ルリ先生の補習授業

ガイナックスキャラの中ではこのコが一番可愛いと思います!

 「へい、らっしゃいっ!

 「・・・・・・・・・」

 「お客さん、何にします?」

 「アンタ、こんなところで何やってるの?」

 「何って・・・ウチはラーメン屋の屋台ですけど」

 「そうじゃなくて・・・」

 「塩ラーメン下さい」

 「醤油一丁ぉ♪」

 「味噌一丁♪」

 「ニンニクラーメン、チャーシュー抜き・・・」

 「おい、あんたらもラーメンなんて注文してんじゃないわよ・・・!」

 「できたぞユリカ! 運んでくれ」

 「うん、わかったわアキト。 はい、テンカワ特製ラーメンお待たせしました!」

 「わぁ、美味しそう。・・・って、どうしたんですアスカさん。顔がブスですよ」

 「誰がブスよっ!」

 「おい・・・」

 「はい?」

 「俺にもラーメンを一つ頼む。メニューは任せた。

お前の一番得意なヤツで勝負だ。見事俺に「う・ま・い」と言わせて見ろ」

 (・・・なんだ、この男。目つきが鋭い。・・・だがなんだろう、この鼓動は。俺はこいつに怯えているのか・・・・?いや、酷く懐かしい感じだ・・・。これは一体・・・)

 「ちょっとアンタたちも勝手に話進めないでよ!このコンテンツは補習授業なのよ!わかってる!?」

 「どうした?料理人(コック)ともあろうものが、客のオーダーから逃げるつもりか?」

 「聞けよ人の話。つーか誰よアンタは。

ったく・・・なんでこのコンテンツのキャラは全っ然、人の話を聞こうともしないのよっ!」

 「ナデシコのクルーに選ばれるような人に、普通のことを期待するのが間違っていると思います」

 「あたし達はナデシコのキャラじゃねぇっつーの・・・」

 「わ、わかった・・・。テンカワ特製スタミナスペシャルで勝負だ・・!

ユリカっ! 野菜を出してくれっ!」

 「う、うん!」

 「ふん、このキング・オブ・ハートを生半端なラーメンで「う・ま・い」と言わせることができると思うなよ」

 「キング・オブ・ハート?それって確か・・・」

 「コロニー格闘技の覇者に与えられる称号ね。ということは彼はあのドモ―――」

 「ヤマダさん。何やってるんですか、そんな変装なんかして」

 「ガイ!? ガイだってっ!?

そう言えば声がそっくりだ・・・。ほ、本当なのかガイっ!」

 「え? ヤマダさんって死んだはずじゃ・・・」

 「声紋チェック完了。同一人物と認められました」

 「ヤマダ?知らんな。俺の名はドモン・カッシュ。ヤマダなどではない」

 「ヤマダ=ジロウさん、また魂の名前ですか?

ダイゴウジ=ガイという名前が飽きたんですね。

その気持ちはわかりますが、あんまり偽名をもたれるとこっちも混乱するので、どれか一つに絞って欲しいのですけど・・・」

 「何をわけのわからんことを・・・。それよりラーメンはまだか?」

 「ガイっ!何で生きてるって知らせてくれなかったんだっ!

ホラこれっ!お前がずっと欲しがってたゲキガンガーのナナコちゃんフィギアっ!」

 「フィギア?」

 「あ。あれレアアイテムだ」

 「そうなの?」

 「ハンドメイドの高価なアイテム。あれだけのクオリティなら数万円はするわ・・・」

 「いるの? そんなもん欲しがるヤツ・・・?」

 「いますよ。でも需要が少ないから値段が高いんですよ。大量生産できないから。

第三次産業革命の影響がこんなところまで響いてるんですね。需要が多種少量になって、みんな苦労してるんだなぁ・・・」

 「俺はそんなもの欲しがってなどいないっ!そんなことよりも早くラーメンをよこせっ!」

 「ガイっ!どうしちまったんだっ!以前のお前ならそんな軟弱なセリフは言わなかったっ!

女のコが見てようと平気でゲキガンガーについて熱く語り始めてたじゃないかっ!

どうしちまったんだよガイっ!」

 「うわ、痛っ・・・」

 「あそこまで痛いと逆に新鮮かも・・・」

 「いい加減にしろ・・・!俺はラーメンが喰いたいだけだ。さっさと作らないのならば―――」

 「・・・。そうか、わかったよガイ。

男は言葉でなく、拳で語るものなんだな。お前がよく言っていた」

 「――― 他の店へ行く・・・なぬ?」

 「勝負だガイっ!俺がどれだけエステバリスの操縦が上手くなったのか見せてやるっ!」

 「ほぉ? 何を言っているのかさっぱりわからんが、何が言いたいかはよくわかった。

そのファイト、受けてやろう」

 「ああ!勝負だガイっ!ここで待ってろっ!エステを持ってくるっ!」

 「ふん、何者か知らんが、挑戦されれば受けるのみ。

ガンダムファイト国際条約第六条、「国家の代表であるガンダムファイターはその威信と名誉を汚してはならない」

敵前逃亡は士道不覚悟っ!

 「それってガンダムファイターじゃなくて新撰組・・・」

 「出ろぉおおおおおお!

ガンダぁぁぁああああああムっっ!!

パッシ―――――――ンっ!(指パッチンの音)

 「キタ――っ! リアルロボットにあるまじきス―パー系ガンダム!」

 「うーん、エヴァといい勝負よね。アホさ比べなら」

 「・・・あれと同レベルかよ」

 「ふふふ。待たせたなガイ。腕を上げた証拠を見せてやるぜっ!」

 「ふん。いい気迫だな。ではいくぞっ!

ガンダムファイトぉっ!

 「レディぃっ!

  「ゴォっっ!!

どぉおおおおん!

ちゅどおおん!

バリバリバリっ!

 「ああ・・。わたしのために二人が争うなんて・・・。

ごめんねアキト。わたしの美貌があなたを危険に巻き込んでしまった。

ああ・・・。わたしって罪な女・・・」

 「自分で言うか?普通」

 「ホント、いい根性してるわ」

 「・・・バカ?」

ちゅどおおおんっ!

どごおおおんっ!

 「さて、お腹もいっぱいになったことですし、授業をはじめましょうか」

 「・・・・ねぇ」

 「なんでしょう?」

 「止めなくていいの、あれ?」

 「男のタイマン邪魔する奴は馬に蹴られて三途の河って言うでしょう?」

 「言わないわよ」

 「言うんです。それに止めるって言っても、あれをどうやって止めるんですか?」

 「はあああああっっ!!バルカンッ!!

TATATATATATATATATA!

 「被弾っ!? いや、かすっただけか・・・!」

 「たかがバルカンなのに気合入ってるわねぇ。アスカも真似したら?

プゥゥゥゥログレッシグゥゥ!!ヌァァアアアアイフっっ!!とか。ひょっとしたらシンクロ率上がるかもよ?」

 「絶対嫌よ・・・」

 「もらったぁ―――っっ!!

俺のこの手が光って唸るっ!お前をブチのめせと輝き叫ぶっ!

キング・オブ・ハートっ!シャァァアアアイニング! フィンガァァアアアっっ!!

どごおおおおんっっっ!!

 「!! 当たるかよっ!」

 「何ぃっ!かわしただとっ!?」

 「そんなセリフの長い武器が命中するほど、こちとら回避率は低くないぜっ!

今度はこっちの番だっ! 喰らえっ!ゲキガンフレアぁぁああっっ!!」

ちゅどおおおんんっ!

 「分身殺法っ、ゴぉぉッドシャドぉぉおおーっ! 

どうしたっ! そんな攻撃では俺のシャイニングガンダムには触れることもできんぞっ!」

 「バカな・・・・!ガンダムなのに分身するなんてっ!?

っていうか、シャイニングガンダムに分身なんてできるわけが・・・!」

 「これも修行の成果だっ!

流派東方不敗に不可能の文字はないっ!

 「すでになんでもありかい・・・」

 「だからあんなもんに付き合ってると疲れるだけですって。

では授業を続けます。

この授業は『中東情勢』についてです。

前回の授業からでは説得力は皆無でしょうが、近代の中東情勢と日露戦争には大きな関係があるのです。

いえ、日露戦争無くして、現代の中東情勢は在り得ないと言っても過言ではありません。

この日露戦争はオスマントルコ帝国を起源とする国々の間や北欧では、伝説の戦いと化してます。

日露戦争の勝利は、現在の、そして当時の日本人の想像を遥かに越えたショックを世界に与えたのです。

日露戦争が嫌いな国は世界中でロシア、中国、北朝鮮、韓国くらいなものです。

世界の歴史の転換期とも言える日露戦争の影響が、今日でもトルコには残っています。

トルコの大都市イスタンブールでは、日本連合艦隊総司令官東郷平八郎の名を取り、「東郷通り」

日本陸軍乃木(のぎ)将軍の名を取って「乃木通り」が作られたそうです。

子供や店の名前を「トーゴー」や「ノギ」とつける人さえもいます。

当時の新聞記事を見て見ましょう。

 

 

『日本の日露戦争での勝利は、「アジアは泰西文明(欧米文明)に達する資格なし」とする欧米諸国の偏見を無効にした点で、同じアジアの一員たる自分達を勇気づけた。 (中略) 日本先帝陛下(明治天皇)は露国(ロシア)を撃破したる後、アジア全般に立憲思想を普及せられたるが、日本の立憲政体に倣(なら)いたる最初の帝国は波斯(ペルシア)にして、土耳其(オスマン-トルコ)、之に次ぎ、清国は最後に日本の顰(ひそみ)に倣いたり。抑(そもそ)も波斯、土耳其、及び清国の三帝国は終始露国の圧迫威嚇の下にあり (以後略)
(ペルシア・『ハブラル-マタン』紙 1912(大正1)年8月15日付)

 

 

 「凄い評価ですよね。

日本とロシアの戦争なのに、扱いはまるで黄色人種と白人の戦争みたい・・・」

 「当時のトルコは西欧やロシアの圧迫を受け、半植民地化されていました。

1878年 サンステファノ条約締結。ロシアと停戦。ルーマニア、セルビアなどが独立。

1881年 チュニジアをフランスに割譲。

1882年 エジプトをイギリスに割譲。

かつて十字軍との戦いにも勝利し、世界最強の大帝国だったオスマントルコも19世紀末期には形だけとなり、分割された上に民族自決だの、独立宣言だのという欧米諸国の甘い言葉に煽られて戦力はバラバラになり、民族紛争が耐えませんでした。

もちろん欧米諸国の人間が全て悪人だった、ということはもちろんありません。

善人も多かったでしょうし、宗教を根底とした生活で今よりモラルは高かったかもしれません。

しかし、それはあくまで個人レベルの話。

「テッサ先生の補習授業」、「ソフィア先生の補習授業」を受けた人なら理解しているでしょうが、当時の世界は『軍事力が弱い国は植民地にされ、強い国はさらに力を求めて戦争を繰り返す』という戦国時代でした。

信長や秀吉の時代とまったく変わらない、力こそ正義の論理しか作用していなかったのです。

この力の倫理しか働いていない国際社会にも一応のルール、すなわち国際法が存在しました。

しかし、ここで確認しておかねばならないのは、この国際法がどこで発生したか?ということです」

 「はーい!ヨーロッパだと思います」

 「その通り。

では、当時のヨーロッパは弱肉強食の戦国時代だったことを考慮して19世紀、すなわち幕末から明治にかけての頃の国際法を――――」

 「説明しましょう」

 「・・・・・」

 「な〜にルリちゃん?そのなんだこいつって目は?」

 「そのままです。なんでイネスさんがここにいるんですか?」

 「説明したいから。以上」

 「・・・・・・・・」

 「・・・・なんで『ナデシコ』のキャラってこんなのバッカなのかしらね」

 「大丈夫。誰かさんよりはマシ。精神崩壊しないもの」

 「あんたさっきから一言多いのよっ!!」

 「とりあえず、現代の中東情勢を語るには幕末ペリー来航まで遡らないといけないわ」

 「またえらく遡るわね、いいじゃないの第二次大戦後からで」

 「だって第二次大戦直後の中東情勢を語るにはその前から語らないといけないでしょう?

トルコやエジプトの近代化は明治日本をモデルにしているから、まずそこから話さなきゃいけないのよ。

本来ならアブラハムがヤファエに十戒を貰った辺りからやるのが一番なんだけど、そうなると収拾がつかないしね」

 「ちょっといいですか?」

 「な〜にルリちゃん。言っておくけど説明役は渡さないわよ」

 「そんなもんが欲しければあげます。

それより先ほどの発言ですが、十戒を授かったのはアブラハムではなく、モーセではないのでしょうか?」

 「心無い突っ込みどうもありがとう

さすが軍事オタクね。どーでもいい知識だけは腐るほど持っているわ」

 「わたしは軍事オタクではありません。

軍事オタクというのは、リアル系よりスーパー系だよ、とかいう個人的趣味を実際の軍事に反映して、ガンダムよりデカい化け物戦車を作らせた某第三帝国の独裁者みたいな人のことを言うんです」

↑ 某第三帝国の独裁者

↑ ガンダムよりデカイ化け物戦車

 「というわけで、世界レベルから見ればまだまだグリーンゾーンです。

っていうか日本に軍事オタクの人なんていませんよ。

趣味のレベルで楽しんでいるだけなら、それはオタクではなくただの一般人です。

軍事オタクとは、国の財産をおもちゃにしている連中のことを言うんです」

 「・・・あのチョビ髭は職権乱用してこんなことまでしてたのね・・・。

何よこの怪物は・・・?

何メートルあるのよ、これ? 座っている人間がだいたい170〜180センチくらいとしても・・・」

 「全長10.09m、全幅3.67m、全高3.66m、重量188t、128mm砲装備。

超重戦車マウスっ!ここまでデカいのに、なぜか名前は『ねずみ』!

 「ドイツ軍が誇る究極の箱型決戦兵器

開発は極秘裏に行われたわ。

枢軸国の切り札よ」

 「箱型決戦兵器って・・・。

まぁ、間違いじゃないだろうけど・・・。

こんなんが切り札かよ・・・」

 「作ったのはいいが結局実戦投入はされず、全輌のうち片方は自爆、片方はモスクワの博物館行きという、まさに未完の最終兵器!くぅぅうう!燃える展開っ!!」

 「・・・・・・・ただの失敗作じゃないの?」

 「ひっどぉい。これは間違いなく世界一のスーパー系戦車ですよ?

日本だって「戦艦大和」作ってたじゃないですか」

 「おそるべし枢軸国。

頭の中身は同レベルだったのね・・・。何考えてんだか・・・」

 「というわけでこのマウスが量産の暁には、(ソビエト)連邦軍など軽く蹴散らすことも可能でした!」

 「いや、絶対無理だろ・・・」

 「搭乗者(パイロット)は5人いるし、スパロボなら使えるユニットかも・・・」

 「使えねーよ、っていうかお前が使えねえよ

『激励』とか『補給』くらい覚えたらどーなの? そんなんだからあんたは二軍なのよ」

 「いい。どーせわたしは途中で抜けるもの。

それにアスカだって二軍のくせに。エヴァチームで使い物になるのは碇君だけよ・・・」

 「ぬあんですってぇー!このアスカさまのどこが馬鹿シンジに劣ってるっていうのよぉっ!」

 「乗ってるユニットがねぇ。弐号機じゃちょっちパワー不足かも。ガンバスターは恐ろしいほど強いけど・・・」

 「えへへ〜♪ コーチの作ったガンバスターですから」

 「ったく・・・。なんでこんなにユニット性能に差があるのよ。不公平にもほどがあるわ。

あたしだってガンバスター並のユニットに乗れれば活躍できるってのに・・・!」

 「というわけで、この戦車に乗れば大活躍間違いなし・・・。

5人乗りなら精神コマンドも使い放題・・・」

 「こんなので活躍できるかぁー!」

 「搭乗者は碇君と、わたしと、アスカと、鈴原君と・・・・もう一人は・・・」

 「♪ 覚えていますか♪ 目と目が合ったときを♪ 

 ♪ 覚えていますか♪ 手と手が触れ合ったとき♪

 「・・・・・」

 「歌はいいねぇ。歌はプロトカルチャーが生んだ文化の極みだよ」

 「出たわねホモ男」

 「根拠の足りない言いがかりはやめてもらえないかな。

おっと君に足りないのは胸のサイズだったかな?」

 「――――っっ!あんたに足りないのは人を思いやる心がけよっ!」

 「どうやら君に足りないのはオツムの方だったようだね。ところで僕のシンジくんはどこかな?」

 「わたしの碇くんなら向こうで寝てるわ。

ちょっと首の角度がありえない方向へ曲ってるけど、まぁギャグ小説だから死にはしないわ・・・」

 「これって小説だったんだ。初耳」

 「会話文がほぼ100%を締めていて、一行につき一つの挿絵がある小説・・・」

 「誰一人として小説とは思わないわよ?」

 「これは小説ですよ。誰がなんと言おうと、わたしは小説と言い張ります

 「だから誰も認めてくれないんだって」

 「わたしが認めます。これだけは譲れません

 「なんか妙なとこだけ意地張るわね」

 「ポリシーは人の生きるサガ。それでいい。そうやって人は自分と世界を切り分け、己のアイデンティティを確立していく・・・」

 「何わけわかんないこと言ってるのよ。

しっかし、いくら命令だからって、こんな戦車を作った奴は頭イカれてるわよ、何考えてるんだか・・・」

 「ちなみにこの戦車はポルシェですよ」

 「ハァ? これが?何言ってるのよ、ポルシェってのはスポーツカーのことでしょ?」

 「それは日本人の持っている偏見よ、アスカ。

これの設計者はフェルディナンド・ポルシェ博士。つーわけでポルシェね」

 「スポーツカーを作ったのは彼の息子ですよ。夢のある親子ですね」

 「ドイツの科学力はァァァァァァァアアア
世界一ィィィイイイ―――ッッッ!

