
「いつものことながら急ねぇ・・・」
「どうせ某アニメの影響ですよ」
「麻雀ねぇ・・・」
「問題ない」
「宗介は麻雀できるの?」
「いや出来ないが・・・」
「なにが問題ないのよ」
「麻雀とはゲームなのだろ?最新兵器のたぐいでなければ・・・」
「こんなコンテンツで最新兵器の説明するわけないでしょ!!」
「今回は麻雀ですか・・・ここはやはり起源を主張しなければいけませんね」
「マージャンって読み方からして中国でしょ」
「漢字の起源は韓国ですから問題ありません」
「問題ありすぎでしょ」
「起源をたどれば中国ですが、今の日本で行われている麻雀はアメリカ経由で入ってきたもののようですね」
「へーアメリカ経由だったの」
「麻雀は中国で行われている麻雀とはずいぶん違うものになっています」
「日本は独自に変えちゃうの得意だからねー」
「日本でも地方によってローカルルールがあるのですが、ここでは日本でよくあるルールを説明します」
「マージャンってセブンブリッチみたいなゲームよね」
「7つの橋?」
「トランプで麻雀に似たようなルールで行うゲームよね」
「よく比べられますね。麻雀ももともとはカードを使うゲームだったようですが、牌と呼ばれる道具を使われるようになりました」

「34種類136枚の牌を使うのでトランプより複雑ですね」
「めんどくさそうね」
「それでも将棋や囲碁などに比べて簡単です。
また運の要素が強いので、ルールさえわかれば初心者でも上級者と遊べます。
麻雀は4人で遊ぶのがメインですので、メンバーを集めるのが大変だったのですが、
最近はネットゲームなどもありますので手軽に楽しめるようになりました」
「ネトゲね」
「東風荘あたりが有名ですね」
「ひがしかぜそう?」
「”とんぷうそう”と読みます」
「最近は哲也バージョンもあるみたいですね」
「東風荘は老舗だけにレベルも高いですからハンゲーあたりが・・・」
「だめよ。そんな韓国産のゲームなんて」
「韓国のぉぉぉネトゲはぁぁぁぁ世界一ぃぃぃ」
「まあ、アットゲームズなどでも提供してますし・・・」
「ここはやはり萌え系麻雀の桃色大戦ぱいろんを紹介すべきでしょう」
「なんじゃそりゃ・・・」
「いろいろあるので試してみるといいと思います」
「普通の家庭用ゲーム機でもたくさん出ていますね」
「エロゲーもありますよ」
「脱衣麻雀って奴ね」
「なんだそれは」
「野球拳みたいなものよ」
「野球拳?武術か何かか?」
「知らなくていいのよ」
「脱衣麻雀ゲームは家庭用ゲーム機でもいくつか発売されてます」
「1対1だったのはやっぱ容量とかの問題?」
「それもあるでしょうね。他にもプログラムの問題や、ゲーセンでのインカム問題など原因はさまざまです」
「インカム?」
「ヘッドセットのことだろう」
「そんなわけないでしょ」
「incoming(収入)の略ですね。単位時間当たりに投入された金額のことを言います」
「つまり1対1の方がちゃっちゃと終わって、たくさんお金を回収できるということね」
「エロイ人はいいました。脱衣麻雀は貯金箱だと」
「酷いものだとコイン投入直後、役満上がられて一発終了とかあったそうです」
「役満?」
「滅多に出ない大きな役です。その辺も含めて解説したいと思っています」
「やっと本筋に戻ったわね」
「それでは麻雀で使われる牌の種類から説明したいと思います」









「まずは萬子(マンズ)ですね」
「まんずはマンズ・・・」
「ひょっとしてそれはギャグで言ってるのか」
「コンテンツの彩りですよ」
「いろどりって・・・」
「マンズ、もしくはワンズと呼びます」
「萬ってお金?」
「金銭単位をモチーフとしているそうです。
左からイー、リャン、サン、スー、ウー、リュウ、チー、パー、チューと読み、イーマン、リャンマン(ryと呼びます」
「じっちゃんの形見ですね」
「???」
「それはドラゴンボール?」
「四星球(スーシンチュウ)の事を言っているの?」
「ああ、たしかにドラゴンボールの呼び方と同じですね」
「わかりやすい説明をしてみました」
「わかりづらいわよ・・・」
「続いて筒子(ピンズ)です」









「玉か?」
「いやーんエッチですね」
「あなたは何を考えているのよ」
「筒子なんだから筒でしょ」
「貨幣の形状をモチーフにしているそうです。イーピン、リャンピン(ryと言うように読みます」
「なるほど硬貨ね」
「次は索子(ソーズ)です」









