☆路地裏同盟のザ・特撮コンテンツその3☆


 

 

 

 「本部へ連絡をして下さい。・・・海底軍艦はただ今より、ムウ帝国撃滅のため、出撃します!」

 「あ、テッサさん。お役目ご苦労様です。」

 「いえいえ・・・それにしてもこの轟天号・・・持って帰りたいです」

 「あ〜さすがにそれはご遠慮ください」

 「そうですか残念です・・・では失礼します」

 

 

 「と言うわけで今回はゴジラ以外の特撮についてやりたいと思います」

 「上のはなに?」

 「勢いでやってしまった。今は反省している」

 「違います。仕様です。」

 「そ、そうなの?それで今回はゴジラ以外の特撮?」

 「そんなのは沢山あるのでは?」

 「うん沢山あるよ。その中でも映画に限定していくつか見て行こうと思うんだ。」

 「まずはゴジラ以外で東宝が手掛けた怪獣が主役になっている映画をざっと上げて見ましょう」

 「怪獣映画だけじゃないんだけどな・・・それじゃいくよ『空の大怪獣ラドン』、『地球防衛軍』『モスラ』、『大怪獣バラン』、『妖星ゴラス』、『キングコングの逆襲』、『フランケンシュタイン対地底怪獣』、『フランケンシュタインの怪獣サンダ対ガイラ』『海底軍艦』、『怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス』、『宇宙大怪獣ドゴラ』、『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣』、『ヤマトタケル』って所かな?じゃあ、順番に説明するね。」