たった一機のMBT(主力戦車)で戦局を覆すことを目的にぃいいイイイ! 

この戦車はァァァアアアアッッ!!

作られておるのだァアァアアアアアッッッッ!!!

 「・・・・なんか、ドイツって負けるべくして負けたって感じがしてきたわ」

 「終わったようね、説明に戻ってよろしいかしら?」

 「どうぞ」

 「ふぅ・・・。エヴァのキャラってどーして人の話を聞かないキャラが多いのかしらね」

 「あんたが言うなよ、だいたいルリはナデシコのキャラでしょうが・・・」

 「バカばっか」

 「それはわたしのセリフですよ、綾波さん」

 「はいはい、あんまりバカばっかやってると読者が飽きるわね。

ごほん、じゃあ真面目に優しくコンパクトに説明するわ。

19世紀(1801年〜1900年)の国際法では世界各国は3つに区分がされていたの」

@ 「自主の国」=文明国

A 「半主の国」=半未開国

B 未開人(国)である

 「国際法上、@は「完全な政治的承認」がなされ、Aは「部分的な承認」がなされ、Bは「自然の、または単なる人間としての承認」がなされることになるわけ。

でもこれはAの国は半植民地化、Bの国にいたっては全植民地化されてしまうことが合法的だったことを意味している。

つまり、当時は侵略戦争しても違法ではない、ということになるのね」

 「ちょっと待ってください。

それじゃ(イギリスが)中国を麻薬漬けにしたり、(イギリスが)インドに安い綿花製品を売りまくって経済ボロボロにしたのも、当時は合法だったってことじゃないですか?」

 「そういうこと。

まぁ、今から見れば異常かもしれないけど、当時はそういう時代だったのよ。

テッサ先生も言ってたでしょ?

『戦争は悪いことである』ってのは20世紀後半以降の考え方だって。

侵略戦争が犯罪として明確に法律化されたのは第二次大戦後からなのよ。

まぁ、戦争が正義だろうが悪だろうが、そんなことはどうでもいいけどね。

追及してもあんまり意味のないことだし」

 「あらキツイお言葉」

 「戦争が善か悪なんて会話は、ロボットアニメだけで十分。

要は自分たちが生き残れるかどうか。

真理が知りたければガンダムかプラトンでも読みなさい。

ここは真理を追及するコンテンツじゃないわ。

まぁ、ガンダムもプラトンも、十中八九、頭が痒くなるだろうけどね」

 「初耳ねー。ただ単に軍事ネタがやりたいだけじゃなかったんだ」

 「・・・・さて次にいくわね」

 「誤魔化したわね・・・」

 「うーん、それにしても、これって酷い法律ですよね」

 「なんせ白人国家が余所の国を侵略するときに都合がいいように作られた法律だからね。

ご想像の通り、@の国には欧米諸国。

Aの国にはオスマントルコや中国、そして日本が該当していた。

つまり、日本が白人国家に征服されるのは合法的だったってわけ。

不平等なのは確かだけど、そんな正論は通用しない。

結局、どこの国もこんな法律なんてクソ喰らえって感じで戦争をするわけだけど、欧米の力は圧倒的。

ボコボコにブチのめされてハイお終いってことね。

欧米諸国内でも「この法律は酷い」と廃止の声が上がることはちょくちょくあったわ。

でもそういう人は社会的に抹殺されてしまう。

売国奴扱いされ、会社や軍を追い出され、政治犯や異教徒として殺されてしまうことも日常茶飯事。

ダーウィンの進化論って知ってる?」

 「知ってるわよ。

生物は環境に応じて進化を遂げる。必要なものは発達し、そうでないものは淘汰されるってあれでしょ?」

 「その通り。このダーウィンの進化論は当時の欧米社会では一般に受け入れられていた。

ところがこの進化論は、侵略を合法化することに利用されていたのよ。

アスカちゃんが言ってくれたように、生物は進化する。

『猿は人へ進化した』ってのがその代表ね。

じゃあ、進化ってのはそこで終わりかっていうとそうじゃない。

今、現在の人間も確実に進化している。

そして、もっとも進化した人類は白人男性ってのが当時の社会では一般化されていたのよ」

 「ハァ?何よそれ。根拠がないわよ。

だいたい何をもって優劣を決めるわけ?

運動能力なら黒人の方が上だし、研究成果なんてものは人種より個人でしょう?

っていうか人間の価値なんて人それぞれよ。

神様でもなきゃ、人間の価値の上下なんて決められないわ」

 「それは21世紀の日本人の考え方よ。

根拠なんて要らないわ。

この手の理論は、まず結果があってそれに合わせるように理論をつける。

この場合、『白人男性がこの世でもっとも優れている』という結論が先にあってから、それを説明してるわけ。

まぁ、この手の理屈は人類が文明を築いたときからあったからある意味伝統なのよ。

無論、白人だけでなく黄色人種にもあるわ。

中国もこれに近い考え方を持ってるわね。いわゆる中華思想ってやつ」

 「あー、あの世界最悪のクソ思想

 「まぁそんなわけで、白人が優れているってのが世界のルールとして成り立っていたのよ。

そして彼等はこう考える。

俺達は優れている

優れている俺たちが支配してやれば
他のヤツらも進化できるはずだ

よって支配してやるのが他のヤツらのためである

 

 「これが俗に言う社会進化論と呼ばれている考え方。

『優秀な人種は、劣等人種を支配してやるべきだ』、ってのはジオン軍も似たようなこと言ってたわね。

スーパーロボット大戦では異星人の侵略者がこんなこと言ってたし。

まぁ、フィクションもノンフィクションも、やってることはそんなに変わらないってことかしら」

 「だから欧州は植民地戦争をしても良心が痛まなかったわけですね」

 「まぁ、結局は兵士の士気向上という戦争の道具にしかならないけどね」

 「まさに世界は弱肉強食の戦国時代。

20世紀初頭には、白人が統治する土地は地球上の90%以上となり、ヨーロッパ諸国の植民地でない地域は中国、日本、タイ、エチオピアくらいしか残っていなかった。

そしてこの激動の戦国時代に日本を巻き込んだのがペリーの黒船来航だったというわけね。

周知の通り、日本は鎖国を行っていた。

でもこの鎖国というのは、世界から独立していたと思われがちだけどちょっと違うわ。

世界からというよりは、支那から独立したかったのよね」

 「支那? 中国のこと?」

 「そう。支那という国は中華思想に凝り固まっていて、支那にあらずんば人にあらずって思想があるのよ。

古代日本の邪馬台国に卑弥呼っていう人がいたけど、この卑弥呼って名前。

よくよく考えてみると「卑」なんて文字が使われているわよね。

女とはいえ仮にも一国の最高指導者の名前に平気で「卑」なんて侮辱的な文字を使う。

これが支那の考え方、すなわち支那以外はすべて野蛮人。

これがいわゆる中華思想というやつね」

 「でも日本も中国のことを支那って言ってるわ」

 「誤解があるようね。

『 支那』は別に差別用語でもなんでもないのよ?」

 「そうなの?」

 「だって、らーめんの具のメンマのことを「 シナチク 」って言うでしょ?

侮蔑用語とか差別用語というのは、「糞チャ○コロ」とか、「両生動物の○をかき集めた糞シナビ○チ」とかそーいう言葉を言うの」

 「うわぁ・・・下品・・・」

 「中華民国ができる前までは「中国」という単語は日本の中国地方を示す言葉だった。

その証拠に「学問のすすめ」には普通に「シナ人」という単語が出てくる。

これは「学問のすすめ」が書かれた1872年頃には「シナ」という単語が中国を意味する単語として普通に使われていたという証拠ね」

 

 参考資料: 学問のすすめ 著福沢諭吉
日本とても西洋諸国とても同じ天地の間にありて、同じ日輪に照らされ、同じ月を*め、海を共にし、空気を共にし、情合相同じき人民なれば、ここに余るもの は彼に渡し、彼に余るものは我に取り、互いに相教え互いに相学び、恥ずることもなく誇ることもなく、互いに便利を達し互いにその幸を祈り、天理人道に従っ て互いの交わりを結び、理のためにはアフリカの黒奴にも恐れ入り、道のためにはイギリス、アメリカの軍艦をも恐れず、国の恥辱とありては日本国中の人民一 人も残らず命を棄てて国の威光を落さざるこそ、一国の自由独立と申すべきなり。然るをシナ人な どの如く、我国より外に国なき如く、外国の人を見ればひとくちに夷狄々々と唱え、四足にてあるく畜類のようにこれを賎しめこれを嫌い、自国の力をも計らず して妄に外国人を追い払わんとし、却ってその夷狄に窘めらるるなどの始末は、実に国の分限を知らず、一人の身の上にて言えば天然の自由を達せずして我侭放 蕩に陥る者というべし。王制一度新たなりしより以来、我日本の政風大いに改まり、外は万国の公法をもって外国に交わり、内は人民に自由独立の趣旨を示し、 既に平民へ苗字乗馬を許せしが如きは開闢以来の一美事、士農工商四民の位を一様にするの基ここに定まりたりと言うべきなり。

 

 

 「そもそも「中華人民共和国」を英語で何と表示するか知ってる?」

 「 china(チャイナ)?」

 「半分正解。

答えは、「People's Republic of China」(中華人民共和国)。

どちらにしろ差別用語であるはずの支那(シナ)が英語では普通に使われているわけ。

英語だけじゃなく、調べてみればどの国も「支那」を普通に使っているわ」

 

言語 表記 発音
梵語(サンスクリット語) Cina,Thin チーナ,ティン
漢訳仏典 支那, 脂那 チナ
日本語 支那 シナ
フランス語 La Chine ラ・シーヌ
英語 China チャイナ
ドイツ語 China ヒーナ
イタリア語 La Cina ラ・チーナ
オランダ語 China シーナ
ポルトガル語 China シーナ
スペイン語 China チナ
ハンガリー語 Kina ヒーナ
ノルウェー語 Kina ヒーナ

Web帝國電網省 -The Teikoku Denmo Show- より
(アドレス:www004.upp.so-net.ne.jp/teikoku-denmo/html/index.html)

 「あれ? みんなシナを使ってるわね」

 「『シナ』という単語は中国大陸最初の統一王朝である「秦(しん)」に由来している。

秦の始皇帝は教科書にも載ってるから有名ね」

 「万里の長城を作った人ね」

 「万里の長城ってあれでしょ?

宇宙から肉眼で見える唯一の人工物っていう…」

 「あー、それはですよ。

宇宙から万里の長城は見えません」

 「え”?そうなの?」

 「はいソース」

 

 参考資料: Kyoto Shimbun 2003.10.17 News
「万里の長城 見えなかった」
 中国・神舟5号の飛行士
【北京16日共同】新華社電によると、中国初の有人宇宙船「神舟5号」の飛行士、楊利偉・軍中佐は16日夜、中国中央テレビの取材に対し「宇宙から万里の長城は見えなかった」 と語った。万里の長城は中国の東部から西部まで6000キロ以上あり、宇宙から肉眼で見える地上で唯一の人工建造物といわれてきた。しかし実際は細長い壁 のため、これを疑問視する見方も強い。これまでも米国の宇宙飛行士が訪中した際、宇宙から肉眼では見えなかったことを明らかにしていたという。

 

 「専門家の間では肉眼で確認できないことは常識らしいです。

まあ、嘘は支那の文化みたいなものですから」

 「やな文化ね」

 「北朝鮮をパワーアップさせたような国ですから当然ですよ」

 「うーん・・・あれをパワーアップ、か…」

 「人間の数=軍事力だった時代の支那は強かったわ。

そして軍事的に他を圧倒していた支那は、回りの小国は自分の手下であるから貢物をしろって言うのわけ。

だけど卑弥呼の時代ならまだしも、今さら中国の手下にはなりたくない。

せめて平等な国家として扱ってくれと言いたいわけね、日本は。

そして卑弥呼の時代から数百年後、

日沈む国(西の国=中国のこと)に皇帝がいるように、日いずる国(東の国=日本のこと)には天皇がいる。日本は支那の属国ではなく、独立した国家である

これをとある政治家が手紙に書いて送ったわ」

 「あ、聖徳太子だっ!」

 「・・・・・誰?」

 「昔の一万円札の人ですよ。

いまどきの若い人は見たことないでしょうけどね。もちろんわたしも見たことないですが」

 「聖徳太子っていうとわたしの中では・・・・」

 

 「我々は日本の解放を掴み取るのだ!

大陸からの悪しき呪縛を!我が正義の剣によって!」

 

 「って感じで超燃え燃えです!」

 「・・・いくらなんでもソロモンの悪夢みたいなことは言ってなかったような気がするけど・・・っていうかなんで画像がガトーなの?」

 「イメージ画像です!」

 「イメージ画像って、をい・・・」

 「だって、写真残ってないじゃないですか?

絵は残ってるけど、どこまで本当かわからないし。伊達正宗なんてその筆頭だし」

 「たしかに伊達正宗の肖像画は両目があるわよね。あの人、隻眼にコンプレックス持ってたから。

独眼竜と呼ばれてもやっぱ人の子、両目がいいのよね、やっぱり」

 「・・・でも歴史上の人物とガンダムのキャラを同じポケットに入れるのはどうかと思うわよ?」

 「・・・・それぞれの中にはそれぞれの聖徳太子がいる。

わたしの中の聖徳太子、あなたの中の聖徳太子・・・・。

ノリコの中では聖徳太子=ソロモンの悪夢であるというだけ・・・。

アスカの中では聖徳太子=昔の人であるというだけ」

↑ ソロモンの悪夢

 「そうそう。大体そんなことを言い出したら、新撰組のホモネタ連発してるやおい作家はどうなるんですか? もし現状を知ったらあの世で土方さんが嘆きますよ」

 

 「ちょっと待て!何が悲しくて、総司萌えにならねばならんのだっ!?
俺が死んでから100年ちょっとの間に一体何があったっ!?誰か納得のいく説明をしろっ!」

 

 「とか。というわけで、まだまだグリーンゾーンですっ!」

 「・・・・」

 「さて、聖徳太子は「日本は独立した国である」と伝えた。

しかし、そんなことで支那が納得するはずもなく、中国の手下として長年日本は属国扱いされたわ。

アジアにおける中華秩序は、19世紀までは健在で、支那の傲慢な態度はある意味伝統なのよ。

そして支那や韓国が問答無用で日本を下に見るこの傾向は、21世紀現在でも健在で、2002年のワールドカップでは、「日韓合同開催」という見出しを「韓日合同開催」にしろとか、「天皇」を「天王」にしろとか病気じみたこと言ってくるわけよ」

 「いい感じに脳みそ腐ってるわね。

あいつらの頭の中には、お互いが独立した国家っていう認識は無いのかしら?」

 「無いわね。

中華思想において、独立国家なんてものは絶対に認められない存在だから。

仲が悪い英仏の場合でも、フランス人はイギリス王室をやめろなんて言わない。

歴史的に見れば、フランスがイギリス王室を認めることは、フランク王国の正統な血筋はイギリスであると認めることになる。

しかし、お互いが独立した国家であり、対等な関係である以上、それぞれの文化、それぞれの歴史を尊重しあうというのが英仏の考え方。

要するに「こっちはこっち、そっちはそっち。こっちは干渉しないから、そっちも干渉するな」って考え方が欧州の基本ってこと。

独立という概念は、東洋ではなく、むしろ西洋の考え方に近いの。

このようにしてみると、21世紀現在の日本人の思考回路は支那よりも欧州に近いということがわかるわね」

 「というよりは中共が最悪なだけですね。

台湾は「日本と仲良くやって行きたい、中共とは一緒になりたくない」と言ってますし、東南アジア諸国は「向こうは向こう、こっちはこっち」って考え方ですから。

中華思想を認めているのは中共以外では南北キムチだけです」

 「国連憲章を何だと思ってるのかしらね、あいつらは」

 「そんな正論は中共には通用しないわ。

支那にとって、「平等に付き合おう」とか、「大陸の思想には反対だ」って考え自体がそもそも認められないのよ。

そんなことを認めたら最後、台湾は香港はもちろん、国そのものがいくつかに分裂して内戦が起きてしまうわ。

国連憲章も基本的に白人が作った法、つまり中華思想から見れば人間以下の異民族が押し付けた法律というわけ。

当然、従うはずも無い。

だから彼らに著作権なんて概念もない。

彼らの中では海外のものも国産だからね。

コピーしまくっても恥とは思わない。

歴史を捏造して、いつの間にか作ったのは自分たちということにしてしまう。

俺のものは俺のもの、お前のものも俺のもの。

このジャイアニズム的な中華思想は、今も昔も変わらないわ。

それと同じ理屈で、2003年現在、支那は日本に対して「沖縄県は中国のものだ」とか、わけのわからんこと言ってるわね」

 「ハァ? マジで? なんで沖縄が支那のものなのよ?」

 「わたしが知るわけないでしょ?

古文書でも発掘されたんじゃないの?