「竹?」
「そうです。昔は貨幣をまとめるため竹串を使っていましたので、それをモチーフにしています。
イーソウ、リャンソウ(ryと言うように読みます」
「イーソウだけ鳥なのね」
「中には鳥以外のものもありますが、鳥が一般的です」
「なんでまたイーソウだけ」
「エッチなのはいけないと思います」
「なんでエッチなのよ」
「イーソウは男性の・・・」
「ああ、なるほどね」
「む?」
「気にしなくて良いわよ」
「こうした数が入っている牌を数牌(スウパイ)といい。
数牌の1と9の牌を老頭牌(ラオトウパイ)といいます」
「我が生涯に一片の悔いなし!!」
「それはラオウでしょう」
「前園と中田がカップ麺のCMをしていました」
「それはラ王・・・ってめっちゃ懐かしいわね」
「餃子につけるのは」
「それはラー油って全然違うじゃないの」
「細かいことはケンチャナヨです」
「老頭牌とは逆に2〜8の中間の牌を中張牌(チュンチャンパイ)と言います」
「チュンとチョンとはまた豪勢な」
「豪勢なの?」
「チュンチャンでしょ」
「最後は字牌(ジハイ)です」







「左からトン、ナン、シャー、ペイ、ハク、ハツ、チュンと読みます。
読み方がちょっと違うのもありますが、これはわかりやすいのではないでしょうか?」」
「そんまんまだしね」
東南西北は風牌(フォンパイ)、白発中は三元牌(サンゲンパイ)と言います。
数牌と字牌の34種が各4枚ずつ入り、計136枚の牌を使用するのが一般的です。
この牌で手牌13+アガリ牌1を順子(シュンツ)や刻子(コーツ)に揃えるのが目的になります」
「順子や刻子?」
「順子は数牌を2・3・4や7・8・9など連続して3枚組の形です。刻子は同じ牌を3枚集めた形です」
順子 




刻子 




「ちなみに順子は8・9・1とは繋がりませんので」
「トランプとは違うわね」
「順子や刻子で13+1枚を2・3・3・3・3の形にするとアガリとなります」













「この2枚のペアを雀頭(ジュントウ)とかアタマとかいいます。
上の例ですとイーソウが雀頭ということになりますね。
順番に一枚ずつ牌を引き、一枚切ることを繰り返すことで、4面子1雀頭形のアガリ形を目指すことになります。
ちなみにアガリ型の一個手前の形・・・」













「これを聴牌(テンパイ)と言います。
この場合ですと、イーソウと西どちらでもアガリとなりますが、役がない場合はこの形になってもあがれません」
「役?」
「役については後ほど説明します・・・」
「そう簡単にそんな形にならないんじゃない?」
「一人16枚程度引いてこれますから大丈夫ですよ。
それにポンやチーと言って、相手の捨てた牌を自分の手に加えることが出来ます」
「おお〜ポン、チーね。なんか聞いたことがあるわ」
「麻雀用語の中では比較的有名なので知っている人も多いのではないでしょうか?
順子を作るのがチーで刻子で作るのがポンです」
チー 


ポン 


「当然2枚の組が出来てる状態でないとポンもチーも出来ません。
ポンやチーをすると牌を見せて自分の右側に置くことになります。
またポンは誰からでも出来ますが、チーは左側の人からしかできませんので注意してください」
「1対1のゲーム麻雀で覚えると知らない人もいるそうです」
「たしかに1対1なら右も左もないからね」
「順子と刻子の他に槓子(カンツ)というのもあります」
「東京ラブストーリーですか」
「それはカンチって若い子は知らないわよ」
「こうして歳を取っていくのですね」
「あんたは何歳よ」
「槓子は同じ牌を4つ1組にして晒したもののことをいいます。
順子や刻子と違って槓子の場合はカンと宣言して晒さなければなりません」
暗槓子 



明槓子 



| 加槓子 . |
|
相手が捨てた牌でカンする場合は明槓子。
ポンした後引いてきた牌でカンする場合は加槓子といいます」
「ポンした後でもカンをすることが出来るのね」
「明槓子は相手が捨てた時でしかできませんが、暗槓子と加槓子は自分の好きなタイミングでカンすることができます」
「でもカンする時ってもう刻子が出来てる状態なのよね。意味あるの?」
「カンすることでドラを増やすことが出来ます」
「ドラ?」
「猫型ロボット〜」
「はいはいドラえもんね」
「そこはドラちゃんと言って欲しいです」
「アガったときにボーナスがつく牌のことです。懸賞牌などと言うこともありますね」
「それじゃあ4枚揃ったらカンした方がいいのね」
「それも状況によります。例えばこんな時とか」