 「やっぱ、多いわね」

 「まずはゴジラ怪獣の中でもかなり高い知名度を誇り人気も高いラドン初出演の映画『空の大怪獣ラドン』です。

 「この映画最大の特徴は前半部分と後半部分の大きな差異でしょう。」

 「大きな差異?」

 「前半部と後半部ではまるで演出が違うんだよ。

前半は九州の鉱山で首の千切れた遺体が見つかり、行方不明の青年が犯人じゃないかって言うミステリー調の話なの。

結局犯人はメガヌロンって言う大昔の巨大ヤゴでこいつの鋏が人の首をちょん切ったの。」

 「こうして殺人犯が判明するわけですが物語りは急展開を見せます。

メガヌロン退治のため自衛隊の部隊が機関砲を装備して坑道に入った時、坑道が崩れて主人公が行方不明になるのです。

すぐに発見されるのですが、この時点で記憶喪失になってしまいます。

そして、鳥の雛が卵から孵るのを見て記憶を取り戻すのです。

それは坑道の奥の巨大空洞で生まれた巨大な鳥の姿でした。メガヌロンはその鳥の餌になっていたのです。」

 「こうして、巨大な鳥『ラドン』は、プテラノドンの進化した姿だと学者は決定して攻撃を命令したの。

でも結局倒せなくて福岡の街で壮絶な戦いになるの。」

 「この時もゴジラの撮影で使われたようなウエハース製のビルが使われていました・・・

これは軽いのでラドンの羽ばたきを巨大扇風機で起こした時よく飛ぶようにしたものです。

また、一部の建物は燃え易いように『たどん』が使用されていました」

 「たどんって何?」

 「ほら、讃岐の・・・」

 「それはうどん」

 「この映画の怪獣」

 「ラドンは分かってるわよ」

 「え〜っと次鋒・・・ 」

 「レオパルドンはさすがに苦しいわよ」

 「まったく、チョッパリは情緒というものがありませんね」

 「じょ、情緒?」

 「こほん・・・そろそろいいですか?」

 「あはは〜ごめんね〜」

 「まったく、無駄話ばかり駄目ですよルクスさん」

 「あんたが言い始めたんでしょ」

 「えっと・・・”たどん”とは『炭団』と書きます。

これは粉炭にふのりを加えて練り、丸くして乾燥した燃料で燃え易い材質なのです。」

 「さらにこの映画では一つの事故があったの」

 「事故?」

 「最後、ラドンが火山に落ちるシーンでラドンを支えていた糸が切れちゃったの」

 「因みに下は火山の溶岩を表現する為に溶けた鉄が流れている人工火山地帯です」

 「あちゃ〜それじゃ撮り直しじゃん」

 「それが撮り直しにならなかったんだよ」

 「にゃぬ?」

 「どうしてですか?明らかに失敗では?」

 「『災い転じて福となす』です・・・

結果的にこの事故でラドンが力尽きたように火山へ落ちて行く様が撮れ、ラドンが本当に苦しんでいるかのように見えたからです。」

 「『Vを止めるな!回せ!!』って一昔前の映画監督ですか?」

 「いやいや一昔前の映画監督の話だから」

 「円谷監督の凄い所はこういう失敗を成功に変えてしまう所にあったの」

 「中の人も大変ね・・・」

 「中に人などいない!!

 「あ、ラドンの飛行形態は人形操演なんで、本当に中の人はいませんよ・・・人が入ってたらそもそも飛べませんし」

 「・・・」

 「あ、そうか」

 「ちなみに、火山噴火の噴煙を表現するのには意外なものがアイディアの元になりました。」

 「意外な物・・・焚火とか?」

 「それじゃ普通すぎます。湯気ですか?」

 「分かった。ファイヤーダンスだ。」

 「アルク・・・流石にそれはないと思うわ」

 「ボケるにしてももう少し考えて欲しいですね」

 「う、うるさい!!意外なものだと言うからだ!!」

 「残念ですがどれも違います。燃やす事にはなんら関連がありません。」

 「そのアイディアの元はねー、なんと『味噌汁』なの」

 「味噌汁〜!!!?

 「なんでそんなものがヒントになるんだ?」

 「どういうこと?」

 「ほら、味噌汁ってさ、放っておくと味噌が沈殿するでしょ?それを見て、あっと!思いついたの」

 「水に絵の具をたらすと、もやっと色が広がります。

美術の授業で絵の具を使った時にそう言うのを見た事があるのではないでしょうか?」

 「それでね、漏斗の要領で山の模型を”逆さま”にして、模型の側に大量の水を張って後は上から絵の具を流し込むとまるで煙のが火山から本当にあがっているように見えるわけ」

 「へ〜よくもまぁ思いつくものね」

 「映画は閃きが肝心です。

特に特撮どのような事柄でも表現でしなければならないのですから」

 「ラドンに関してはこんなものかな? 次は『地球防衛軍』にいくよ。

 「この作品は正確には怪獣映画じゃないんだけどね」

 「ですがこれは立派な特撮映画ですし、東宝初のロボット怪獣の出ている映画です」

 「東宝初ですか」

 「はい、それがロボットモグラの異名を持つ『モゲラ』です。

このモゲラはドリルと腕を使い穴を掘りながら進むロボットです。武器は目からの怪光線です。」

 「この映画にはミステリアンと言う宇宙人が地球侵略に来たって設定で我らが東宝自衛隊と戦うの」

 「東宝自衛隊?自衛隊じゃないの?」

 「この映画に関しては地球防衛軍なんだけど東宝の特撮映画に出て来る自衛隊は全部ひっくるめてそう呼ばれるの」

 「なんで〜?