やけに新しい紙に書かれた明らかに最近作られたとしか思えない古文書とか。

こんな無茶な要求に一度でも譲歩すれば、日本列島はおろか、『アメリカ大陸も支那のものだ』だとか言い出しかねないわ。

もちろんこれは日本だけでなく、東南アジアにも言えることで、『スプラトリー諸島は支那のものだ』とか言い出して勝手に軍事基地を作ったことがあるの。1995年にね。

このスプラトリー諸島はフィリピンの西側にある小島で・・・、おっと、地図を見せた方が早いわね」

 「赤線で囲まれたところがスプラトリー諸島ね。

ここは第二次大戦直後からベトナム、支那、フィリピン、台湾、ブルネイ、マレーシアが領有権を唱えているわ。

日本が輸入している資源の8割はここを通っているの。

ここが全て支那の領地になってしまうと、中国はヨーロッパ大陸面積と同等の領海を得ることになる。

当然、フィリピンは黙ってない。

他の東南アジア諸国もね。

まぁ、この手の領有権争いは泥沼化して、最終的に譲歩し合うのが普通なんだけど、支那がそんな平和的な手段を用いるわけがない。

いきなり建物を作り始めたってわけ。

支那は漁船非難用の救助基地とか言っていたけど、誰がどう見ても軍事基地。

おまけに基地の建設場所が、支那が領有権を唱えているところならまだしも、そこがフィリピンが領有権を唱えているところだからさぁ大変。

1997年にはフィリピンが威嚇射撃をしたけど、そんなことで引き下がる支那じゃない。

1998年、ひたすら無視しつづける支那の態度に、とうとうフィリピンがぷっちーんとぶち切れて、同国の特殊部隊が軍事基地を爆破するという強行手段に出たわ。

国際連合憲章によれば、「国家間の領有問題に武力の使用は禁止」となっているけど、そんな戯言を本気で信じてるアホは日本だけという紛れもない証拠ね。

この事件は東南アジアの緊張を高め、オーストラリアやインドネシアが史上最大の軍事演習をしたりして中国を威嚇したわ。

本来なら反共産主義連合であるASEAN(東南アジア諸国連合)に、宿敵のベトナムが参加したのもほぼ同時期。

1996年以後、対支那包囲網は確実に張られ始めた。

台湾が米国製の兵器を大量に買い込むようになったし、ASEANが仕切りに「日本もASEANに参加しろ」って声をかけているというのも当然と言えば当然ね。

これだけ利権の絡んだ場所に軍事基地を作るなんて、侵略戦争の準備をしているとしか思えないというのは普通の反応。

日本のマスコミはほとんど騒がなかったけどね。

この爆破工作の仕返しを恐れて、『フィリピンは1992年に撤廃させた在比米軍基地を1999年になって復活させた』ってのがわたしの見解。

つまり、フィリピンと中国は事実上の戦争状態にあるということ。

まぁ、あれ以来交戦してないから冷戦状態ってとこかしら。

とりあえず、『アメリカが軍事力で東南アジアの利益を独占しようとしている』ってのは、支那の情報操作と見るのが妥当だと思うわ。

それにしてもフィリピンもアホね。

自国防衛が出来ない小国は、大国の餌食になるしかないってのは国防の基本中の基本なのにそれすらも理解してないとは、平和ボケしているのは日本だけじゃなかったってことかしら。

フィリピンは、「中国ではない」という攻撃される十分な理由を持っているのに、何も考えず米軍を追い出しちゃうから・・・。

結局、自分から頭下げて「アメリカ様、助けてくださいませ!ここままじゃフィリピンが支那に侵略されてしまうっ!」なんて泣きついたもんだから、フィリピンは以前よりも米軍に頭が上がらなくなってしまった。

イスラムゲリラを倒すのに借り出されるのも、言わば自業自得と言ったところね。

 

アメリカと手を組んでアメリカの敵と戦うか、アメリカと手を切って中国に侵略されるか

好きな方を選ぶがいい

 

ってのが現在のフィリピンの国際的な立場。

もっとも日本も立場は同じだけどね。

ふぅ、弱小国の悲しき定めと言ったところかしら」

 「ちょ、ちょっと待ってよ! 沖縄とか、そのなんだか諸島ってのは支那のものじゃないでしょう!? 話し合いもせずに、そんな無茶なことが通ったら全世界が支那のものになっちゃうわよっ!」

 「だから言ってるでしょ?

支那に正論は通じないんだって。

こちらが何を言っても無駄。

言葉なんて意味はないわ。

支那が敬意を払う唯一の言葉は行動、支那が理解する唯一の言葉は力。

力のない国がいくら言ってもまったく意味がないのよ。

支那にガツンといってやれる大国はアメリカとロシアくらいなものね。

そもそも中共の外交方針に話し合いなんてものは存在しない。

ロシアと同じで、大国ってのは侵略で繁栄した歴史を持っているから、侵略を悪いことだと思わないのよ。

で、21世紀現在の支那は世界トップの軍事大国。

『ミリタリーバランス 1993― 94年』によれば、中共軍の兵士数は三百万人と世界一だし、ICBM(大陸間弾道弾)14基、SSBN(弾道ミサイル積載原子力潜水艦)1隻、SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)12基を保有しているわ。

支那は過去に40回以上の核実験を行い、ICBM(大陸間弾道ミサイル)の射程距離は、最大で一万キロメートルのものもある。

アメリカ本国まで届くわね。

ただし、断っておくけどこれは10年前のデータよ。

現在はもっと軍備を整えていると考えるのが妥当ね。

90年代に入ってから中共が軍縮なんてしたことはないんだから。

かつて冷戦時代、中共はソ連と陸で繋がっていたから、対ソ連のために陸軍を強化していた。

しかし、ソ連がアフガンから撤退した1988年頃から、彼らは海空軍戦力の強化に転向し、米国国防総省(ペンタゴン)の見解によれば、すでに中共は地域大国ではなく、グローバル大国の力を持っていると言われているわ。

2002年の国防総省の発表によれば、中共の秘密主義は徹底しており、2002年度の軍事予算は公表されている200億ドルではなく、その4倍の800億ドルに達しているそうよ。

防衛用とか言いながら、明らかに奇襲用。

それも対台湾戦を想定した兵器を半端じゃない数で揃えている。

この奇襲用の武器は対台湾戦だけでなく、沖縄を攻撃することも十分可能。

だから、反米運動をするのは勝手だけど、もしも沖縄から米軍基地が撤廃されたらおそらく攻めて来るわよ。

なんせ「沖縄県は支那のものだ」ということらしいからね。

実際、どう見ても漁船には見えない船を目的不明で日本海に何度も派遣してるし。

それも無許可でね。

狙いは日本海の測量、つまりスパイ活動でしょうね。

もちろん、これは日本だけの問題じゃない。

「支那は東アジアの問題を平和的に解決すると言いながらも、その裏では確実に戦争の準備をしている」と、米国国防総省(ペンタゴン)は断言しているわ。

中台戦争は遠い未来の話のように聞こえるけど、実はもう始まっているのよ。

中国の経済成長が凄いのは周知の通りだけど、その経済成長で軍備拡大してるんだから、生活レベルが上がるわけも無く、在日中国人の犯罪が絶えない根本の原因になってるみたい。

だいたい、中国の経済が成長しているってんなら、なんで不況の日本に出稼ぎに来るのか説明がつかないわ。

結局、領土問題というものは昔も今も、『力には力』で対抗するしかない。

どれほど日本や台湾、東南アジアが正論を唱えても、中国にとっては中華思想こそ正義、侵略は天の導き、中国以外の小国が独立国家を名乗るなど国連が許しても中国が許さない。

ま、いつの時代も侵略者なんてそんなもんよね」

 「ロシアと同じですよね。あの北の都も東欧は自分のものだと思ってますし」

 「だからあれでしょ? 悪の帝国

 「・・・・・」

 「ちなみに2003年現在のアメリカは日本を対中共の防波堤にしようとしているわ。

これは朝鮮戦争から続くアメリカの戦略だけど、最近はかなり露骨に言ってきてるわね」

 

 参考資料: ヤフーニュース(2003/5/23)より
【ワシントン22日共同】米有力シンクタンク、外交問題評議会は22日、中国が現時点では軍事技術と能力で米国に20年遅れているものの、東アジアでは将来、支配的な軍事大国になると予測する報告書「中国の軍事力」をまとめた。
 報告書は、日本が主要な軍事力を持たないことが、中国軍の優越的地位の前提と指摘。最近の北朝鮮情勢を受けて、日本が憲法9条の改正や自衛隊の役割変更、核兵器の保有などを決めれば、前提は崩れるとしている。
 報告書は、米軍事専門家らでつくる作業部会(座長=ブラウン元国防長官)が作成した。
 報告書はまた、中国軍が台湾に空と海から短期、集中的な攻撃を行う能力があると指摘。ただ、台湾攻略は日米の対応にかかっていると述べ、米国は介入すれば勝利できるが、大きな損害を被るとの見方を示した。(共同通信)

 

 「日本はこの状況を利用して軍備を図るべきです。

できれば軍備だけでなく、自虐史観を修正して反中・反韓派の力を強めれればいいですね。

この際、第二次朝鮮戦争直前まで状況を追い込めればベストなのですが・・・」

 「おいおい・・・何物騒なこと言ってるのよ・・・戦争になったらどうするのよ」

 「戦争ではありません。解放です」

 「ダメじゃん」

 「ちょっと言っただけです。

たしかに史上最大の作戦をやりたいという気もちょっとだけありますけど、それは誰だって持っているささやかな願望というものではないですか。

まだまだグリーンゾーンですよ。

レット・ゾーンというのはダグラス・マッカーサー元帥のように、北京に原爆を落とそうとか言ってる人のことです」

 「あんたも十分レッドゾーンよ」

 「大丈夫。

勝てばチャラです。

支那人の理屈から言えば、原爆は落とされた方が悪いらしいので特に気にする必要はないと思います。

良心の呵責に耐えられない人が多ければ、教科書に書かなければいいだけの話です。

日本の大学入試センターも事実かどうかが問題ではなく、教科書に書かれているかどうかが問題であると言ってますし」

 

 参考資料:産経新聞2003年8月6日
「原爆被害は日本の加害が原因」南京大虐殺記念館長
朱館長は「展示方法も優れており、核廃絶への訴えがよく理解できた。原爆で壊滅したヒロシマは、南京の被害とよく似ている」と畑口館長に語りかけた。一方で、「原爆被害は日本の加害が原因。まだ、その歴史に十分触れていない」と加害展示の充実を求める場面も。畑口館長は「それぞれの方法で平和を伝えることも重要。歴史認識の部分へ、踏み込む難しさもある」。違った歴史観と歴史認識を持つ資料館を導く立場の違いもにじませた。

 参考資料:Webサイト新しい教科書をつくる会 平成16(2004)年1月27日(火)
「教科書になくても出題できる」
 つくる会の公開質問状に大学入試センター責任者が重大発
大学入試センターの「世界史」の試験問題に、「強制連行」があったと答えさせる出題をした問題について、「新しい歴史教科書をつくる会」は27日、セン ターに公開質問状を提出した。これは、先に、文部科学省の高等教育局大学入試室に、河村大臣あての要望書を提出した際、試験の内容の専門的な事柄について は、大学入試センターに直接たずねてほしいとの意思表明があり、それを受けて行われたもの。同日午後、「つくる会」の藤岡、高橋両副会長と宮崎事務局長ら が目黒区駒場の大学入試センターを訪れ、松浦功事業部長、広瀬進事業第二課長らと面会した。まず、「つくる会」側が7項目の質問を含む公開質問状を読み上 げ、補足説明を行った。次いで、7項目の質問について、回答を求めた。これに対し、松浦部長は、(1)全国の大学教員に作題を依頼している。問題は学習指 導要領に準拠し、高校生の使っている教科書に準拠して作成する。教科書に載っていればよいので、史実に基づいているかどうかは検討していない。) すべての教科書に載っていることだけをもとに試験問題をつくることは不可能である。多くの教科書に記載されていれば出題してかまわない。−−と発言した。 「多くの」とは何パーセント以上かという「つくる会」側の質問には、「決めていない」と答えた。「これはセンターとしての公式見解と受け止めてよいか」と 確認したが、その通りであると答えた。

 

 「…何これ? 言ってること無茶苦茶じゃない」

 「これが世界の現実なんです。

日本人の常識なんて国際社会にはまったく通用しません。

日本の歴史の先生はそれを教えませんけどね。

本当のことを教えると、在日コリアンや反日左翼の嫌がらせ攻撃を受けて辞職に追い込まれるから」

 「まあそれはそれ。

21世紀現在、アメリカがバックにいても支那はこれほど暴れまくってるんだから、昔はもっと酷かったことは想像に難くないでしょう?

それが嫌で徳川家康が鎖国したわけ。

鎖国と言っても貿易だってしてたし、世界の情報だってしっかり把握していたわ。

ここで言う鎖国というのは、封建制度を維持するため、引いては日本の独立と安全保障のための一政策と見るべきね。

むしろ、一般の日本人が想像する鎖国ってのは、海外とは無関係と思ってる人間が大量にいる21世紀現在の日本の状態を指す方があってるわ。

というわけで、徳川幕府は世界中が植民地にされていることも知っていた。

でも幕府が出来た頃の日本はまだそんなことには関係なかった。

なんせ戦争といっても遠い外国だし、なによりアジア最強(のはず)の支那が日本の防波堤になってくれる。

徳川幕府が開かれ、約250年の間、日本は平和そのものだった。

しかし、時代は変わった。

インドはイギリスに占領され、支那もイギリスに占領されてしまった。

西はイギリス、東はアメリカが日本を狙ってやってくる。

オスマントルコと中国。

西アジアと東アジアの二大帝国が敗北し、アフリカも東南アジアも征服され、残る有色人種勢力は世界で日本だけだった。

この絶体絶命の大ピンチにおいては近代化しなければ国が滅びる、というわけで起こったのが明治維新というのはテッサ先生の授業でやったわよね」

 「はい、やりました!とりあえずは」

 「よろしい。

こうして近代化することになった日本は、なんとかして国際法における自国の立場を「半開国」から「文明国」へと変えたかった。

不平等条約を撤廃し、独立に値する国と国際社会で認められなければ、日本は合法的に植民地にされてしまう。

さてお立会い、欧米諸国は自分たちの文化こそもっとも優れていると考えるわけね。

この状況下で、日本が白人国家に認められるのに、もっとも手っ取りはやいのは戦争で勝つことだけど、それができれば誰も苦労しない。

というわけで、次のプランとしてピックアップしたのは何か?ということね」

 「やっぱ欧米の文化を取り入れるんじゃないの?」

 「欧化政策ですね」

 「そういうこと。文明開化と欧化政策。

この二つによって日本を欧米化することで、日本人も欧米文化を理解できるということを示したかったわけね。

形ばかりでなく、それが血となり肉となっていることも示さねばならなかった。

そーいうわけの明治日本政府は舞踏会場を作り、日本人が西洋文化にも適応できることを見せようとした。

こうして作られたのが有名な鹿鳴館(ろくめいかん)ね」

 

 「それっていつ頃の話なんですか?」

 「1883年(明治16年)、11月28日。

東京麹町山下町に、西洋社交クラブがオープンしました。

これが鹿鳴館です。

この鹿鳴館の建設費用は当時の金額で18万円、現在で言えば約40億円にも相当します」

 「よくもまぁそんなに金があったわね」

 「あるわけないでしょう?

相当の無理をして建てたのよ。

この鹿鳴館は西洋人には単なる社交クラブでも、日本にとっては国家の存亡をかけた政策だった。

明治政府はあちこちの部署から金をかき集め、国民には重税を課した。

地租改正もその一つね。

江戸時代までは年貢として米が税として徴収されていたのが、この改正によって金銭になったわけ。

これにより政府の財政は安定した、ってのは中学の歴史でやること(のはず)だけど、その裏の世界情勢がわかってなければ何の意味もない。

近代における世界の民族紛争の影にイギリスあり

さてここで注目したいのは、イギリスの動きね」

 「鹿鳴館って確かイギリス人が設計したんですよね。

なんかイタ公っぽいデザインですけど」

 「イタ公って、おい・・・。せめてルネサンスの影響を強く受けてるって言いなさいよ。身もフタもない」

 「まるで今までは身もフタもあったような言い方ね・・・」

 「・・・確かにこのシリーズには最初っからそんなもんなかったわ・・・」

 「で、このイタ公っぽいデザインを設計した英国人ジョサイア・コンドルは東大(東京大学工学部)の教師として大学の先生にもなったわ。

当時は工部大学造家学科という名前だったわね。

大学の先生といってもその給料は大臣並

現在の物価に変換すると年給一千万や二千万は当たり前。

こうなってくると先進諸国はこう考える。

日本は金になる、と。

そうなれば海外から招いた大学講師は、国際色が鮮やかになるはずだけど、実際を見てみるとイギリス人講師がやたら多いことに気づくわ。

これはなぜか?」

 「ティータイムが気にいったのではないでしょうか? 茶道に飽きたという方向で」

 「んなわけあるか」

 「狐狩り 鷹狩に飽きたという方向で・・・」

 「真剣に考えなさいよ」

 「リボルバー 腰に構えて二丁拳銃、パパン、パパパーンっ!

