆発も効かないし、燃えないし、撃っても駄目・・・ロケットランチャーとか装備した特殊部隊も出て来るけど速攻で食い荒らされたの」

 「なんなのその化け物蛇?」

 「まるで死徒・・・いえ、その方がまだ可愛げがあります。」

 「はい、ですから最終的にはメッキ工場の酸の溜まり場に叩き落として倒しています。」

 「この映画はそれなりに支持があったのか『パイソン2』『ボアVSパイソン』と言う感じで続編も作られているよ」

 「ですがCGにまったく進歩が見られない為、駄作になり下がってしまいましたが。」

 「この蛇のCGは『アイスランド』でも使われたんだよ」

 「はあ?蛇なのに『アイスランド』?」

 

 

 「一応説明しておきますか。『アイスランド』は南極に出来た巨大刑務所で削氷作業中に現れた巨大な蛇が刑務所内で暴れ回る映画です。

しかし、とにかく設定が無茶苦茶で出て来た警備兵や特殊部隊の人はガス管を撃っちゃって自滅しています」

 「それだけじゃなくて、こんな極限の地に入れられた囚人達が、何故か主人公の奥さんを助けて散っていくんだよ。」

 「きっと心の優しい囚人さんなんですよ」

 「どんな囚人よそれ」

 「さらに外はブリザード状態なのに蛇は外に出てきて飛行機にまで乗り込みます。」

 「そこまで行くと呆れてくるわね。」

 「さ〜て次はいよいよお待ちかね〜」

 「俺は待っていない!待っていないぞ!!

 「諦めなさい、この映画を出さなければ意味がありません」

 「えっ?なになに?」

 「ハリウッド版『GODZILLA』の登場だよ。」

 

 

 「ああ、なんかトカゲ呼ばわりされてたゴジラね」

 「ご存じの通り、古今東西のゴジラファンから総スカンを食らった映画です。

 ですがモンスター映画としてはそれなりの出来です。

 この映画の一番の失敗点は『GODZILLA』を名乗ったことでしょう。」

 「この映画は第19回ゴールデンラズベリー賞で賞を受賞しているの」

 「へ〜意外ね〜いちおう賞もらってたんだ」

 「いや、意外でも何でもない」

 「へ?なんで?」

 「ですよね」

 「いや、ゴールデンラズベリー賞・・・通称ラジー賞って言うのはな・・・」

 「毎年3〜4月に前年”最低”の映画を選ぶ賞です」

 「ありゃりゃ」

 「その賞はいりませんね」

 「そのラジー賞で最低リメイク賞を貰ったの。高い評価をする人も少なくはないけど・・・」

 「これって現実なのよね。

 「さらに、女優のマリア・ティピロが最低助演女優賞を受賞しています。これが映画界の評価なのです。」

 「は・・・ははははは・・・かける言葉もないわ」

 「さらにゴジラファンで有名なスピルバーグ監督は公開当時のインタビューでこう答えているの

 

 

 「と・・・私は出来れば彼に撮ってもらいたかったんだけど無理だと思うなぁ」

 「なんで?」

 「ファン真理の一つです。

 オリジナルのゴジラこそ真のゴジラでありそれを壊すことは許されないし己の力で作ると言うことが恐れ多いとかそう言うものなのではないでしょうか」

 「でも、スピルバーグ監督の怪獣好きは『宇宙戦争』宇宙戦争で証明されているよ」

 「

 「大阪が宇宙最強都市だって言ってるのよ」

 「なんで大阪ですか?」

 「へー、あの子がですか?」

 「最強"都市"って言ってるわよ・・・」

 「これがその時の記事です」

 「うはは〜大阪強いわねぇ」

 「こういう人に撮ってもらえたらよかったのにね」

 「そう言う意味では、一つ残念な事があります。」

 「残念な事と言いますと?」

 「実はエメリッヒ監督に決まる前に『スピード』スピードのヤン・デ・ボン監督がハリウッド版ゴジラの監督に決まっていたの。」

 「ヤン・デ・ボン監督は生粋のゴジラファンです。

 それゆえ彼の考えたシナリオはゴジラと宇宙怪獣がアメリカで戦うと言う第二期怪獣ブーム期のゴジラ映画を思いださせるようなものでした」

 「さらにその時考え出されたゴジラのデザインは日本のものに限りなく近かったらしいの」

 「え〜ならそれで撮れば良かったじゃん。なんで撮らなかったの?」

 「詳しい事情はわかりませんが、お金が原因のようです。

 いかにハリウッドと言えど出せるお金には限度があります。

 ヤン・デ・ボン監督の構想では予算がかかりすぎたのです」

 「予算っていくらくらい?」

 「下手するとロード・オブ・ザ・リングロード・オブ・ザ・リング ― コレクターズ・エディションThe Lord of the Ringsハリー・ポッターハリー・ポッターと賢者の石より多かったと言う噂も・・・」