 「実在しない兵器が大漁に出てくるからです。

これは東宝の特撮映画以外ではそう言う事がほとんどないため、そう言う名称がつきました。

この『地球防衛軍』では『アルファ号』、『ベータ号』、『マーカライトファープ』が出ています。

それと、正確には『ゴジラ』の続編である『ゴジラの逆襲』に登場した『24連装ロケット砲車』もあります

 「アルファ号とベータ号はミステリアンのドームを破壊する為に作られた特殊兵器で電子砲やミステリアンの怪光線を反射する為の兵器を備えているの。

マーカライトファープは使い捨てのエネルギー反射砲。

だけど、この機械の内一機が地上に登場したモゲラ2号機を押しつぶしているのでこれも戦果になるね。

一号機は防衛軍の作戦で撃破しているしね。

24連装ロケット砲車は『ポンポン砲』の愛称で親しまれた元祖東宝兵器だよ。

機構自体はロケット弾を24連射できるって所だけど結構人気があったのか多くのシリーズに出てるよ。」

 「マーカライトファープもそうですけど東宝自衛隊には数多くのパラボナ兵器が登場しています。さらにそのデザインから人気が高いのです。

 「ちなみに『地球防衛軍』の大まかなあらすじはこんな感じ

 「次は『モスラ』へ移りたいと思います。この怪獣もゴジラ映画を語る上では外せない怪獣です。」

 「人気怪獣だもんね。たががの怪獣なのに」

 「それを言ってはいけません。

寧ろ重要なのはモスラは対ゴジラ戦の戦いがシリーズを通して3勝1敗であると言う事です。

しかもその内の一敗はあからさまにゴジラが強過ぎたからでした。」

 「モスラは弱々しいなりだけどゴジラにとってある意味天敵のような存在だったの。」

 「そんなモスラの初出演がこの映画です。

この映画は欲にまみれたネルソンと言う男がモスラの巫女である小美人をビジネスとして扱い捕らえていました。

そしてモスラはその小美人を取り返そうと街に来て暴れます。

と言うよりも小美人のいる方向に向って進んでいるだけですが芋虫の突進なので微妙に迫力があります。」

 「この小美人を捕らえて〜っていうシナリオは『VSモスラ』でのコスモスと同じ扱いなの。」

 「小美人を追い求めるモスラでしたがネルソンは国外逃亡、そこで東京タワーでマユを作る有名なシーンが出てきます。

そこで出てくるのが架空兵器『原子熱線砲』です。

これはパラボナに原子熱を収束し撃ちはなつ熱線砲でこれでモスラのマユを焼き払うことにしました。」

 「酷い話ね。小美人を返して欲しかっただけなのに」

 「でも、原子熱線砲で焼けたはずの繭からモスラは成虫になって飛び立ちネルソンを追うの。

結局ネルソンは悪党らしく最後まで悪あがきを続けて銃殺されて、小美人を取り戻したモスラはインファント島へ小美人と共に帰りました・・・

めでたしめでたし。」

 「モスラといえばザ・ピーナッツの歌う『モスラの歌』が有名ですが・・・」

 「もすらーやもすらー♪どぅんなんかさーくやん♪いんどーむー♪ってやつね?」

 「ルクスさんなんでそんなこと知ってるんですか?」

 「あれ?けっこう有名じゃない?」

 「正確な歌詞はこっちだけどね」

 「ありゃ?『ドゥンガン カサクヤン インドゥムゥ』って歌詞だったのね」

 「この意味不明の歌詞には、きちんとした意味があるのです。」

 「あったんだ」

 「あれは日本語の詞をインドネシア語に訳して、それをローマ字表示で無理矢理歌っている歌なの。」

 「先ほどの歌詞の部分だとMothra  Ya  Mothra Dengan Kesaktian Hidupmuとなります。日本語では・・・」

 「そもそも、インファント島がミクロネシアに所属しているという設定なので、言語のルーツとしては間違ってないでしょう。」

 「どんどん行くよ〜次は東宝最後の白黒怪獣映画『大怪獣バラン』だよ」

 「白黒という割には色が付いてますね」

 「パッケージのみです。中身はこんな感じです。」

 「・・・あれ?この映画より古いラドンがカラーなのにモノクロなの?」

 「それはこれがアメリカのTV番組向けに作られたものだからなの。」

 「当時はカラー映画こそ放映されていましたが、カラーテレビはまだ普及していない時期だったので、モノクロのドラマ物として作られました。

ところが、向こうでの放映は中止になったのです。

 「なんで?」

 「さあ?詳しくはわかりませんがアメリカ側と折り合いが付かなかったようです」

 「きっと闇の組織のしわざですよ!!