オーケー ジェントルメン.レッツ デリバー ザ プレート!(よし野郎ども、ヤツラのどてっ腹に風穴空けてやろうぜっ!)」

 「絶望的に英語の使い方が間違ってるわね・・・」

 「大丈夫。意味は通じるから」

 「・・・通じねえよ」

 「リボルバー大好きイギリス人。彼らには他に何もないもの・・・」

 「ねえのかよ」

 「あとはブライトさん  がイギリス野郎でしたね。地球生まれかどうかは不明ですけど」

 「あー、ホワイトベースとアーガマを沈めた艦長ね」

 「そうそう。

歯ぁ食いしばれっ!そんな大人修正してやるっ!とか言うあの人です」

 「それはカミーユ  のセリフだったような・・・」

 「修正大好きロイヤルネイビー(英国海軍)」

 「弾幕薄いぞ!何やってんのっ!

 「・・・・・・なんか、あんたらのイギリスのイメージって物凄〜く偏ってるわね。

で、実際のところはどーなのよ?」

 「説明しましょう。

ときは幕末 京の町。

イギリスとフランスは日本の支配をめぐり、維新側はイギリス幕府側はフランスがそれぞれ援助をしていた」

 「インドと同じ構図というわけですね。

ジャンヌ・ダルクの頃から英仏は何百年間も張り合ってますから」

 「だってホラ、伝統ですから!」

 「やな伝統ね」

 「幕末戊辰戦争は、日本の内戦であると同時にフランスとイギリスの戦いでもあった。

両者ともに戦いの後に政府を後ろから操ろうとしていたわけね。

だたし、幕府軍・維新軍ともに武器を買うことはあっても援軍を要請することはしなかったわ。

そんなことをすれば国を乗っ取られるのは時間の問題だからね。

幕末戊辰戦争が維新軍の勝利で終わり、明治政府の後ろ盾はスポンサーのイギリスになった。

明治政府としては同じ島国のイギリスをモデルにしようとしていたわけで、日本はイギリスの影響を強く受けるようになったというわけね」

 「あ、そう言えばこの頃って、ドイツ軍がフランス軍をブチのめしてパリを占領してた頃ですよね!」

 「ドイツ軍がパリ占領するのは1940年でしょ?一世紀近く違うじゃない」

 「説明しましょう。

ときのドイツは、本家と元祖で争うラーメン屋の如く、小国がいくつもあって統一はなされていなかった。

そこへ登場したのがオットー・フォン・ビスマルク」

 「あー、宇宙戦艦ヤマトの護衛艦の」

 「ファイナルファンタジーに出てきた幻獣・・・」

 「それは違うでしょうがっ!」

 「そうですよ。ビスマルクと言えば、第二次大戦でドイツ軍が使ってた戦艦ビスマルクのことに決まってるじゃないですか」

 「それも違うわよ・・・」

 「ビスマルクは鉄血宰相と呼ばれたプロイセンの政治家」

 

 「政策は演説や射撃大会、歌謡によって作られるのではなく、のみが政策をあらしめるのだ」

 

 「という言葉はあまりに有名(のはず)ね。

あと、ビスマルクは100キロを超す巨漢で、朝ご飯にステーキが無いとがっかりしたらしいわ。

さて、1860年代のドイツは38の小国に分かれていた。

幕末の頃、日本は300諸侯と言われていたから大名の数はドイツの十倍ぐらいあった。

当時のドイツを幕末の日本に例えれば、10諸侯をまとめたくらいの勢力が争っているラーメン屋だったということね。

ドイツを統一させてはならないということで、周りの国はちょくちょく干渉してドイツを虐めていた。

それにもめげず、ビスマルクは同盟しては破棄、破棄しては侵略という、さながら毛利元就のような権謀術数でドイツの独立を守り、ドイツを統一しようとした。

このときドイツ統一への干渉してきたフランス軍を返り討ちにし、フランスの最高権力者であるナポレオン三世を生け捕り、1871年1月パリを占領、同年ドイツ第二帝国を作り上げたわけ。

さりげなく、ドイツ帝国の方が明治日本より若かったりするのよね」

 

↑捕虜のナポレオン三世(左)とビスマルク(右)

 「ちょっと待ってよ。

あいつらって、WW2の前から似たようなことをやってたわけ?」

 「だってホラ、伝統ですから!」

 「そういうこと。

欧州にとって戦争ってのはそれほど特別なものじゃない。

むしろ戦争でない時代の方が短いわけで、ドイツがフランスを倒したといっても、その前までは逆の立場だったわけだし、第二次大戦でドイツはフランスを占領したけど、第一大戦では立場はその逆だった。

このようにしてみると「どちらが先に仕掛けて来たか?」というのは水掛け論になってしまい、最終的にどちらが悪いかを問うならカール大帝を連れて来い という結論に達してしまうのよ。無様ね」

 「最後キャラ違う・・・」

 「だから次の戦争の火種を生まないためには、勝敗による怨恨を忘れることが大切というわけ。

『敗者は勝者に謝れ』という構図は次の戦争の火種になる。

東ティモールはそれがわかっているから「インドネシアに謝れとは言わない」と言っているわ。

これがまさに歴史に学ぶというやつね」

 「さっすが東ティモールはまともな国ですね!

半世紀も前のことを、事実を捏造してまで外交のカードにしようとするどこぞの半島とは大違いですっ!」

 「どこぞの半島と東ティモールを一緒にしたら、東ティモールに失礼・・・」

 「まぁ、東ティモールの場合、自分たちをイメージアップさせて国際的な地位の確保と世界からの援助を狙うというしたたかな狙いあったり、インドネシアが謝らないことを知っているから言わないだけかもしれないけど、それを差し引いてもどこぞの半島とは大違いね。

ごほん、こうして海外ではイギリスに、国内ではドイツに破れたフランスはこれ以後、世界の歴史の中心となることはほとんどなくなってしまった。

一応は大国のはずなのにフランスは目立たないのよね、なぜか。

日本政府は海軍はイギリス、陸軍はロシア、議会はアメリカ、憲法はドイツ、教育はフランス、と列強を模範に近代化を進めはじめる。

このとき欧州を訊ねた日本政府の代表にビスマルクはこう言った」

 

 「日本が真に模範とすべき国は、君主権の大きい、軍事力の強いプロイセンである」

 

 「この言葉に感激した日本の政治家はビスマルクの髭を真似して髭を生やし始め、それを伊藤博文らトップの連中がやったために、明治政府内では、立派な政治家=立派な髭という流行が流行り始めたというわけね。

その証拠に、この頃の日本の政治家の写真はみんな髭面ばかりよ。ふぅ・・・ミーハ―ね」

↑ 実はミーハーだった伊藤博文

 「ほらほらほらほらっ!やっぱり髭じゃないですかっ!」

 「明治政府って一体・・・」

 「初代総理大臣になった伊藤博文は、ビスマルクの髭だけでなく、葉巻の仕草まで真似したと言われているわ。

何事も形からとはよく言ったものだけど、ベトナム戦争映画の見すぎで、軍隊=ナム戦の米軍と思っている連中と同レベルね。

さて、お立会い。

当時の強国ドイツと言えども、世界最強はむしろイギリスの方だった。

当初から東洋の英国を目指した日本がここに来てなぜにプロイセンを参考にしはじめたのか?」

 「イギリスの王様は女王だったから!

 「んなわけないでしょうが」

 「惜しいわ」

 「惜しいのかよ」

 「要するに、君主権の強い政治体勢にしたかったってことね

いくら天皇がトップって言ったって、ちょっと前までは武士の国。

皇帝が強くないとバラバラになっちゃう。

ドイツはそれでバラバラになってたから、まさに天皇をトップにした国づくりは理にかなった政策と思うわね。

天皇制というと、それだけで軍国主義と決め付ける人がいるけど、そーいうのを思考停止と言うわ。

まあ、どーでもいいけどね。

こうして日本は世界史上、例のないスピードで近代化を進めることになっていく。

さて、ようやくこの辺りからトルコと日本の関係に入ってくるわけよ」

 「ふぅ、長かったですね。ここまで来るのにかなり時間かかりましたよ」

 「ただ単にあんたらの無駄話が多いだけでしょうが・・・」

 「トルコは明治日本の近代化に注目していた。

なにせ黄色人種最後の防波堤、黄色人種の命運は日本にあったと言っても過言ではない。

今後数百年の世界の歴史を左右するプレッシャーに晒されながらも、日本は必死に近代化を進めた。

中華思想の呪縛に魂を引かれたオールドタイプの中国や朝鮮は、明治維新を黄色人種国家の恥と罵っていたけど、トルコは違う。

日本が独立を維持していることに高い評価をし、自分たちの模範とするようになった。

その起爆剤となったのが、トルコでは子供でも知っているエルトゥールル号事件ね」

 「えるとぅーる?」

 「事故にあったトルコ船を日本が助けたという美談ですよ。

1890年9月16日、ときのトルコ皇帝ハミル世が日本に派遣した特使一行を乗せたエルトゥール号が、帰路、暴風雨に遭い、和歌山県串本町沖合で岩礁に衝突し遭難するという事故が起きました。

このときトルコ人には多くの死傷者が出ましたが、それを地元の人たちが看護し、死者も丁重に繕ったのです。

当時の常識から言えば、トルコのような黄色人種国家の国民が外国で困っても普通は誰も助けてくれません。

しかし、日本人は基本的に「人種差別ってな〜に?」という民族なので、困っているトルコ人を助けたのです。

この話は、和歌山県知事から明治天皇に伝えられました。

その後、遭難者たちは明治天皇の命により軍艦隻でトルコに送り届けられました」

 「親切よね。わざわざ地球の反対まで送り届けるなんて」

 「だって日本ですから。

今は別として、昔の日本人は良くも悪くもお人よしなんですよ。

この話に同情した山田寅次郎という人が、一民間人として新聞社などの協力を得ながら全国を歩いて、援助金を集め、それを携えてトルコに渡りました。

1892年4月4日、トルコの首都イスタンブールに上陸した寅さんは、外務大臣サイド・パシャに援助を手渡し、皇帝陛下に拝謁しました。

トルコ側は地球の反対側からわざわざ軍艦で送ってくれた日本の親切さに感動を覚え、21世紀現在でもトルコではこの話はトルコの教科書に載っています。

だからトルコ人に「行きたい国は?」って聞くと皆揃って日本って答えるらしいです」

 「2002年のワールドカップが日本で行われて、トルコはとっても嬉しがってましたしねっ!」

 「100年前の恩をトルコは今でも忘れていません。

それを示すエピソードがあります。

ときは1985年3月17日、イランのイスラム革命潰しが目的ではじまったイラン・イラク戦争の真っ只中。

イラクのサダム・フセイン大統領は、世界に向けてこう言いました。

 

 「今から48時間後に、イラン上空を飛ぶ総ての飛行機を撃ち落す

 

 「当時の世界各国は慌てふためき、イランに住んでいた自国企業人を迎えに行ったのです。

当然イランには仕事で駐留していた日本人とその家族、合計216人がいました。

しかし、周知の通り、日本はこのような緊急事態に対応できるような国家ではありません。

もうすぐ戦争が始まる、しかし政府は助けてくれない。

イランの首都テヘランの空港の日本人はパニックに陥りました」

 「はーい!質問!」

 「なんですか?」

 「イランってどこですか?」

 「そうですね。ここで地図を確認しておきましょう」

 

 

 「一向に飛行機が出せない日本政府。

このままではテヘラン空港に残された日本人216人は孤立無援で戦場に残されてしまう」

 「酷い話ですね。自国民を救出することすらできないなんて」

 「そこへ1機のトルコ航空の飛行機が到着しました。

トルコ航空の飛行機は日本人216名全員を乗せて、成田に向かって飛び立ったのです。

タイムリミットの1時間15分前のことでした。

もしトルコ航空機がこなかったら日本人216人の命は危うかったです」

 「日本政府がトルコに頼んだんですね。やっぱりやることやってるんだ」

 「いいえ。そんな事実は一切ありません。

日本政府もマスコミも、トルコの行動は知りませんでした。

トルコの行動は、あくまでトルコの意志によって決定されたものです。

駐日トルコ大使のネジアティ=ウトカンさんはその理由についてこう答えました」

 「我々はエルトゥール号事件の恩返しをしただけだ。

日本から受けた恩を、トルコは今でも忘れていない

 「・・・なんで画像がガトーなのよ?」

 「イメージ画像です。ネジアティ=ウトカンさんの写真がなかったので」

 「あっそ」

 「日本でエルトゥール事件のことを、イラン・イラク戦争の前に知っていた人がどれだけいるでしょうか?

タイムリミット内とは言え、戦争当事国の言うことがどれほど信用できるかなどわかりません。

40時間後に撃ち落すと言うのが、1時間後に変わってもおかしくないのです。

トルコの人たちは戦場になるかも知れない、自分たちも撃ち落されるかもしれない。

そのような危険を承知で、日本人を助けてくれました。

その理由が、日本人も知らない百年も前のエピソードだと言うのです。

そして駐日トルコ大使ネジアティ=ウトカンによれば、彼らはこのエピソードを今日の日本人が知らないことを承知で救出活動をしてくれたそうです。

まさにトルコこそ、日本の真の友人と呼ぶに相応しいでしょう」

 「うーん、いい話ねぇ・・・」

 「トルコは信用できます。

第三次世界大戦のときはトルコとは同盟を組むべきです。

あとはインドも親日ですが、困ったことにインドの宿敵であるパキスタンも親日です。

同盟は諸刃の剣。

インドと組むということはパキスタンを敵に回すことになり、引いてはイスラム国家を敵に回すことになるので、インドとは対中国戦のときのみ同盟を組むことにしましょう。

インドも中国が大ッ嫌いですから、きっと力を貸してくれるはずです。

できればインド・パキスタン両国と同盟を組んで、両者を利用するというイギリスもどきの二枚舌外交ができれば一番なのですが、外交音痴の日本がそんな器用なことできるわけないので、今は友好国のままでいるのがベターだと思います」

 「第三次って・・・。やる気満々かよ」

 「何を言っているんですか、あなたは。

歴史とは第三次世界大戦に勝利するために学ぶものである

次の戦争のために、次の次の戦争のために歴史は学ぶものです。

そんな基本中の基本を忘れ、歴史を単なる教養としか考えてない阿呆がいるから、日本は国際社会で下っ端扱いされるんですよ。

スーパーロボット大戦は第四次とかあるじゃないですか。あれと同じですよ」

 「同じじゃねえだろ、同じじゃ」

 「そんなことはどうでもいいのです。

とりあえず、自分の名前を歴史の教科書に残したいと考えている人は、困ったトルコ人を助けてあげるのが一番手っ取り早いかもしれません。

そうすれば数年後、あなたの名前がトルコでは英雄になっているかもしれませんし、上手くいけばトルコの教科書に載って、百年先まで善人の代名詞として称えられる可能性もあります。

覚えておきましょう。

トルコ人は百年前の恩も忘れない素敵な民族です

 「トルコ最高ぉ――っ!!!

 「日本人も知らないエピソードの恩を忘れない国として、他に代表的なのは、ポーランドとベルギーが挙げられます。

ポーランドは、1939年、第二次大戦のドイツ軍侵攻のとき、日本大使館がポーランド人を庇ったことに感謝して、

ベルギーは、1919年、第一次大戦のドイツ軍侵攻のとき、日本政府がベルギーを援助したことに感謝して、両国ともに1995年の阪神大震災で多額の援助金を送ってくれました。

ベルギーに日本政府が援助したのは、それ以前の日中戦争で、諸国(アメリカや中国)が偽情報をばら撒いたとき、それは偽情報であると証明してくれた恩を返すためです。

つまり、日本は先にベルギーに助けられたということです。

日本人、特に阪神大震災の被害にあった人たちはベルギーやポーランドの歴史を知って、なぜ自分たちが助けてもらったのか知ることが大切だと思います。

覚えておきましょう。

ベルギー人、ポーランド人は半世紀前の恩も忘れない素敵な民族です

 「ベルギー・ポーランド最高―っ!

 「なお、大陸や半島の人間は助けても、個人レベルならともかく、国家レベルでは絶対に感謝などしてくれないので大きな見返りは期待しないほうがベターです。

何かあるたびに「日本が悪い。日本のせいだ、謝れ」と言い張って責任転嫁する国ですから。

どんなに献身的にしても、せいぜい「ありがとう」と言われる程度が限界と認識しておきましょう。

日本人に感謝すると社会的に抹殺されてしまう国なので、彼らは感謝ができないのです」

 「うーん、助けてもらってなんだけどさぁ、ベルギーやポーランドはともかく、トルコって日本をめちゃくちゃ勘違いしてない?」

 「たしかに、トルコはある意味 偏見の塊のような国の気がしますが、まぁ夢を見せてあげた方が幸せかもしれません。

エルトゥール事件後、寅さんはトルコ側の要請で、そのままトルコに留まり、日本語を教えるとともに、日本とトルコの友好親善に尽しました。

この時の教え子の中に、後にトルコ共和国初代大統領となる、ケマル・パシャがいたのです」

 「ちょっと待ったっ!」

 「・・・はい?」

 「ルリちゃん、説明役は渡さないって言ったでしょ?」

 「はぁ・・。でも読者の皆さんが、イネスさんのようなおばさんの話なんて聞いていても面白いかどうか・・・。

やっぱり、わたしのように若くて、可愛くて、つい守ってあげたくなっちゃう萌え萌えな美少女キャラが解説しないと読者もついてこないと思うんですけど・・・」

 「自分で言うなよ」

 「だって小林よしのりの「ゴーマニズム宣言」が嫌われる理由は、解説役が美少女萌えキャラじゃなくて、むさ苦しいおっさんだからという説も・・・」

 「誰よそんな説を作ったヤツは・・・」

 「でも一理あるわよ。

それにマイナー作品の主役より、人気作品の脇役の方が知名度高いし」

 「大人の考えですよね」

 「・・・あんたら少しは自分にプライド持ったらどうなのよ?