 「うわ、それはすごくない?」

 「あ、あ、あ、あくまでも噂ね。」

 「真実はわかりませんが、とにかくヤン監督の構想だとお金かかり過ぎると理由で却下され、彼は降ろされてしまいました。」

 「それは残念ですね。」

 「もし、ヤン・デ・ボン監督のゴジラが作られていれば、ここまで批判されることはなかったと思うんだ。」

 「そして、この映画は”ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃”ゴジラ モスラ キングギドラ大怪獣総攻撃で間接的に・・・

 

 

 「と非難され、”ゴジラファイナルウォーズ”ゴジラ FINAL WARS スタンダード・エディションではゴジラを英語にした『GODZILLA』から『GOD』を抜かれジラという怪獣が登場しますが、ゴジラがジラを倒した際にX星人が・・・

 

 

 「と言われる始末です。」

 「なんでマグロ?」

 「神出鬼没のアメリカ版ゴジラをおびき寄せる時にマグロを使うシーンがあるんだよ」

 「なお、このマグロの台詞はアメリカでも笑いを誘った事から、いかにアメリカのゴジラファンからも支持されていないことが分かります」

 「おそらくエメリッヒ監督は、いつものようにアメリカ万歳マンセーの展開に持っていって、アメリカ軍は強いって言うパターンで行けば売れると思っていたんだと思うの。

 ちょうど『インディペンデンスデイ』インデペンデンス・デイみたいに」

 「ですが、その当ては外れました本来なら3部作になるはずだったこの映画ですが・・・

 あまりのバッシングに続編の制作は打ち切られました。

 エメリッヒ監督はゴジラが何たるかを分かっていなかったのでしょう。

 それゆえにヤン・デ・ボン監督の降板が惜しまれます。」

 「一応、その後アニメで『ゴジラ・ザ・シリーズ』って言う続編が出来て、こっちは敵怪獣と戦っているしジラも火を吹いているんだよね」

 

 

 「これはそれなりに面白かったようですが・・・

 やはり『ゴジラ』と付けるべきではありませんでしたね。

 「じゃ最後に、ぱぱっとタイの映画二つを紹介するね。」

 「一つ目は『ジャイアントクロコダイル』と言う映画です。

 

 

 「この映画に出てくるワニはとにかく大きく尾で家を薙ぎ払うほどです。」

 「だけど出て来るたびに大きさが違うんだよね。」

 「大きさを自在に変えられるとか?」

 「違います。特撮技術が未熟なだけです」

 「この映画も序盤に放射能の影響がどーのこーの言っているからゴジラの影響も少し受けてると思う。」

 「とにかくワニの化け物度が出ている映画です。完全な馬鹿映画なので見るなら軽く見るのがいいでしょう」

 「最後は『ガルーダ』だね。パッケージにはタイ版ゴジラ上陸ってあったよ。」

 

ガルーダ DTSスペシャル・エディションGARUDA

 

 「おや?確か彼らの宗教ではガルーダは聖なるものであったはずですが?」

 「何故あなたが別の宗教の事を知っているのかは不明ですがその通りです。

 この映画ではその聖なるものからあぶれた邪悪なガルーダと言う事になっています。

 天使が墜天するのと似た所がありますね。」

 「ところどころゴジラを意識した作りだけど、肝心のガルーダがあんまり大きくないから少し迫力不足だね」

 「ついでに言えば武器もマシンガンや機関砲が主力で他の武器は殆ど出ていません」

 「でも、悪くはない映画だよこの映画。タイの映画界は明るいんじゃないかな?」

 「そう思います。ですが個人的には回想シーンで出てきたナーガの化け物でも話を描いて欲しいものです。あちらのCGの出来も逸材でしたから。」

 「はい、ということで今回は終了です〜」

 「結構あったわねぇ」

 「本当ですね」

 「これは現在私が把握している映画なのでまだ沢山あるかもしれません。」

 「映画界も奥深いからね」

 「でも、特撮って苦労してるんだね。」

 「一番分かってもらいたい所はやはりそこですね。ちゃちだとかよく言いますが普通の演技とはまた違う苦労があるんです。」

 「じゃあ、次回は・・・どうしよう」

 「ガメラかウルトラマンのどちらかにいくとは思います」

 「うん、そう言う事でまた次回〜」

 「今回は最後にいられました・・・」

 

次があったら→


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