 

 「闇の組織って・・・」

 「知らないんですか。この闇の組織は某議員が指摘するほど有名な組織なんですよ」

 「有名な闇の組織ってどんな組織よ」

 「ごほん、闇の組織かどうかは知りませんが、アメリカで公開するという企画は流れました。そこで映画として繋ぎ合わせたのがこの映画です」

 「バランのデザインはオオトカゲと鬼を意識した神獣なの。

それにバランのデザインは結構オーソドックスでカッコいいの。ムササビの膜さえなければ・・・」

 「なんですかそのムササビの膜というのは?」

 「バランの名称は『むささび怪獣』腕から足にかけて膜のようなものを広げて空を飛ぶ能力を持っているの。

 「こりゃたしかにいただけないわね」

 「水中、地上でも活動が可能で陸海空どこでも闘える万能怪獣だったの。飛び道具は持っていないんだけどね。」

 「しかしこの映画・・・ただの怪獣袋叩き映画と言う印象が残ります。自衛隊のプロモーションビデオと言ってもいいですね」

 「なにそれ?どういう事?」

 「バランの住む湖に近寄っちゃいけないと言ってるのに近づいてバランを怒らせ、いきなり自衛隊を呼び寄せて湖に毒薬ばら撒いて燻りだし、戦車や24連装ロケット砲車を持ち込んで攻撃、さらに海に逃げ去った後も空自のロケット弾攻撃、海自の艦砲射撃に爆雷攻撃を繰り返す。そして羽田空港に上陸したら、また圧倒的な火力で袋叩き、最終的には体内に爆薬を飲ませて内側からドカン・・・これってどう思います?」

 「き、聞くだけで怪獣が可哀想ですね(´・ω・`)カワイソス」

 「さらに劇中気になる点がいくつも見えます。例えば最初の湖での戦い。

砲撃に耐えるバランを見て主人公が知り合いの教授に『先生、機関砲やバズーカぐらいじゃビクともしません』と話していますが・・・

盛大に迫撃砲、牽引の大砲、戦車砲やロケット弾の連続発射までやっています。」

 「そ、それはどうかしら」

 「他にも海自の哨戒艇うらなみのすぐ下をバランが通過。その後にバランをちゃんと感知しているのに、主人公は『バランめ・・・また奇襲にきやがったな』なんていってるんだよ。

さらにこのうらなみの艦長は迫ってくるバランを見て震えるように『うううう、撃て!』って言っているし・・・どう見ても射程距離外なのに機関砲を乱射しているの。」

 「そいつらは本当に訓練を受けているのか?」

 「極めつけは終盤、バランが特殊爆薬の至近距離での爆発で倒れた時の事です。皆が『やったぞ!』とよろこんだ後バランに画面が移り変りました。その瞬間、バランが動いてもいないのに、ロケット弾を連射する音が鳴り響いたのです。」

 「・・・なんかあちゃーって感じね」

 「ですが弁護の余地はあります。これが元々テレビ向けだったので映画ほど予算がかかっていなかったり、シナリオ上齟齬があったりしたのではないでしょうか?」

 「結局この映画は不完全燃焼に終わり以後デザインが良いにもかかわらず『怪獣総進撃』怪獣総進撃での僅かな出演を除いてバランは出てこなくなったの。」

 「あれ?どっかで復活するとかしないとかそんな話があったような・・・」

 「それは『ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃』ゴジラ モスラ キングギドラ大怪獣総攻撃の時の事ですね。