一応あたしらだってそこそこ人気あるのよ?

たしかにファーストの人気は凄いけど、あたしらだってそこらの主役キャラやよりよっぽど人気があるんだからさぁ・・・」

 「そんなこと言ったって、ロボットアニメでルリちゃんに対抗できる人気キャラといえば、レイくらいしかいないでしょ?」

 「わたしとルリがタッグを組めばもっと売れる・・・」

 「おおっ!ある意味最強コンビ!わたしも混ぜてくださいっ!脇役でいいからっ!」

 「大人ねぇ・・・。じゃ、あたしも」

 「大人か?」

  「ふん、そんな屁理屈で説明役は譲れないわね。いいじゃないのよ別に、こーいうときでないと活躍できない脇役の辛い立場ってもんくらい理解して欲しいわ ね。だいたい私だってボソンジャンプしなきゃアイちゃんとしてヒロインの座をしっかりゲットしていただろうし、そもそもミサトだって三十路一歩手前なの に、なによこの扱いの差は。向こうは大人の女で、あたしはおばさんってのは許し難いものがあるっていうか、乳臭いガキより大人の魅力が、ぶつぶつ・・・」

 「いろいろ苦労してんのね、リツコもこうなのかしら?」

 「精神分裂病・・・」

 「あれですよ、行かず後家」

 「何か言ったルリちゃん?」

 「別に」

 「ふぅ。それじゃ説明に戻るわね。

トルコは近代化に成功しつつある日本を参考にし始めた。

これが成功したか失敗したかは、現在のトルコを見ればわかる。

現在のトルコの人種はクルド人からユダヤ人まで幅広く、欧州と中東の真ん中にあるため黄色人種国家というよりは、多民族国家と言った方がいいわ。

それでもトルコ人口の99%はイスラム教徒で、これは完全なイスラム国家。

だけど政教分離されて議会はしっかり機能しているし、国民の教育水準も高い。

現在のトルコでは、国会議員の女性比率は約4%

公務員は60%、大学教授ではなんと60%にも達しているそうよ」

 「日本より遥かに先進的ですよね。

日本も個人レベルなら別として、社会レベルではまだまだ男尊女卑の社会ですし。

とてもイスラム国家とは思えないです」

 「そうよね。

日本じゃ料理は女の仕事とか言いながらも、一流のシェフは大多数が男性だし、看護婦はいても、医者は男性じゃないと珍しいとか言われるし」

 「仕事のできる女は恋愛ができないと思われている・・・」

 「オーケストラの指揮者も男性のイメージが大きいですよね」

 「まぁ、女性蔑視というのは日本だけでなく、むしろ世界レベルで見ればそっちの方が多いから珍しいといこともないわ。

とりあえずイスラム世界の男尊女卑は日本人の常識を遥かに超えているからそこを理解しないとトルコの凄さというか、異常さは理解できないわね」

 「異常さ、ねぇ・・・」

 「あのねぇ、イスラム世界ではレイプ事件が起きたら、レイプされた女性が誘惑したから悪いとかいう理屈なのよ?

ムスリム男性はユダヤ教徒、あるいはキリスト教徒の妻を娶ることが出来るのに、女性はムスリム男性としか結婚できないってのもあるし。

日本人から見れば明らかに男女差別であっても、「伝統だから」の一言で全てを片付けてしまう。

そーいう価値観の地域でありながらトルコのような国は異常だと言わざるを得ないと思うわ」

 「マジかよ・・・」

 「男女平等というのは本来、近代化社会にそぐわない理不尽な伝統をなくすためにあるべきだと思うんだけど。

人権団体ってのはどこも頭が少しおかしいもんだから、ちょっとでも男女平等に賛成するとフェミ・ファシズムのレッテルが張られてしまうのよね。

困ったものだわ」

 「大丈夫。フェミファシズムじゃなくて、ネオナチだと思われてるから」

 「うーん、何故でしょう?」

 「…トップCGがあれじゃあねぇ…」

 「何か言いましたか?」

 「別に」

 「こうしてトルコでは、日本の成功を見て近代化への抵抗が減ってきた。

しかし、一口に近代化と言っても、それは社会の根底そのものが覆すことを意味する。

トルコ社会そのものが変わるにはまだまだ時間がかかるということね。

一方、日本の行動を見てみると、当時の朝鮮半島の王朝、李氏朝鮮に圧力を掛け、無理矢理開国させていた。

日本の教科書では、日本は、ペリー提督の武力外交以上の強引なやり口で、朝鮮の平和を脅かしたと書いてある。

たしかに、それは事実ね。

しかし、それが真実かどうかというとあやしいものがある。

さて、お立会い。

幕末、日本に列強各国が押し寄せていたとき、お隣りの朝鮮にも列強は押し寄せていたか否か?」

 「来たんじゃない? 日本と中国の間にある朝鮮半島を、ターゲットから逃がすはずないわ」

 「その通り。

実際、列強各国は李氏朝鮮を植民地にしようと圧力を掛けていた。

当然、朝鮮内部でも開国派と攘夷派に分かれて意見は分かれていた。

日本では明治維新によって開国派が勝利したけど、李氏朝鮮では攘夷派が勝利していた。

朝鮮の考え方は、西洋列強がアジアを狙っている今だからこそ中国に従うべきだということ。

1840年の阿片戦争で負けて以来、支那はすでに国としてボロボロなのは誰の目にも明らかだったのにね」

 「ようするに朝鮮は現実逃避したってわけね」

 「まぁそういうことかしら。

支那がボコボコにぶちのめされる様を見て、朝鮮国内ではカトリックになる人間が増え始めた。

朝鮮語で蔑みをこめて異民族を指す言葉を『オランケ』というんだけど、このオランケが次の支配者になる可能性が高かったことを当時の朝鮮人はよく知っていたわけね。

特権階級の両班(ヤンバン)や富裕層は荷物を持って南に移動しはじめ、庶民の間には胸に十字架をかけて歩くことが流行した。

これが現在でも朝鮮半島にキリスト教徒、とりわけカトリックが多いことのきっかけにもなったわ。

しかし、徳川家康がキリスト教の持つ四民平等の考えを否定するためにキリスト教を弾圧したと同じように、ときの李氏朝鮮も弾圧をはじめることになる。

1866年、李氏朝鮮はキリスト教を邪教と断定し、王の命令としてフランス人宣教師九人を含む8000人のキリスト教徒を虐殺した。

数年前の1860年、中国が一人のフランス人宣教師を殺された報復として英仏連合軍に首都北京が占領されたことを考慮すると、李氏朝鮮の行動は大胆というよりは無謀極まりないと言わざるを得ないわね。

1866年の虐殺から難を逃れたリデル神父は中国の天津には駐屯するインドシナ艦隊にカトリック虐殺事件を報告。

当然、フランスは報復として軍隊を送った」

 「絶対絶命のピンチね」

 「しかし、これは朝鮮の勝利に終った

日本の場合が単なる返り討ちに終ったことを考慮すると、この勝利は信じられないことだったわ」

 「ちょっと待ってよ。清ですら首都を占領されたのに、朝鮮のどこにそれだけの力があったわけ?」

 「いいところに気が付いたわね。

その通り、朝鮮が独自に撃退できるなどあり得るわけがない。

しかし、朝鮮が撃退に成功したのは事実。

ここで歴史の紐をさらに解いていくと、その理由が明らかになるわ。

この戦い、すなわち1866年10月、仏国ローズ提督のインドシナ艦隊は7隻の艦隊と600人の海兵隊を率いて朝鮮を侵攻した。

フランス軍は江華島を一ヶ月間占領して朝鮮軍と戦ったけど、たった600人の兵隊で何ができるかは想像に堅くない。

結局、漢城(ソウル)を占領できずにフランス軍は撤退した。

5年後の1871年には米国アジア艦隊ロジャーズ提督は軍艦5隻と海兵隊1200人を率いて朝鮮に侵攻。

理由は簡単で報復の二文字。

今回の発端は1866年にアメリカの商船ゼネラル・シャーマン号が焼き討ちされ、全乗員が死亡したことにはじまる。

ま、お約束みたいなものね。

しかし、1200人の兵隊で一体何ができようか?

フランス軍と同様、米軍も江華島に上陸して朝鮮軍と戦ったけど、やっぱりソウルを占領できずに撤退を余儀なくされた。

フランスもアメリカも、一体何を考えてこんな少数の人数で戦ったのか理解に苦しむわね。

大方、黒船で二、三発大砲を撃ちこんでやれば戦わずして勝てるとでも思ってたんでしょうね」

 「普通なら実力差を見て「戦ったら負ける」とわかりそうなものだけど・・・」

 「それは日本の場合。

さて、以上のように明治維新前後で朝鮮は半分自暴自棄になって勝てない喧嘩を売りまくっていた。

今回の欧米列強の失敗の理由は、ただ単に他に忙しかったからに他ならない。

当時のフランスはインドシナの植民地経営に集中して朝鮮どころじゃなかったし、アメリカは南北戦争が終った直後で朝鮮どころではなかった。

プロイセンはドイツ国内の内戦や、オーストリア・フランスと戦争がはじまる寸前で朝鮮どころじゃないし、イギリスはインドの反乱の集中に忙しい。

ロシアは沿海州の開拓や、ウラジオストックの軍港建設に忙しく、朝鮮が二度の撃退に成功したのはただ単に運がよかったと考えるのが妥当なところね。

列強がそれぞれの問題を終らせて本腰を入れ始めたら、国力の劣る朝鮮は確実に植民地にされてしまう。

朝鮮滅亡のカウントダウンは確実にはじまっていた。

一方、1868年に明治維新を達成した明治政府は、この状況を傍観していることはできなかった」

 「そりゃ、びびるわよね。隣りの国が侵略者の前線基地になるかもしれないわけだし」

 「さてここで日本政府が取った行動は、「勝てない喧嘩は避け、国家独立を維持するために開国することが大切である」というメッセージを送ることだった。

つまらないプライドにこだわっていたら国が滅亡する。

そこで日本は近代化を進め、ここに明治維新を達成した。朝鮮も真似したらどうだ?

しかし、この文書は朝鮮側に拒否された。理由は何か?」

 「日本語が読まなかったとか」

 「いくらなんでもそれはないでしょ」

 「似たようなものね。この文書には天皇の印がしてあった。

しかし、ここで中華思想の問題が出てくる。

支那に皇帝がいる以上、属国である朝鮮は日本の天皇の存在を認めることはできない。

朝鮮にとって中国は主であり、日本は支那に逆って勝手に皇帝を名乗る逆賊なのよね。

というわけで「逆賊からの手紙など受け取らない」と日本は文書を拒否された。

日本は幾度となく文書を送り、数年に渡って朝鮮を必死で説得しようとした。

だからいきなり武力外交をし掛けたというのは大きな間違いで、『朝鮮は話し合いにすら応じず、武力外交は最後の手段として用いた』というのが本当のところね。

ま、この辺のことは教科書には全然載ってないけど。

載せるとやたらと内政干渉してくるから」

 「半島、頭悪すぎ・・・」

 「日本が富国強兵によって必死で国力を上げていた頃、腐敗政治が原因で財政難に陥った朝鮮政府は増税を決行、国内の治安や生活は大混乱に陥り、賄賂政治が横暴、国王・王妃の贅沢な暮らしが重なってすでに朝鮮の腐敗ぶりは頂点に達していた。

中華思想中毒の末期患者である朝鮮にまともな話し合いなど通用しない。

そもそも「朝鮮」という名前自体、「朝鮮は貢物が少ないくせに、中国からのお返しだけはたっぷり持って帰る」とかいう意味がある蔑称なのよね。

ようするに「朝鮮」ってのは「チョン」と同レベルの蔑称なのよ。

それを本人たちが自覚して「自分たちは朝鮮である」なんて名乗っているんだから、コリアンどもはなんていうか・・・末期よね。

というわけで、『こいつらとの話し合いでは決着がつかないから実力行使で開国を迫ろう』という考え方にそって武力外交を実行しようとした日本人がいた」

 「西郷隆盛さんだ! 征韓論ですね! 最初は却下されたけど、最終的に実行されたヤツです!」

 「あー、朝鮮を植民地にしようっていうヤツね」

 「ところがどっこい。朝鮮の植民地化=征韓論というのは日本人の持っている偏見よ。

というよりは、中国・韓国の情報操作ってところかしら」

 「えーと、ちょっといいですか?」

 「何かしらルリちゃん?」

 「手元の資料によると、西郷さんは征韓論、つまり「力づくで朝鮮を開国させよう」というアイデアを唱えていたわけではなかったそうです」

 

 参考資料: 教科書が教えない歴史 著自由主義史観研究会
1873年、明治新政府の中で朝鮮問題をめぐる論争が起きたとき、西郷隆盛は武力を用いても開国させようとする征韓論を主張し、この論争に敗れて下野した、と教科書には書いてあります。これは本当でしょうか?
近代化に踏み切った明治の日本は、隣国朝鮮と対等の国交を結び、協力してロシアの南下を防ぎたいと考えました。ところが朝鮮は、日本の近代化を伝統文化を 捨てたとして軽蔑しました。朝鮮の釜山に草梁倭館と呼ばれる日本の貿易事務所がありました。江戸時代には幕府と朝鮮との外交を仲介していた対馬藩が使用し ていました。1872年、明治政府はこの草梁倭館を外務省の管轄に移し役人を派遣しました。廃藩置県によって対馬藩がなくなったのですから、明治政府にす れば当然の措置でした。しかし、朝鮮にすれば一方的に倭館を接収することは、認めがたいことでした。朝鮮はつきあいをしていた徳川家を倒した明治政府を快 く思っていなかったのです。倭館を警備していた朝鮮の役人は詰め所に張り紙を出し、倭館にいる日本人には米や燃料を売っている朝鮮の商人の出入りを禁止す るとし、「近ごろの日本のやり方を見ていると日本は『無法の国』というべきである」などと書かれていました。これが日本に伝わると、日本政府の中に、掲示 は日本国家を侮辱するものであり、まず在留日本人保護のため少数の軍隊を送り、その上で使節を派遣して厳重な談判を行うべしという考えが生まれました。こ れが征韓論のはじまりです。
閣議では、板垣退助が征韓論を主張しました。しかし、西郷は「軍隊を派遣すると何かのはずみに武力衝突が起こらないとも限らない。まず使節を派遣して話し合うほうがよい」 と述べ、自らその全権大使の役目を引き受けたいと申し出ました。官軍の代表として、幕府代表の勝海舟との間で江戸城無血明け渡しの交渉をまとめた西郷で す。朝鮮は儒教の国であり、礼儀をつくして話せばお互いの立場をきっと理解し合えると西郷は考えたに違いありません。西郷は板垣に手紙を書きました。手紙 に次の一節がありました。「使節を派遣すれば必ず朝鮮政府は使節を殺すという暴挙に出るでしょう。そうなればあなたが主張するとおり朝鮮と戦争をする理由 ができます。だから、まず私を使節として送ることにどうか賛成していただきたい」
後世の歴史家たちは、この手紙を根拠として西郷が征韓論を唱えていたとしました。しかし、西郷は礼節の国朝鮮が自分を本当に謀殺するとは思っていなかった はずです。実は西郷は板垣を説得するためにこの手紙を書いたのです。説得は功を奏しました。閣議では西郷を朝鮮に派遣することが決定しました。ところが、 当時の閣議のとりまとめの役目をしていた公家出身の岩倉具視は、西郷の真意を誤解したらしく、明治天皇には閣議決定と逆の報告をしてしまいました。西郷は 岩倉の閣議決定無視の考えを知り、憤激して参議を辞職しました。これが西郷下野の真相です。もし閣議決定どおり西郷が使節として朝鮮に派遣されていたら、 日朝の友好関係がつくられ、東アジアの近代史は別のコースをたどった可能性があります。いずれにせよ西郷は征韓論を唱えず、論争にも敗れていなかったのです。

 

 「あの民族と「話せばわかる」などいう夢のような話を本気で信じていたならば西郷さんの頭の中はお花畑と断言できますが、どちらにしろいきなり軍隊を差し向けようとはしなかったそうですね」

 「ふむ、興味深いけど、まあその辺はどうでもいいわね」

 「歴史を語るサイトとは思えない暴言ね」

 「それはこっちに置いといて。

征韓論がもしも「朝鮮征服」ならば、開国を進める手紙なんて出さないでとっくに侵攻しているわ。

実際、1876年には30隻の大規模艦隊と戦闘部隊をもって江華島に上陸しているわけだから、朝鮮を侵略する実力はあったのよね。

こうして結ばれた江華島条約によって朝鮮は開国した。

ここで日本の教科書に載っていないのは、この開国によって朝鮮から外国へ旅行して多くの近代文明を知ったということね。

つまり、朝鮮の文明開化が始まったということ。

それまでの閉鎖的な朝鮮に、諸外国から新思想が入ってきて朝鮮の近代化がはじまったとすれば、江華島条約はむしろ朝鮮の発展に役立ったとも言える。

この手の歴史的な転換期は歴史家の数だけ歴史観があり、様々な意見が生まれるのが日本の場合だけど、韓国では「日本が朝鮮を侵略した。以上」ということになっている」

 「なんで? 

今の韓国は世界から新思想・新技術を受け入れて発展するのが普通なんだから、その原型を作った事件なら肯定的に捉えてもおかしくないはずじゃない。

そーいう意見がまったくないってのは変な話よ」

 「問題ないわ。無かったことになってるから」

 「――― はい?」

 「だからね。連中はタイムマシンを持っているのよ」

 「ハァ? タイムマシン? 過去と未来を移動できるってアレ?」

 「『過去は振り返らない、未来は自分で切り開くものだ』

なんか、『バック・トゥ・ザ・フィーチャー3』みたいでカッコいいけど、要するに過去の出来事は都合のいいように作り変えてもOKってこと」

 「ちょっと待ってよ。いくら国益優先って言ってもやり過ぎじゃない? それって。

そんなんで余所の国と付き合えるわけないじゃないの」

 「なんせ中華思想だからね。

近代における日本と韓国の歴史は表裏一体。

日本の歴史の正当性を認めれば、それは中華思想の敗北を意味する

明治日本の思惑は中華思想による古い秩序を破壊して、アジア各国が近代化した独立国家を作ることにあった。

他のアジアよりも一足先に近代化した日本が教師となり、朝鮮を近代化させ、日本・朝鮮連合軍を作る。

それを軸に支那をも含めたアジア連合軍を形勢、アジア全域の独立を完成させ、最終的には世界の有色人種が白人に支配されない新たな世界秩序を構築することが目的だった。

このように征韓論というのはあくまで朝鮮を近代化させ、日本のパートナーにする一手段に過ぎなかった。

その証拠に日本は韓国に対し、教育や援助を行って韓国の近代化を助けるようになる。

植民地支配ならそんなことはしない。

わざわざ自分の支配地域を力をつけさせるなど理に合わないからね」

 「でも、無かったことになってますよね、それ。

日露戦争で日本に協力した韓国人がいた、ってのは教科書じゃ載ってないし」

 「そうなの?」

 「日本が正しいという歴史観は中華思想に反するから・・・」

 「なんとなく、イスラム過激派に悩まされてるアメリカの気持ちがわかるわね。

明治日本は中華思想に悩まされ、アメリカはイスラームに悩まされる。

伝統と近代化。

両立は無理なんじゃないの?」

 「人は変わっていく。

いえ、変わらないといけない。

そうでなければ世界から孤立し、孤立すれば自分を受け入れてくれない世界を怨むようになる。

その恨みは憎悪に変わり、時計の時針のようにゆっくりと熟成され、本人も気づかない間に心を蝕んでいく。

だからこそ恐いわね」

 「ちょっといいですか」

 「な〜にルリちゃん?」

 「フルメタル・パニック!のパクリはよくないと思います。

あと、ファーストガンダムも入ってますね」

 「なぬ? 真面目なセリフだと思ってたら実はネタだったのね」

 「いつものことですよ、いつもの。

シリアスなんて続かないシリーズですから。

真面目に読んでると馬鹿を見ますよ。

おもしろきこともなき世をおもしろく。

これはあくまでギャグ小説なんですから」

 「なかなか鋭い突っ込みね。けどルリちゃん」

 「はい?」

 「説明役は渡さないわよ

 「・・・・・」

 「それはいいとして・・・・。これって壮大な計画よね。考えたの誰? 日本人?」

 「一万円札の人よ」

 「キタ―――っ!」

 「ふーん、ただの塾の先生じゃなかったのね」

 「テッサ先生も言ってたでしょ?

ジャンヌ=ダルクと、マキャベリと、ナポレオンを足して3で割ったような超タカ派親父だって。

あの人は教育者というよりは、思想家って感じね。

明治14年発行の『時事小言』という本にはこんなことが書いてある。

友好条約の締結だけでは国家の独立を維持できない。友好条約を破れば道徳に背くという理由だけで、条約を守る国が古今東西、世界にあったであろうか、そういう事実を今だ知らない。

ようするに、「条約というものは、金と兵力が均衡状態にあるという条件でしか守られない」ということね。

だから富国強兵というのも、ただ単に防衛のためではなく、不平等条約を撤廃するための一手段という性格も帯びているわけ」

 「相も変わらずタカ派ねぇ。頭の中、どうなってるのかしら?」

 「普通よ。そもそも、これの元ネタはナポレオンだったりするしね」

 「なぬ? オリジナルだと思ったら実はネタだったのね」

 「だから言ってるでしょ? 「ナポレオンが入ってる」って。

だいたい、同人誌にパロディは付きものでしょう?

彼は同人の神様なんだから、ネタをパロっても文句を言ってはダメ。

パロディを禁止したらコ●ケの作家の9割は本が出せなくなるわ。

歴史の人物は神様じゃない。同じ人間よ。凄いところもあれば欠点もある。

そんなに神聖化する必要はないし、しても意味はないわ。

それは福沢諭吉も同様。

例えば彼は、大の写真好きで、1860年にアメリカに行ったときに、サンフランシスコで写真屋のおねーちゃんと一緒に写真を取ったときのをはじめ、多数の写真が残ってるわ。

世が世ならカメラ小僧になってかも知れないわね」

 「カメコって、をい・・・」

 「だってホラ、同人の神様ですからっ!」

 「・・・・イメージが壊れてくわ・・・」

 「歴史の英雄なんてそんなもんよ。細かいことは気にしてはいけないわ。

なお、「学問のすすめ」他いくつかの著作はネット上に転がってるから、読みたかったら検索エンジンで探してみるのもいいわ。

どうやら著作権が切れてるみたいね。

買う必要もないのにわざわざ自腹を切って「学問のすすめ」を買う物好き・・・ごほん、勉強熱心な人がいるらしいけど、まぁ景気回復に貢献してるからその行動は無駄じゃないわ。

その調子で頑張ってね。

福沢諭吉は、欧米の文化に感化したといってもその実、努力と根性でいつかは欧米を追い越してやると意気込んでいた。

心の中の黒い帆に野心という風を受け、いずれはアメリカをも打ち倒し、そのときこそ

世界征服っ!

 「そんなことは一言も言ってないですよ、あの人は。

世界征服なんてどこぞのチョビ髭じゃあるまいし」

 「え〜。そうなんですか〜? あたしはてっきり」

小さい!小さいのぉ!
この福沢、狙うんなら世界ぜよっ!

 「とか言っている人だと思ってたのにぃ・・・。がっかりですぅ・・」

 「がっかりって、をい・・・大体それは坂本竜馬・・・」

 「っていうか、この人たちは、一万円札の人をなんだと思ってるのでしょうか?」

↑ なんか凄いことになっている一万円札の人

 「たしかに諭吉さんは、「今の日本はたしかに西洋に比べて遅れているが、頑張ればアメリカにだっていつかは追いつける。

努力をしろ。才能を磨け。自らを全身で感じ、頭で考え、心で判断しろ。自分を守れるものは自分だけだ」的なことは言ってましたけど・・・」

 「後半は言ってないような気がするけど。ま、いっか」

 「いいのか、それで?」

 「細かいことは気にしないの。きっと心の中ではそう思ってたのよ。

そーいうことにしておきなさい」

 「捏造してどうする・・・」

 「だって、世界征服は人類の夢だし」

 「日本人にも一人くらいはでっかい夢を持った人がいても・・・」

 「よくねえよ、アホかアンタは」

 「今ごろ気づいたの? こんな小説に出演している時点でアホ決定なのは自明の理。

今ごろになって慌てるなんて、無様ね・・」

 「・・・・」

 「この野望・・・ごほん、理想に感動し、朝鮮も日本を参考にして近代化を進め、来るべき新時代を切り開こうという朝鮮人がいた。

しかし、中華思想の呪縛は日本人の考えている以上だったのね。

親日派がクーデターを起こし、なんとか近代化させようとするも、すぐに逆クーデターで元に戻ってしまい、朝鮮は再び中国へ接近した。

親日派はことごとく殺され、彼らの遺体は日本が丁重に弔ったけど、反日派は親日派の墓を暴き、遺体を街中にさらすなどの卑劣極まりない行為を実行した。

ま、墓暴きの後に遺体を吊るすのは中国の伝統文化と言えば文化なんだけどね。

敵は子々孫々まで呪い、絶対に許さないのは中国や朝鮮の十八番だから。

あまりに酷い朝鮮の現実を見た福沢諭吉閣下は、ぷっちーんと、ぶち切れて「脱亜論」にこう書いた。

「我は心に於いて亜細亜東方の悪友を謝絶するものなり」」

 「ナム戦映画風日本語に訳すと、「東アジアのクソどもには愛想が尽きた。勝手にしやがれ、この▲×@●野郎っ!」ってところでしょうか?」

 「なんつーか、凄い訳よね・・・」

 「えー、でも意味はそんな感じでしょう?

この時点ですでに、開国を薦めてから10年以上が経過してるわけですし。

さっさと開国してもらわないと、第三次スパロボのネオグランゾンを5体同時に相手にするくらいヤバイ状況なんだし・・・・・

ロシアが本格的に南下してきたらこの時期の日本じゃ太刀打ちできません。

つまり日本の滅亡ですよ?」

 「そりゃそうだけど・・・・。日本史の教師が読んだら泣くわね、きっと・・・」

 「たしかに、俺の諭吉さんを汚すなっ!とか言われそうね。くわばらくわばら・・・」

 「・・・・・・・」

 「こうして朝鮮は相も変わらず支那にべったりだけど、支那だって戦争で負けて弱っていた。

そこで支那は朝鮮から絞れるだけ絞ろうと思ってさらに圧力を掛け続けた。

ここまでされて、なぜ独立しようとしないのか理解に苦しむけど、それでも彼らは支那がお気に入りみたい。

ここまで来ると中華思想というのは、単なる思想ではなくイスラム原理主義と同じタイプの宗教的思想の性格を帯びていると考えるのが妥当ね」

 「宗教じゃ仕方ないわ。宗教に理屈は通じないもの・・・」

 「1887年6月にはベトナムがフランスの植民地と化した。

列強のアジア進出は日本の予想を遥かに超えたスピードで押し寄せてきたわけね。

さらに1891年になると、ロシアがシベリア鉄道に着手し始めた。

もしこの大陸横断鉄道が完成すれば、首都モスクワから極東まで一気に兵力を送ることができる。

まさに日本にとってこれほどの脅威はないわ、無論朝鮮にも。

日本はまだ海という天然の要塞があるけど、朝鮮とロシアは国境で接しているからね。

このロシアの台頭に対して、朝鮮は何をしたか?」

 「日本と協力―――」

 「するわけないでしょう?」

 「国が滅ぶ程度の危機感で連中が協力してくれるなら誰も苦労しないわよ。

この時点ですでに15年近く言いつづけても全然言うこと聞かないし」

 「馬鹿は死んでも直らない。半島は一度消滅しなくちゃ理解できない」

 「と思うでしょう?

ところがどっこい、いくら韓国が荒廃していても、そこまで腐っちゃいない。

腐っているのは今の韓国の歴史観ね。

手元にある中学の教科書だと、韓国は抗日ゲリラの活動ばかりが表立って見られるけど、実際の朝鮮は国内世論は決して一枚岩ではなかった。

韓国を独立させようとする日本と、あくまで属国と言い張る清が対立した日清戦争が日本の勝利に終わり、韓国内でも「日本の理想は妄想ではない。現実を見て近代化すべきだ」という声が少しずつ高まっていた。

この日清戦争の発端となったのが朝鮮国内の反乱で、いわゆる東学党の乱。

しかし反乱に対し、朝鮮政府はたった3000人の兵士しか派遣できず、宗主国の清に援軍を要請した。

清の狙いは朝鮮を独立させようとする親日勢力を取り締まることね。

日本も日本人保護を目的に兵士を派遣。

東学党の乱が朝鮮側の説得であっさり片付いたものの、大変なのは清と日本による事後処理。

日本の言い分は、この反乱の原因は政治の腐敗にあり、政治改革と近代化をすべきということ。

これが清にとって気に入らない。

朝鮮が近代化し、独立なんてされてしまったら大損もいいところだからね。

これが日清戦争の原因となったわけ。

日清戦争が単なる「植民地合戦」、もしくは「日本による朝鮮・清への侵略」という人間は、大体が思い込みだけでモノを言っていると判断せざるを得ないわ。

ましてや「清は朝鮮を助けるために戦った」なんてのは大嘘もいいところ。

日清戦争に際し、明治天皇の宣戦の詔勅には、

「日本が朝鮮に秕政の釐革(ひせいのりかく=悪政の改革)、治安の保持、自主独立を求めたのに対し、清国はこれを妨害し、自らの非望を遂げようとした」とある。

一方清国の宣戦布告は「朝鮮は我が大清の藩属たること二百余年… 」と述べていて、依然朝鮮が清の属国であることを主張している。

朝鮮人はいい加減、自分たちの国が長年中国の食い物とされてきたという事実を自覚すべきね。

末期の李氏朝鮮をどう見るか?

この世の地獄だったか、この世の楽園だったか?

そこをどう見るかで歴史観がかなり違うわね。

とりあえず、朝鮮末期の朝鮮末期の代表的な知識人だった李人稙(1862-1916年)が、『血の涙』という詩をつくっているから紹介しておくわ」

  両班たちが国を潰した。
  賤民は両班に鞭打たれて、殺される。
  殺されても、殴られても、不平をいえない。
  少しでも値打ちがある物を持っていれば、両班が奪ってゆく。
  妻が美しくて両班に奪われても、文句をいうのは禁物だ。
  両班の前では、まったく無力な賎民は、自分の財産、妻だけではなく、
  生命すらその気ままに委ねられている。
  口ひとつ間違えればぶっ叩かれるか、遠い島へ流される。
  両班の刃にかけられて、生命すら保つことができない」
     (『韓国現代史』第8巻 新丘文化社 ソウル)

 「相当酷い有様みたいね」

 「こんな状況を変えようとした日本が悪役とされている現在の悪虐史観はなんとかならないものかしらね。

さて、この日清戦争は両者の力が互角の戦争では決してなかった。

日本側の兵力は12万、清国側は100万。

10倍も兵力が違う。

本当に100万だったのかは凄く怪しんだけど、とりあえず100万としとくわ」

 「怪しいって・・・いい加減ねぇ」

 「しょうがないでしょ。

支那の記録に信憑性がないのはいつの時代も同じなんだから。

平気で事実を捻じ曲げるから支那の文献は当てならないのよ。

政権が交代するたびに前の王朝の歴史書を焼いて、それまでの歴史を新政権に都合よく捏造するもんだから、明治時代の支那の歴史家は自国の歴史を学ぶために日本の資料を使ったという話があるくらい。

で、その当てにならない支那の資料によれば、当時の清国の常備兵力は三十五万人に及ぶとされ、日清戦争開戦に先立って六十三万人を新たに動員したとなっている。

けど腐敗した軍事組織では兵力を書類上で水増しして、給料や食糧をごまかすことが日常的なことだったから、100万という数字が間違っているのはほぼ確実ね。

もちろん誤魔化した分の物資は書類を作成した連中の懐行き。

日清戦争における清軍兵力は100万ではなく、半分の50万くらいと考えた方が妥当だと思うわ」

 「100年以上前からそんなノリだったのね、あの国は」

 「それでも支那の方が人口も国土も広いから、世界は圧倒的に清の勝利を確信していた。

だからこそ劇的な日清戦争における日本の勝利は朝鮮の世論を動かしたわけね。

この勝利によって朝鮮はようやく中国の呪縛から解き放たれ、1897年月、朝鮮国王の高宗は国号を大韓帝国と改めるとともに、皇帝を称した。

つい前まで日本の天皇の存在を認めなかった朝鮮が、自らを皇帝と名乗るようになったわけで、これは韓国と中国が対等であると世界にアピールしたことを意味する。

世界に『国際社会』という認識が作られてから、韓国が独立を果たしたのはこのときが初めてというわけね

そして日清戦争から10年後の1904年の日露戦争には、韓国内の親日反ロシア勢力である「一進会(イルチンフエ)」という集団が協力していた。

一進会(イルチンフエ)の会員数は自称100万人を超えていて、20万人以上が日本側に参加して実際に戦っていたわ。

当時の韓国の人口が老若男女合わせて1300万人くらいだったから、単純計算で、韓国人の1割が日本に協力していたという計算になるわね。

日露戦争は日本とロシアの戦争ではなく、黄色人種と白人の戦いであることを、トルコ同様韓国も知っていたということかしら」

 「自称って何? 自称って?」

 「さあ?

 「さあって、をい・・・」

 「うーんとねー。正直に言えば、正確な数はわからないのよ。

なんせ朝鮮人は、昔から物事を捻じ曲げることを平然とやる民族だから。

手元の資料(親日派のための弁明 著者キムワンソプ)によれば、時期によっては100万人を超えたこともあるってことかしらね。

つまり、何年何月くらいまで指定しないとなんとも言えないわ」

 「とりえず、韓国にも「日本と協力してロシアを倒さないと国が滅びる」と主張する連中が、国家レベルで存在していたということでいいの?」

 「そういうことになるわね。

この一進会(イルチンフエ)は、韓国内の中華思想の狂信者どもに足を引張られ、いろいろと妨害をされながらも韓国を守るために必死で戦っていた。

世界中の有色人種が、日露戦争の勝敗に世界の歴史がかかっていることを知っていた。

それの証拠の一つが二時間目の授業の最初で見せたペルシャの新聞記事ね。

あのような記事は世界中に腐るほどある。

ところが国のために命を賭けて戦った勇者であり、本来ならば称えられるはずの一進会の活躍は、現在の韓国の歴史からは消えている。

親日というだけで、祖国のために戦った自分たちの先祖の活躍さえも、外交のカードのためには無かったことにする

それが21世紀現在の韓国の歴史観というわけね、何考えてんだか」

 「味方だろうが、先祖だろうが全く容赦しない 

今も昔も大陸はそんな連中よね」

 「だってホラ、伝統ですから。

支那もそうですけど、東洋の歴史観は勝者は絶対正義に書かれ、敗者は絶対悪に書かれてしまう歴史だから。

『敵ながら天晴れ』ってのは、東洋よりもむしろ西洋の考え方ですよね。

特にイギリス!