当初のプロットではモスラとキングギドラは存在せず、モスラのかわりにバラン、キングギドラのかわりにアンギラスと言う設定だったのです。

ですが東宝の無能なお偉いさんの横入れで人気怪獣を出せと言う事になり設定があの用になりました。私はせめてモスラにしなければ・・・と言う思いでなりません」

 「さて、次の映画へ行くよ。次は『妖星ゴラス』・・・

 「言ってしまえば日本版『地球最後の日』とか『アルマゲドン』だね」

 「この映画は馬鹿でかい巨大彗星ゴラスが地球に迫ってくるのでそれを回避しようとする人たちの物語です。

このゴラスがかなりとんでもなくて星とぶつかってもまったく質量を減らさず突っ込んでくる化け物彗星で破壊する方法がないと言う事になったの」

 「じゃあどうしたんだ?」

 「地球を動かしたの」

 「はい?」

 「だから南極にロケットエンジン装着して地球ごと回避したの」

 「・・・とんでもない避け方ね」

 「アメリカでもそんな事やらんぞ」

 「無責任大統領タイラーでは銀河系ごと回避しますけどね」

 「なにそれ?」

 「知らなきゃよいです。」

 「しかし南極で火を焚いたため、何故か巨大セイウチ怪獣のマグマが復活してロケットを壊しにかかります。」

 「そんな変な危機を作らなくても・・・」

 「いいんです。代行者・・・順調に進んだら楽しくないんです」

 「普通に故障にすれば良いじゃないですか」

 「言ってしまいましたね、代行者」

 「あ・・・」

 「特撮を否定するような発言はこうです(ポチ)」

 「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!やっぱりぃぃぃぃぃぃぃ!!

 「今度はどこに繋がっているの?」

 「(俺は何も見てない何も聞いてない)

 (お約束とはいえシエルさん大変ね)

 「そんなこんなでどうにか回避しますが、接近時の重力で世界中に被害が及んでいます」

 「紹介はしないけどこの破壊シーンは『日本沈没』『ノストラダムスの大予言』なんかに匹敵するぐらい派手なの。」

 「ちなみに『ノストラダムスの大予言』ではあまりの火薬量にスタジオを一つ燃やしてしまったと言うエピソードが残っています」

 「さて、さくさく行くよ〜次は『キングコングの逆襲』だよ。

 「この映画は『キングコング対ゴジラ』でキングコングの権利を借りたから期限が切れる前にもう一作と言う事で作られたの」

 「ちゃっかりしてますねぇ」

 「ほんとね。」

 「この映画自体は『キングコング』に悪役のドクターフーを登場させて、さらにキングコング似のロボットメカニコングを出しただけの映画なんだけど、映画の序盤にちょっとした見せ場があるの。」

 「見せ場?」

 「映画の序盤、大ダコが登場するんですよ」

 「ああ、酢漬けね」

 「え、ええまあそうです。これは『キングコング対ゴジラ』やウルトラQででも出て来ているのですが・・・」

 「なにか無駄にリアルなタコですね。」

 「ああ、そう言えば映画を見てそんな感じが・・・ってまさか」

 「志貴の考えている通り、あのタコは本物を使って撮影しています。」

 「そりゃリアルにもなるわね。」

 「さらに、この大ダコがアメリカで人気が出たので後に何度かこの大ダコが登場する映画があります」

 「それが次に紹介する『フランケンシュタイン対地底怪獣』『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』だよ」

 「フランケンシュタイン?あの博士の事か?」

 「ええ、本来であればそうなるのですが・・・日本おいては少し違うのです」

 「どういう事だ?」

 「フランケンシュタインを博士ではなく怪物のほうと認識しているので、こう言う題名になっているのです」

 「どう言う事それ?」

 「簡単に言えばフランケンシュタインの怪物にはドラキュラや狼男と言った固定の名前がないからと言うのが理由だね。固定の名前がないから表現しづらい、だから映画のタイトルがこんな感じになるんだよ。」

 「ふんがふんがフランケン〜ザマスザマスのドラキュラ〜そうでガンスの狼男〜♪俺たちゃ怪物3人組だ〜♪」

 「怪物くんに出てくる怪物もフランケンって名前だったわね」

 「う〜む、日本人のそう言う側面がよく分からん。」

 「さて、まず『フランケンシュタイン対地底怪獣』ですがこちらはベネディクト・プロとの初の日米合作の怪獣映画です。

よって最初から海外に向けて配信される事が決まっており、国内向けと海外向けのエンディングが違うのが特徴です」

 「映画のフランケンシュタインだけど本当はゴジラと戦う予定だったんだ。

でも企画途中で別の怪獣に変更されたの。それが地底怪獣バラゴンだよ。

 「バラゴンは見た目はそれなりに愛くるしい顔をしているけど、とてつもなく危険な怪獣で体長こそ25mとゴジラの半分しかないけど、その分ジャンプ力があったり動きが素早かったりする上に人を食べるんだよ。」