 「イギリス?」

 「説明しましょう。

イギリスという国は、戦争で苦戦したり負けることがあると、必要以上に相手の将軍を名将と称えることがあるのよ。

つまり、

相手が名将だから負けたんだ!

名将相手に俺達は頑張った!

頑張った俺達は偉い!

ってな思考回路なのよ。

だから対イギリス戦で活躍した外国人はみんな歴史的な英雄なのよね。

ジャンヌとか、ナポレオンとか、ロンメルとか。

北アフリカ戦線でロンメル将軍が敵であるイギリス兵に崇拝されたのも別に不思議なことではなく、イギリスはそーいう文化の国ってことかしら」

 参考資料: 20世紀最高の宣伝術師 ヨーゼフ・ゲッペルス 1941年12月20日の日記 「ヒトラーの戦士たち 原書房」より
「イギリス人は新聞でロンメルに最高の賛辞を送っている。これは、イギリス人が現状に満足していないことのあかしである。なぜなら、彼らが負けたときに敵を誉めるのは、そうすることで敗北をよりうまく正当化するためであるのだから」

 参考資料: 大英帝国首相にしてノーベル文学賞受賞者 ウィンストン・チャーチル
「(ドイツ軍の)ロンメルは偉大なり!

 参考資料: ノーベル文学賞受賞者 バーナード・ショウ
「(独仏戦の)ダンケルクの大敗北をみて、われわれは完全に震えあがった。しかしこれでよいのだ。
古来、イギリス人は、震え上がらなければ、クリケット、ラグビー、テニス以外のことを絶対にやらない国民だから」

 

 「イギリスって一体・・・」

 「だってイギリスですから!

タイガー戦車の存在を、英国情報部が前線の指揮官に伝えるのをミスったせいで大打撃を喰らったときも

敵をあざむくには、まず味方から

とか言って言い訳する国ですし」

 「欺いてどうすんのよ、欺いて・・・」

 「007を地で行く国だからね。

さて、日露戦争にも似たようなエピソードがあるわ。

日露戦争で旅順攻略の日本軍は、半年以上の時間と6万人の死傷者を出してなんとか戦いに勝利した。

その後、ロシアのステッセル将軍と日本の乃木将軍が会談したとき、お互いの将軍が―――」

どごおおおおおんっ!!

 「はぁはぁ・・・っ!」

 「はぁはぁ・・・っ!」

 「まだやってたんかい・・・・」

 「俺の機体はもう限界だな・・・・」

 「俺のエステももう限界だ・・・・」

 「どうだ? 今回は引き分けにしないか?」

 「俺は構わない。ガイがいいって言うなら」

 「ふっ、たしかアキトとか言ったな。

いいパンチだったぜ

 「そ、そんな・・・」

 「さすがの俺も危ないところだった。やるじゃないか」

 「そんなことはない。ガイ、俺だってもう少しでやられていた。引き分けたのはまぐれだよ」

 「謙遜するな。誇りに思え。お前が誇りに思わねば、俺の立場がない。

俺もお前と戦えて誇りに思う

 「ガイ・・・・!」

 「くぅうう!!

拳と拳で語り合う男同士の熱き友情っ!

燃えるシチュエーションですっ!

やっぱ熱血ロボットアニメはこうでなくちゃっ!」

 「暑苦しいわねぇ・・・」

 「―――と、これと同レベルの熱い会話が行われたと言われているわ」

 「ちょっと待って。それ本当の話?」

 「ええ。

乃木将軍は旅順のロシア軍を称え、ステッセル将軍は日本軍を称え、敵同士でありながらも私怨ではなく、祖国のために戦っていたところに友情が芽生えたという美談。

この話は世界中を感動させ、乃木将軍の名前はトルコの大都市イスタンブールの地名にもなったのは授業の最初で言った通りね。

元々、日本の刀技術は世界トップで、日本刀は海外のコレクターの間で有名だった。

そして日清戦争、日露戦争における奇跡的な勝利とあいまって、「日本は、死をも恐れぬ闘志を持ったサムライの国」と世界にその名を轟かせた。

映画の時代劇で日本は勘違いされてると思っている日本人がいるけど、その起源は古く、すでにこの当時から日本は勘違いされていたのよね。

そしてエピソードは唱歌とされ、戦前の小学生は胸をときめかせてそれを歌ったそうよ。

戦後になってその手の軍事ネタは教育界から一掃されてしまったけど、「燃え」の精神は形を変え、姿を変え、21世紀現在はロボットアニメ及びスーパロボット大戦の形で生き延びてるってことね」

 「・・・・・・・・なんつーか、旧日本軍って一体・・・」

 「ま、旧日本軍も同じ日本人。

フタを開けてみれば、やっぱり同じ日本人ということかしら」

 「けど、どうして韓国は日本と一緒に戦ったって言わないのよ?

トルコだったら声を上げて言うでしょう? 世界最強のロシアに勝ったんだから。

それに、韓国にとっても日露戦争は防衛戦争だったんでしょ? なんで自分たちの先祖を称えないのよ」

 「だって日本がカッコよくなっちゃうじゃないの。

というわけで却下。

言ったでしょ? 韓国は味方だろうが、先祖だろうが全く容赦しない国だって。

親日なら愛国者だろうがなんだろうが悪だし、嫌日なら売国奴だろうが犯罪者なんだろうが正義。

在日外国人の犯罪で一番多いのは韓国人なんだけど、当の韓国は反省どころか逆切れしている始末。

それが韓国という国なのよ。

それに日露戦争でロシアが脅威だったということは、征韓論を正当化させてしまう。

今の韓国政府の方針はあくまで反日ナショナリズムだからね。

反日勢力が政権取ってるからしょうがないのよ。

韓国では、親日的な発言をする人たちは、社会的に抹殺されてしまうから、韓国は一種のファシズム状態にあると考える方が妥当。

ナチスドイツが自己批判できなかったように、今の韓国も自己批判なんて出来ない状態にあるのよ。

だから言わないんじゃないくて、言えないってのは本当のところじゃないのかしらね。

でもこれは珍しいことじゃない。

例えば、21現在のアメリカや西側諸国でも、反ユダヤ的な発言をする人間は、すぐにナチのレッテルを貼られてしまい、社会的に抹殺されてしまうため、事実上イスラエル批判ができない状態にある。

ま、そーいうことね。

フランスのミッテラン大統領曰く「ナショナリズムは愚か者の麻薬である」とはまさにこのことかしら」

 「あと何百年かかるんでしょうね。韓国が中華思想の呪縛から解放されるには」

 「千年以上続いた宗教は、そう簡単にはなくならないわ。

イスラム原理主義がなくならないのと同じね。

さて、この日露戦争において、国際世論は日本の味方をしていた。

なんせロシアが韓国・日本を植民地にしてしまえば、アジアにおけるロシアの力はさらに増えることになる。

この頃、南米諸国はようやく独立を果たしたものの、またいつ植民地にされるかわかったものじゃない。

というわけで南米諸国は日本の味方が多かったわ。

アルゼンチンやチリは、日本に軍艦を売ってくれて、この軍艦がなければロシアのバルチック艦隊を倒すことは不可能だった。

イギリスは当時、世界の海を制していたため、ロシア艦隊が立ち寄る港に圧力を掛け、補給をさせなくてしていた。

どんなに優れた兵器と兵隊も、補給がなければ戦えないのは、ソフィア先生の補習授業を読めばわかるわよね」

 「エネルギーが尽きた真・ゲッターはただのお荷物」

 「どうしてすぐにスパロボに例えるかなぁ・・・」

 「日露戦争において、日本は戦費の60%に当たる12億円をアメリカ・イギリスに借りていた。

第二次大戦でイギリスが、イラン・イラク戦争でイラクが戦費を借りていたように、アメリカは自分の敵を倒すためなら二つ返事でお金を貸してくれる国ということ。

イラクの場合、その借金を返すのが嫌でクウェートを侵略したりするあたり、なかなかの悪党よね。

外交の本質は、相手を利用すること

昔も今もそれは変わってないってことかしら」

 「え? 湾岸戦争ってそれが理由なの?」

 「表向きはね。

けど、話はそんな単純じゃないわ。

歴史というのは事件の前後数年を見るだけではその本質は見えてこない。

何百年、何千年という広い歴史的視野で大局を見なければ、世界情勢を知ることはできないわ。

全ての歴史は現代史。

無知無謀は、亡国のはじまり。

愚民の上に辛き政府あり。

まぁ口で言うのは簡単だけど、実行するのは難しいけどね。

 「立派なことを言っているようで、さりげなく「学問のすすめ」の文章をそのままパクるあたり、文章力がないですよね。ホント」

 「あのねぇ、何かをゼロから発明するってのは凄く難しいのよ?

日本人は基本的に発明より改良の方が得意なのよ、自動車でも電化製品でも」

 「パロディ得意ですからね、日本人はっ!」

 「パロディって、をい・・・」

 「日露戦争勝利後、日本は韓国を近代化させようと韓国を保護国にした。

なんせ韓国は自力で近代化できる力など持っていなかったからね。

当時の米国大統領ルーズベルトも、「韓国が国際社会で生き延びるためには日本の保護国になる以外に道はない」と言ったそうよ。

日露戦争で破れたといっても、ロシアの力はまだまだ健在だった。

アメリカお得意のバランス・オブ・パワーの戦略から言えば、地域大国を牽制させあい、グローバル大国を作らせないためには韓国を強くするのが一番と考えたってこと。

この辺は20世紀後半の中東情勢とまったく同じ構図ね。

イラク、イラン、イスラエル。

中東の3列強を互いに牽制させ、そのためにどこかが弱ると援助し、どこかが強くなると潰しにかかる。

国防どころか壬午軍乱、甲申政変、東学党の乱(甲午農民戦争)。

いずれの内乱も自分自身で鎮圧できず、宗主国清に援軍を頼んだ李氏朝鮮に、アメリカは何も期待していなかったってこと。

さてお立会い、ときは1905年。

日露戦争に勝った日本が韓国を保護国にした頃のお話。

この時点で日本は韓国を併合しようなどとは思っていなかった。

日本の思惑は韓国が自立できるまで日本が手伝い、韓国には日本と同等の近代国家になってもらうことだった。

韓国人も、日本の理想に共感し、必死で近代化をするために勉強をしていた。

近代化しなければ国が滅亡する

危機感を覚えた韓国人たちは努力に努力を重ね、国を守ろうとしていた。

李氏朝鮮時代、どれほど韓国人が近代化を拒んでいたかというと凄いものがある。

例えば、当時の半島では公式の場でメガネをかけることすらタブーだった

視力が低い人がそれを矯正することは現在はもちろん、その当時だって当たり前のこと。

でも儒教の呪縛に縛られた半島は海外の人間相手にも自分のルールを押し通していた。

これが観光旅行ならまだわかる。

もし日本人観光客が腰ミノをした未開人に会ったら写真を取ったりして喜ぶでしょうけど、それがもし外交相手や仕事相手だったら?

自分はスーツを着ているのに、相手が伝統衣装で自分たちだけのルールを押し付けて来たら?

誰だって相手にしない。

それは昔も今も同じこと。

今でもこれだけ偏見が残っているのにも関わらず、全世界規模の戦国時代である19世紀末だったら?」

 「まず確実に人間扱いされないわね」

 「そーいうこと。

実際、19世紀後半の朝鮮人はアメリカ人にインディアンよりも文化の劣るの民族と見られていた。

海外に出た朝鮮のインテリは、朝鮮人が外国に人間扱いされていないことに大きなショックを受けざるを得なかったのね。

李氏朝鮮が狙われる理由はなによりその貧弱な兵力にある。

人口1300万人の李氏朝鮮に、正規軍は何人いたかというとたったの2000人。

警察に毛が生えたようなものね。

軍なんて呼ぶのも無理があるわ。

これでは狙ってくださいと言っているようなもの。

こんな兵力で仏軍や米軍を撃退できたものだわ。

まぁ、そのときは相手も600人だの1200人だの小競り合いにも等しい人数だったけどね。

さて、江戸時代の日本に士農工商という身分制度があったように、李氏朝鮮にもまた絶対の身分制度があった。

両班、中人、常民、奴婢と呼ばれるものね。

特権階級の両班の横暴は凄まじく、強盗、殺人、恐喝からレイプまで好き勝手に暴れ回ったそうよ。

何せ警官なんてほとんどいないし、いても賄賂がないと働かないし、国王は贅沢の限りを尽くしているし、政府は賄賂政治で腐ってたし、もう放って置いても国が滅ぶのは時間の問題ってところね。

それに抗日ゲリラも、日本軍とだけ戦っていたならまだ許せるわ。

誰だって侵略者を追い出したいからね。

だから、彼らが愛国者として評価されるのもそれはそれでいいと思うの。

でも、抗日ゲリラが本当に抗日運動のみを繰り返していたか?というと怪しいものがある。

政府自体がこれだけ不敗して、国自体が貧しさのどん底状態にあるのにも関わらず、資金も補給もないただのゲリラに日本軍と戦えるだけの金と兵力があっただろうか?

現在の中東のゲリラが、反政府運動だのイスラム原理主義だのと称して強盗や殺人を繰り返しているのと同じく、反政府ゲリラなんてものは、その多くがただのテロリストになってしまう。

中世ヨーロッパの傭兵がただの強盗団になるのと同じね。

抗日ゲリラもそれと同様、罪もない同郷の韓国人に横暴の限りを尽くしていた。

「日本軍と戦うから」と言って、市民の家に押し入り、すべてを奪い取るという強盗行為が半島全土で行われていた。

当初の理想は失われ、ただのテロリスト集団と化した抗日ゲリラが国中で暴れ回っていた。

当時の韓国は、すでに国が崩壊していた、というのは日本だけでなく、欧米の見解も同じね。

李氏朝鮮末期の絶望的な状況を紹介した本は欧米諸国にもあるけど、韓国の歴史の教科書ではこの頃の国内事情は載ってないのよね」

 「だってホラ、無かったことになってるから」

 「だからこそ韓国を真に思う人たちは近代化を進めた。

多くの時間と予算を掛け、韓国は少しずつ近代化していった。

海外でも韓国の近代化は評価され、アメリカ・イギリス・ドイツなどの先進国の政治家たちは韓国の近代化にショックを隠し切れなかった。

それまでは単なる野蛮人としか思っていなかった韓国人が、今や自分たちと同じ文化をもち、それを完全に身につけている。

このままいけば韓国は自立し、国際社会でも独立した国家として見られる可能性は高かった。

ところがどっこい、またもや出てきた中華思想

古い秩序を崩壊させようとする日本と親日韓国勢力を排除しようと、抗日ゲリラが足を引張る引張る。

なぜ古い秩序にこだわるかと言えば、答えは簡単、古い秩序のままなら美味しい汁を吸える連中がいたからよ。

腐敗政治の根本的な原因、それは官僚=お金持ちという悪しき伝統に他ならない。

『3年間官僚になれば3代まで遊んで暮らせる』とまで言われていた政治形態の李氏朝鮮では、人々は官僚になることのみに全てをかけ、労働者は働かず国力は落ちる一方だった。

「労働は美徳なり」という考え方が世界の常識というのは、あくまで日本人の持っている偏見に過ぎない。

これは江戸時代の士農工商の思想にも言えるし、引いては欧州の封建制度にも言えることよね。

近代化とは、「努力すればその分だけ報われる社会になること」に他ならないわ」

 「なんか、フロンティアスピリッツみたいね」

 「そうね。近代化とフロンティアスピリッツは類似語かも知れないわ。

イギリスからアメリカへと移民した開拓民たちの願いは、この努力が実らない社会からの脱出だった。

古典的カトリックにおいて、労働は美徳ではない。

それが嫌だったプロテスタントがアメリカ大陸を開拓したってのが、フロンティアスピリッツの根底となっているわ。

・・・まあ、実際の歴史はそんな綺麗なものじゃないけどね。

さて、日露戦争からちょうど5年後の1909年、伊藤博文が韓国人の安重根(アン・ジュングン)によって暗殺された。

この事件は日本に韓国併合を急がせた理由の一つとして知られているけど、問題はなぜ植民地支配ではなく、併合なのか?ということね」

 「併合した方が強くなれるからじゃないの?日露戦争って確か賠償金は取れなかったんでしょ?」

 「それは日本人の持っている偏見よ。

この当時の韓国は外国との賠償金やその他で借金だらけだった。

つまり併合などすれば、その借金を肩代わりすることになる

韓国を併合しても日本が強くなるかというと、それは無理な話。

それは歴史が証明している。

例を上げたほうがわかりやすいわね。

1989年、ベルリンの壁が崩壊し、東ドイツが西ドイツと併合・合併されたとき、「併合=国力増加」の理屈から言えば西ドイツは東ドイツの力を吸収して強くなったはずよね?

ところが実際は東ドイツは国内の産業がボロボロで、教育水準も低く、なにより東ドイツ人は労働意欲そのものに欠けていた。

共産主義国家は、努力してもそれが実らない社会を意味する。

結局、西ドイツは西側で3位だった経済力も、東ドイツの穴埋めのために国力が低下してしまったわけよ。

それと同様に、日本政府の中でも併合に反対する者が多かった。

政治腐敗と財政難の頂点に達している韓国と併合すれば、その穴埋めのために日本の国力が落ちる。

せっかく高めた国力を落とすわけにはいかない。

あくまで韓国には自立してもらおう。

伊藤博文を中心とした勢力はあくまで韓国の独立を願っていた。

そして、それは日本政府の方針だった。

しかし暗殺事件を境に、韓国内部から併合の声が高まった。

危機感を感じた韓国人がいくら韓国を近代化させようとしても、中華思想の狂信者どもが足を引張り、韓国を独立させようとしている伊藤博文を暗殺する暴挙に出ることからも、韓国は内部から腐りきっていた。

治安は乱れ、官僚は汚職に走り、商人や農民は働かず、海外列強はすぐそこまで押し寄せている。

改革なんて生易しいことを言っていたら、いつまで経っても何も変わらない。

腐敗した政府を根こそぎ一掃し、全てをゼロから作り直さなければ国が滅びる。

そこで公称百万会員の韓国最大の政治団体「一進会」の会長・李容九は1909年12月「韓日合邦建議書」を韓国皇帝純宗に上奏。

同時に曾禰荒助統監、李完用首相にも提出して、韓日合邦を全国民に訴えた。

こうして1910年8月22日、親日派のリーダーである李完用総理大臣によって、「韓国併合ニ関スル条約」の調印が行なわれ、8月29日、それは公布実施された」

 「要するに、自分から『頼むから併合して下さい」って頼んで来たんですよね」

 「まぁ、そういうことよね。

手元の教科書によれば、日本は韓国を植民地化し、日本文化を韓国に押し付けたとか書いてあるけど、だいたい「韓国を日本に併合してください」と言っておきながら、「日本文化に染まるのは拒否する」なんて都合のいいことが許されるわけがない。

それに日本文化を押し付けたとかいう問題以前に、朝鮮には独自の文化なんてものは何もなかった。

だから日本と併合したときも韓国民の大多数はそれを喜んで迎え入れた。

なぜなら中華思想の呪縛から逃れるには、身も心も日本人に成りきらないとこの国は立ち直れない。

そのためには従来の韓国文化を捨て、日本文化を受け入れるのは国を救うためにはやむを得ない。

さもなければ国が滅びる。

明治維新によって日本が従来の日本文化を捨てたように、韓国もまた国防のために従来の韓国文化を捨てなければならない。

今の韓国は自力で近代化できず、それどころか国を建て直す力もない。

絶え難きを耐え、凌ぎ難きを凌ぎ、いつか韓国が自分自身で歩けるようになるその日まで、その日まで我慢して今日を生き延びようではないか。

・・・と、これと似たようなことを言っていた韓国人の本とかも多数残っているのに、韓国は無かったことにしているのよね。

あくまで韓国には独自の歴史・文化がある、と言い張るならさっさと独立を果たせばいい。

むしろ日本は韓国の独立を望んでいた。

日本は、最初から韓国の併合なんて望んではいなかった。

もし日本に最初から韓国を併合・植民地化する気があればとっくにやってる。

でも隣国が植民地化されるのを見過ごすのはできない。

だから併合したときも日本国内の世論は韓国併合を肯定していた。

韓国併合によって日本は韓国の独立を奪った。日本は韓国を侵略した。

それは20世紀に韓国が日本から独立を果たしたからこそ言えるセリフ。

日本が開国を薦めてから、韓国併合までに、40年以上が経過している。

その間に独立の機会は幾度となくあった。

でもそれを潰したのは日本ではなく、韓国自身。

国を救うため、やむを得ず韓国は自主的に併合の道を選んだ。

・・・ってのが、日本から見た韓国併合の理由ね。

どこの国だって自分の国が正しかったと思いたいし、それが歴史的視野からすれば正しかったと言えど、認めたくない事実がある。

お互いの国家にはお互いの正義があって、その正義は相反することもある。

しかし、それを認め合えたとき初めて『真』の国際的な付き合いができるのではないのか?

アメリカやイギリスの歴史学者の中には大東亜戦争を肯定する学者もいるし、欧米の白人至上主義こそが諸悪の根源であると言い切る学者もいる。

さらにナチス・ドイツの戦争だって、共産主義から欧州を守ろうとした戦いという見方をする歴史家だっている。

たとえ自分たちに正義があっても、相手側にも正義があると認める度量がある。

そして、それは欧米だけでなく、アジア・アフリカ・南米、世界中の多くの国でも行われている。

他国の正義の存在を認めることは、国際交流の大前提である。

・・・と思うんだけど、それを韓国に求めるのは日本人の傲慢なのかもしれないわ。

他国の正義の存在を絶対に認めないという中華思想がなくならない限り、韓国には何言っても無駄ね、きっと」

 「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ――――!!!

 「半島はでも落として、GHQ式占領するくらいしないと直らない・・・」

 「まともな理屈が通用するような国じゃないでしょ、半島は。

ファシズム政権が続く限りは何やっても無駄ね。

核までいかなくても、「親日=社会的抹殺」の構図がなくならない限り、半島とは仲良くなれないわ」

 「酷い評価ね・・・」

 「だってそうでしょう?

『親日=社会的抹殺』なんて社会じゃ、誰だって日本の悪口を言うようになるわよ。

「親日派」(チンイルパ)という言葉は日本の「非国民」「売国奴」とは比べ物にならない位の侮蔑語なのよ?

このレッテルを貼られたら韓国社会ではを意味するわ。

それを政府が国策でやってるんだから、まずは政府をなんとかしないと日韓の友好は良くならないのは自明の理ね。

でもそんなことをしたら国が崩壊しちゃうからできっこない。

そうは言っても、なんとかして自浄能力を身につけてくれないと、いつまで経ってもこの構図は変わらないわ」

 「親日派を徹底的に社会から排除する韓国政府の活動はまさしくファシズムの典型ね。

剣道は韓国が起源、空手はテコンドーが元祖、柔道は韓国のユドを加納治五郎がパクッた、ポケモンのピカチュウは韓国の大学生が考えた、PS(プレイステーション)は韓国のベンチャー企業が開発したが作ったなどの日本人にはおおよそ理解不能なウリナラ起源の連発。

さらには2002年7月、親日コリアンの出した本「親日派のための弁明」の事実上の発禁。

『韓国の近代化は日本の助力してありえなかった』という歴史的事実を抹殺するためには、裁判所まで動くという韓国の闇の部分がまたもやはっきりしたわね。

極めつけは2003年月の地下鉄爆破テロ。

まあテロと言っていいのかどうかはともかく、犯人も捕まってるし、とりあえず韓国内の事件であることは誰の目にも明らかなのに、「地下鉄を作るとき技術協力した日本が悪い、謝れ」と言い出す始末・・・。

探せばまだまだ出てくるわ。

平仮名・カタカナは漢字から発展した。つまり日本文学は韓国文学が起源、とか、天皇の起源は韓国人とか」

 「うーん、漢字が韓国産ってのは、支那への挑戦と読み取っていいんでしょうか?

チャイニーズが聞いたら怒りますよ。「漢字は韓国起源」だなんて・・・。

日本の文化の起源が全部韓国起源だったら、遣隋使とか遣唐使とかの存在はどうなるんでしょう?

あと、天皇の起源が韓国人だったなら日韓併合は全然問題ないですよね。

韓国が北朝鮮を統一するのと同じですから。

よかった。

これで日韓併合は問題解決ですね。めでたし、めでたし」

 「うーん、墓穴を掘ってるわね韓国は」

 「矛盾を指摘されたコリアンの行動パターン。

その1 証拠を要求する

その 証拠を出されると「それは捏造だ」と言い出す。

その3 話を別の話題に逸らす

その4 無視する

その5 「冗談だよ、俺は日本人さ」と全ての会話をジョークにして日本人を名乗り出す

その6 勝利宣言」

 「勝利宣言? 何それ?」

 「『日本人のくせに生意気だぞ!』とか『すでに論破した!もう話すことはない』とかジャイアニズムを炸裂させて議論を強制終了させることです。

根本的に半島の連中は、自分たちの捏造した資料しか使わないもんで、「半島以外の資料を出せ」と言われると困ってしまうんです」

 「・・・自分たちの捏造した資料って・・・」

 「たとえば教科書ですね、韓国の。

5000年の歴史があるとか言ってますけど。

4大文明に韓国なんてありませんからこの時点でもうだめぽ

 「・・・」

 「どう?」

 「なんていうか・・・末期よね」

 「「親日派のための弁明」の著者も本で書いているように、韓国の最大の問題点はまさに教科書なのよね。

まさか国が定めた教科書の内容の9割以上が捏造なんてことは韓国内にいては夢にも思わない。

だから国外に出ると韓国という国の異常さがわかってしまう。

でもある意味しょうがないのよ。

日本に怒りを向けないと、自滅してしまうんだから。

考えてもごらんなさい。

『日本に追いつけない理由は自分自身にある』なんて事実を受け入れた日には、韓国人の精神が崩壊するわ」

 「歴史に盲目でない政府の役人がそれを変えようと思っても、下手なことをすれば自分の首が飛ぶ。

自浄能力のない国ってのは、個人ではどーしようもないわ。

ま、次の戦争でブチのめせばいいことだけの話だけどね」

 「次って、やる気かよ」

 「大丈夫。向こうから攻めて来るから。

世界恐慌になって自力での経済再生が不可能になったら、確実に日本のせいにされるでしょう? 

今でもそうだし。

となると、飢えた韓国が狙うのは日本よ。

現に、韓国軍の仮想敵は日本の自衛隊だし。

なぜか北朝鮮じゃないのよね、あいつらの仮想敵は。

今は豊かで平和だからいいけど、将来どうなるかなんてわかったもんじゃないわ。

売られた喧嘩なら買うしかない。

白旗揚げる前に、やることやっとかないと後味悪いしね。

大丈夫よ、韓国には負けないわ」

 「・・・・・アメリカと手を組んで、楽しい楽しい弱いもの虐め・・・。

ミサイルと空爆で痛めつけてから、核で脅してGHQ式占領・・・・。

これが韓国と仲良くなれるもっとも可能性の高いシナリオね・・・」

 「・・・・・・・」

 「そーいう楽しい楽しい仮想戦記よりも、まずは中国をなんとかしないとね。

中華思想の根源である中共を滅ぼして、中華民国(=台湾)主導の中国を作れば、韓国と仲良くできるかもしれないし」

 「・・・無理よ。そんなお手軽な手段で中華思想がなくなったら誰も苦労しないわ・・・・。

宗教的思想は、思想を持っている人間を全て皆殺しにしないと無くならないのは歴史が証明している・・・。

ユダヤ然り、キリスト教然り、イスラーム然り、共産主義然り・・・。

宗教的思想はそういうものよ・・・」

 「ま、そんなもんよね。ある意味これも伝統だし。

韓国が中華思想をやめるよりも、黒人のアメリカ大統領が出る方が早いんじゃないかしら?」

 「酷い言われようね・・・」

 「それに中国は56の民族からなっている多民族国家だし、台湾主導ってのは難しいと思いますよ。

民族ごとの連邦制ならともかく」

 「でも1992年の人口センサスによると、漢民族は全人口の92%を占めてるらしいじゃない。

このうちのどれくらいが自称漢民族なのかわからないけど、民族ごとの連邦制なんて無理なんじゃないの?」

 「難しいですねー。やっぱ崩壊した途端に内戦勃発かな、こりゃ」

 「うーん、ホント迷惑な国だわ」

 「そう言えば伊藤博文暗殺に関しても、韓国と北朝鮮の歴史観は違うんですよね?」

 「そうなの?」

 「説明しましょう。

日本の教科書及び、韓国の教科書では伊藤博文は韓国を侵略した悪の大ボス。

それを暗殺した安重根(アン・ジュングン)は英雄とされているわ。

ところが、伊藤博文は韓国の独立を願っていたのは説明した通り。

それをわざわざ暗殺してしまい、自ら独立の道を閉ざしてしまった。

実行した後のこともまるで考えず、本人はあっけなく捕まって処刑されてしまったため、北朝鮮では、安重根は馬鹿の代名詞とされているらしいわ。

歴史観というのは、同じ民族でも国が違えば違う。

個人には個人の歴史観があるし、人の数だけ歴史観は存在する。

だから正しい歴史なんてものは、本来存在しない。

全て偽者であり、同時に本物である。

難しいところよね」

 「・・・・・・・・」

 「さて韓国の悪口ばかり書いてしまったけど、歴史観なんてものは個人によって違う。

資本主義万歳の人もいれば、共産主義万歳の人もいる。

韓国万歳の人間もいれば、北朝鮮万歳の人間もいる。

生まれた国、育った環境が違えばそれだけ歴史観が違う。

韓国の悪口ばかりの歴史観も、韓国賞賛の歴史観も、表裏一体。

どう見るかで歴史なんてモノは全て変わってくる。

とにかく、歴史を学ぶ上で重要なのは、自分で調べることね。

自分で調べなければ何も始まらないわ。

基本知識が何もない状態じゃ、何も始まらないしね。

だいたい他人の書いた歴史観なんて当てにならないわ。

もちろんこの文章も。

神様じゃないんだから当たり前なんだけどね。

さて、韓国が日本に併合されて数年後、第一次大戦が勃発。

敗戦国のトルコは大混乱に陥った。

いよいよトルコの近代史を説明――――」

キ〜ン、コ〜ン、カ〜ン、コ〜ン

 「はい、というわけで二時間目は終了です」

 「ということね。説明は次回に持ち越し――――」

 「イネスさんの出番はここでお終いですよ」

 「何を言っているの? 説明役は渡さないって言ったでしょ」

 「読者の声が聞こえます。

バアさんはしつこいとか、バアさんは五月蝿いとか、バアさんは邪魔だとか、バアさんは説明が長いとか・・・・

 「それキャラ違う・・・・」

 「半島ネタは、ギャルゲーと同じく、一度首を突っ込むと帰って来れないと言われる魔の領域。

読者を、知ってはならない世界へ連れて行くのはどうかと思います。

コリアンネタに染まったら最後、「アメリカ人ってすごく常識のある人たちだよね」とか本気で思えるくらい世界の常識から外れた人間になってしまいます。

ただでさえこの補習授業シリーズによって、一体何人の若者が道をはずしたことか・・・」

 「それが狙いなんでしょう?」

 「はい」

 「はっきり言うわね」

 「今さら誤魔化したところで嘘八百なのは誰の目にも明らかですし。

では時間目はここで終っておきましょうか。

イネスさん、ご苦労様でした。あとはわたしに任せてください」

 「ふ、ふん! とにかく説明役は渡さないわよ。わたしの存在意義にかかわるからね」

 「しょうがありませんね。へーイ、ハンサムボーイ」

 「任務了解・・・・。目標を破壊する」

 「ちょっと何よアンタ。って、ちょっと―――」

ちゅどおおおん!!

 「ちゅどおおんって、をい・・・」

 「任務完了。これにて帰還する」

 「はい、ご苦労様でした。

では休み時間です。

なお、今回はシリーズ発の分岐点があります。

 「スパロボチックですね」

 「集めたけど無駄になった資料がもったいないだけじゃないの?」

 「それはトップシークレットです」

 「図星かよ・・・」

 「さて、『ルリ先生の補習授業』の続きを受けたい人はそのまま下のリンクから。

『???お姉さんの居残り授業』を受けてみたい人はこちらからどーぞ。

内容は・・・ 秘密です」

 「というわけで次回の授業も、サービス、サービス

 

次回の授業を受ける


おまけ:声の出演

 

機動戦艦ナデシコ    
ホシノ=ルリ(映画版) /南央美 「イネスさん。あんた死んだんじゃなかったの?」
イネス=フレサンジュ(テレビ版) / 松井奈桜子 「死んだって・・・失礼ね」
テンカワ=アキト(テレビ版) / 上田祐司 「俺は・・・真実次第じゃお前だって殺す・・・殺すかも」
ミスマル=ユリカ(テレビ版) / 桑島法子 「お前を殺す・・? やん、なんかハードボイルド(ぽっ」

トップをねらえ!  「ホオオおおおおおミングレイザアアアアアアアああああああ!!」
タカヤ=ノリコ/ 日高のり子

新世紀エヴァンゲリオン    

惣流=アスカ=ラングレー / 宮村優子 「・・・チャ〜ンス・・・」
綾波レイ / 林原めぐみ 「あなたは死なないわ。わたしが守るもの」
葛城ミサト / 三石琴乃 「大丈夫。子供には手を出さないわよ」
渚カヲル / 石田彰(あきら) 「好意に値するよ。好きってことさ」

機動武闘伝Gガンダム  「師いいいいいいいいいい匠おおおおおおおおおおおお!!」
ドモン=カッシュ / 関智一

機動戦士ガンダム   
カミーユ=ビダン(Zガンダム版) / 飛田展夫 「カミーユが女の名前でなんで悪いんだ!俺は男だよ!」
アナベル=ガトー(0083版) / 大塚明夫 「貴様と話す舌など持たんと言ったはずだ!」
ブライト=ノア(映画版) / 鈴置洋考 「わたしは悪い父親だな」

新機動戦記ガンダムW  「お前を・・・殺す」
ヒイロ=ユイ / 緑川光 


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