 「人を食べる?中国人ですか?」

 「やめなさいよ、怪獣に失礼よ」

 (怪獣のほうかよ・・・)

 「実際、バラゴンが人を食べたと思わしきシーンがありその時は家畜の鶏と一緒に食べたのか大量の羽毛を口に付けていました。」

 「うわ、まるでギャオスだな」

 「なんで内藤が?」

 「ギャオス内藤?またマイナーなところから引っ張ってきたわね・・・」

 「ギャオスと言えばもちろんこっちだよ」

 「なんでギャオスなの?」

 「ガメラに出て来るギャオスも人を食う描写があるんだ。平成版も昭和版も」

 「この次に紹介する『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』のガイラも人を食べるシーンがあるの。今だと残虐すぎて放送できないかもね。」

 「このバラゴンに主人公達が襲われそうになった所をフランケンシュタインが助けにはいって、バラゴンと大格闘戦の末勝つんです。

そして国内向けと海外版の最大の違いは大ダコがラストに出てくるか否かです。」

 「タコキタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!」

 「後にこのタコが出るバージョンが日本のテレビでも放映されました。

しかし残念ながらビデオで見れるのはこの大ダコが出るバージョンで、出ていないほうのラストは見た事がありません。

ちなみに大ダコバージョンではタコに絡みつかれてフランケンシュタインが大ダコと共に海に転落して浮かんで来ないと言う感じで終わります。」

 「は〜そうなんだ」

 「次にこの映画の姉妹作『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』を紹介するね。」

 「ちょっと待った。続編じゃなくて姉妹作?」

 「う〜んその辺良く分かんないんだけど、サンダの成長過程に何らかの問題があるらしいの。」

 「サンダとガイラは人型の怪獣で特にガイラは人を襲って食べます。

さらに本編序盤では大ダコを引きちぎっています」

 「ある意味フランケンシュタインの敵討ちだな。」

 「サンダは山に住んでいる人の手で育った心優しい怪獣、ガイラは海で化け物と戦いながら育った荒々しい怪獣です。

一応兄弟怪獣なのでサンダがガイラを庇うシーンもありますが、最終的に殴り合いに発展して両方とも自衛隊の攻撃で葬る事になりました。」

 「そしてこの映画は怪獣同士の殴り合い意外にも、もう一つ売りがあるのそれが・・・」

 「東宝自衛隊架空兵器史上最高傑作と名高いメーサー殺獣光線車です

 「、琥珀さん」

 「あは〜下で待機しているだけではつまらないので来てしまいました。」

 「代行者はどうしました?」

 「ここで氷像になっているのがそうじゃないか?」

 「ありゃ〜こりゃ見事に凍っているわね」

 「その内溶けるでしょ。気にしてはいけません」

 「では、メーサー殺獣光線車について説明しますね。メーサー殺獣光線車は東宝おなじみとなったパラボナ型の兵器です。」

 「ああ、上で説明している原子熱線砲とかマーカライトファープとかの事ね。」

 「はい。その概要は牽引用の車両とパラボナ砲塔の車両による2両で構成されています。陸自所属の兵器で元はミサイル迎撃用に開発されたとされています。

ちなみにメーサーと学術的には、誘導放射によるマイクロ波増幅器でその名の通りメーサー殺獣光線はマイクロ波の収束光線です。」

 「ミサイルの迎撃用?」

 「未確認情報なんですけどそう言う話もあるんですよー志貴さん。この映画ではガイラの細胞を焼き殺す為に登場しました。」

 「これはフランケンシュタインの細胞を残らず焼き払う為の措置でした。

メーサー殺獣光線車の有名な描写は、木々に命中するとその木々を薙ぎ払って敵怪獣に命中する事です。」

 「あ〜シオン。それ言おうと思ったのに。」

 「元々今回の講義は私達路地裏同盟の企画ですから。」

 「う〜・・・仕方がありませんね・・・またしばらく裏方に戻りましょう。メーサー兵器が出たら呼んでくださいね」

 

 

 「う〜ん、メーサー系の兵器は元々人気が高いけど琥珀さんもそうだったんだね。

じゃあ、次へ行こうか次は『海底軍艦』こっちもファンの間で有名な海底戦艦『轟天号』が出て来る映画だよ。」

 「話の内容としては・・・

 かつて海に沈んだムウ帝国が、元々は自分達の植民地である全世界を渡せと言ってきた事から国連軍とムウとの間で戦争が起きるんです。ですが国連軍では歯が立ちませんでした。そこでムウ大陸を攻撃するのに選ばれたのが、旧大日本帝国海軍が秘密裏に製造していた海底軍艦『轟天号』です。旧日本軍で構成された轟天号のスタッフは、当初その命に耳を傾けずアメリカへの復讐を誓っていたのですが、最終的にはムウ帝国撃滅の為に出撃し、戦いを挑む事になります。」

 「この轟天号の発進の時の台詞が、冒頭でテッサさんが言ってくれた『本部へ連絡をして下さい。・・・海底軍艦はただ今より、ムウ帝国撃滅のため、出撃します!』というセリフ。このシーンはかなり萌え萌えなの。」

 「燃えの字が違うわよ・・・」

 「因みに海底軍艦と言うのは元は押川春朗氏の書いた小説が原作です。

こちらでは轟天ではなく電光艇になっていますし、艦首はドリルではなく衝角でした。

はっきり言ってしまいますと戦争前の小説がモデルなので映画では殆ど原型がありません。マンダもムウ帝国も出て来ませんし。」

 「轟天号も東宝の架空兵器の中ではその洗礼されたデザインが人気なの。このドリル戦艦って言うのは別作品にも出てくるよ。

スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATIONに出てきたスペースノア級三番艦『クロガネ』の艦首超大型回転衝角もモデルはこの轟天だよ。」

 「この映画は古き帝国であるムウ帝国と日本軍の残した轟天号でかつての大日本帝国を皮肉った映画でもあります。

なお、いろいろ武器を積んでいるらしいのですが艦首のドリルと冷凍砲以外殆ど使ってないので少し勿体無いです。」

 「さて次に行くよ〜次は『怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス』だけど・・・これどこのお店でも見たことないのよね」

 「円谷プロダクション創立10周年に作られた映画なのですが、ポスターなどを見ると怪獣のデザインが投げやりですね・・・正直どういう作品よく分からなかったです。レビューを読みましたがあまり良い作品とは言えなかったようです。

見ていないのでどうこう言えませんが。」

 「次に行くよ〜次は『宇宙大怪獣ドゴラ』ある意味東宝怪獣史上最強の怪獣かもしれないよ。」

 「最強?ゴジラじゃなくて?」

 「ドゴラはその特性上ほぼ無敵の怪獣なのです。

炭素をエネルギー源としている宇宙細胞の結集体の怪獣なのですが理論上無限に大きくなります。

さらに下手に物理攻撃を行えば分裂して増えると言うまさに悪夢のような怪獣です。

ちなみに宇宙怪獣としての登場はあのキングギドラよりも早く東宝映画初の宇宙怪獣でもあります。」

 「燃やしちゃえばいいんじゃないの?」

 「それは無理です。何せ世界中の大都市の空に現れていますから。

それにほぼ無限代に巨大化するドゴラを燃やしきる武器がありません。

核でもいいんですが、爆発の影響で分裂してしまっています。

しかもクラゲに似た姿とは裏腹にかなりの怪力で橋などを破壊しまくっています。」

 「ちょっと待て。何だその無敵設定はこちらの攻撃はまったく効かないのに向こうからの攻撃は通るとはまさに悪夢だな。」

 「ですがそのラストは少し悲しいものがありました。」

 「と言うと?」

 「ドゴラの弱点が蜂の毒だったんです。」

 「そりゃまた意外なものが弱点だな。」

 「これを大量散布して倒したのです」

 「大量破壊兵器ですね。さすが日帝は考えることが過激です」

 「やめなさいって・・・」

 「ま〜蜂の毒散布して倒して大丈夫なの?とも思うけど、その辺は特撮的お決まりだから無視したほうが良いね。

あと007シリーズの影響があったのか人間ドラマや宝石強盗団とのアクションシーンなんかが結構面白いと言う特徴もあるね。」

 「ドゴラの評価はまちまちですが初の宇宙怪獣としては物足りないと言うのが正直な点ですね。」

 「次は『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣』だけど・・・

 「これもどういえばいいのかわかんないや」

 「形としては南海の孤島で宇宙アメーバに乗っ取られた烏賊や蟹や亀が怪獣化して襲ってくる映画ですが・・・それ以上の事が言えるような映画じゃありませんね。

とにかく何故か遺棄されていた旧日本軍の機関砲がいきなり出て来たりするんです。

そんなものがあるのならゲゾラが村を襲ってくるのが分かった時点で持って来ればよかったと突っ込みたくなります。」

 「最終的にはイルカやコウモリの発する超音波に弱い事が分かって、コウモリを使って狂わせて火山に怪獣が落ちて終了〜って映画だよ」

 「特撮として見るべき点もなく、しいて言えばカメーバのデザインが中々よかったぐらいです。」

 「悲惨な評価だな」

 「そんな鍋で食べられるような怪獣ばっかじゃ盛り上がらないわよねぇ」

 「イカやカニはわかりますが、亀を鍋にするのですか?」

 「すっぽんよ、すっぽん。すっぽん鍋ってあるっじゃない〜」

 「・・・カメーバはすっぽんじゃないのですが・・・まあ、いいです」

 「最後は『ヤマトタケル』だね。これは他の映画と違って90年代に作られた新しいほうの映画だね。」

 「この映画は日本神話とヤマトタケルの物語を合わせた特撮映画です。」

 「この映画ではヤマトタケルとツクヨミノミコトが冗談のように目からビームを撃ちまくるんで失笑しちゃうような映画なの」

 「目からビームって・・・」

 「志貴〜なんであたしの方を見るのよ」

 「いや、なんでも・・・・」

 (猫アルクですか)

 「この映画ではヤマトタケルやヤマタノオロチなんかよりも物語り序盤のボス『クマソガミ』の造型が凄いの。

 「何しろ剣の部分はジュラルミン製で出来ていたから、中に入っている人はよろけない様にするので必死だったそうなの」

 「クマソガミは背を高く見せる為に高下駄を使用したため踏ん張りが効かなかったので余計大変だったそうです。

デザイナーの方は人間の体系に近かったからやりやすかったんじゃないかと思ったらしいのですが、現実はうまく行かないものです。」

 「ね〜ね〜ヤマタノオロチは?」

 「あれはキングギドラの首を8つにしただけって感じだったね。

しかも最終的な対決はよくわかんないうちに巨大なロボットみたいなのにヤマトタケルが乗り込んでそれでオロチを倒したんだから」

 「直接的な繋がりはありませんがアニメ版のヤマトタケルヤマトタケル 究極DVD-BOXに連動して作られた企画です。」

 「ふ〜ん。こうやって見ると東宝ってゴジラ以外の怪獣映画をこんなに作っていたんだね」

 「少し見てみるといいかも知れないな。隠された名作なんかが眠っているかも知れない」

 「新しければいいと言うわけでもないと言う事か」

 「古き物があってこそ新しい者が生まれるのですね」

 「温故知新?らしくない言葉ね」

 「アイゴー!!私だってたまにはまともな事言えます!!」

 「たまにはね」

 「(どうでもいいから早く助けてください!!身体機能が麻痺します!!)

 「じゃあ、今回はこの辺にして置こうか」

 「次回は東宝以外の怪獣映画特撮映画を見て行きたいと思います。」

 「それでは〜」

 「(弓塚さ〜んわたしをたすけなさ〜い)

 「代行者・・・心配しなくても次回には戻ってますよ」

 「相変わらず酷いわね」

 

 

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