「そうです。それにドラはあくまでもアガったときですから他の人にもボーナスが付きますから」
「カンしてドラ増やして他の人がアガるとか最悪ね」
「ドラは王牌と呼ばれるゲーム終了時に14枚残る牌で表示します。
ゲームなどでは中央に表示されることが多いですね」







TVゲームの場合はドラと表示されているのがドラだったりするので注意が必要です」
「ドラ表示牌がドラでいいやん」
「何でまたそんなルールなのかしらね」
「昔はドラ表示牌がそのままドラとして使われていたそうですが・・・。
ドラ表示牌をドラにするとドラが1枚少なくなってしまうというのが理由のようですね。
現在はネクストと言われる表示牌の次の牌をドラとするルールが一般的です」
「それじゃあ字牌はどうなるの?」
「風牌は東南西北の順ですね。北がドラ表示牌の場合は最初の東になります。
三元牌は白発中の順で、中がドラ表示牌の場合は白に戻ります。
カンをした場合は、嶺上牌と言われるドラ表示牌の右の二山から一枚引き手に加えることになります」
「カンだと一枚少なくなっちゃうものね」
「ポンやチー、またはカンなどで相手が捨てた牌を自分の牌に加えることを副露(フーロ)と言います。
一般的には、食いとか鳴きという言い方をします」
「背中が煤けてる人が有名ですね」
「誰?」
「それは・・・哭きの竜ですか」
「へー哭きの竜の”なき”はそこから来てるのね」
「泣き虫の竜の話ではないのですよ」
「副露すると手作りは早くなりますが、役を付けるのは難しくなるため初心者にはおすすめできません」
「泣けばいいというものではないのですよ」
「あなたが言うとなんか違うこと言ってるように聞こえるわ」
「続いて役についてお話しします」
「さっき言ってたやつね」
「手牌のパターンやアガったときの状態によって役が付きます」
「ポーカーで言うところのハンドね」
「そういえばポーカーでも役と言うわね」
「ポーカーでは手札のパターンで役が付きますが、麻雀ではアガったときの状態でも役が付きます。
その難易度に応じて一飜(イーハン)役から役満までのランクに分けられています」
「一飜役と言うのが一番弱い役ね」
「弱い・・・というよりは作りやすい役と考えてもらった方がいいでしょうか?。
ランクの低い役は他の役と組み合わせやすく、たくさん重なるとその分だけランクが上がります」
「一飜役が3つで三飜ということね」
「そうです。一飜→二飜→三飜→四飜となり五飜は満貫、六飜七飜は跳満、八飜九飜十飜は倍満、11飜12飜は三倍満、それ以上は数え役満と言われます。
この役の数で点数が決まります。
一飜で1000点二飜で2000点三飜4000点4翻8000点くらいが目安です」
「目安?」
「麻雀の最大の難関は点数計算なんです。
符の計算や積み符など初心者は投げ出したくなること請け合いです。
ここでは超初心者講座ですからゲームで遊べるレベルのお話をします」
「はぁ?そんなんでいいの?」
「細かけぇことはいいんだよっ!」
「ゲームですとコンピュータが勝手に計算してくれるので問題ないのです。
また牌を持っているような友人がいるなら点数計算できるでしょうし、雀荘に行くような人ならこんな講座必要ありません」
「雀荘?」
「麻雀を遊べるところよね」
「ゲームセンターみたいなもんか」
「まあ、そう思ってもらって構わないと思います」
「実際は全然違いますけどね」
「満貫以降は点数が決まっていて・・・
満貫8000点
跳満12000点
倍満16000点
三倍満24000点
数え役満32000点
「親の場合はこれの1.5倍が点数となります」
「親?」
「一番最初に牌を引く人が親です。その他の人が子といいます。
親の場合アガると子より多く点数が貰えますが、子にツモアガリされると多く支払わなければいけません。
また親の場合はアガると連荘(レンチャン)と言ってもう一度その人が親となります」
「親の人がアガリ続けると終わらない?」
「そういうことになりますが、実際には何回も連荘なんて出来ないので安心してください」
「8回連荘すると役満になるんですけどね」
「またまたご冗談を」
「そういうルールもあります」
「あるの?」
「ローカルルールですけど、ネトゲなどでも採用しているところもありますよ」
「私がいつもウソばかりついてると思ったら大間違いですよ」
「どういう間違いよ」
「さてそれでは一飜役から説明していきます。
一番簡単なのは役牌ですね。
三元牌を刻子にすることで役になります」

























「これは5マンと西を引いてくるとアガリで中のみ一飜。副露しても一飜です。
なお自風が西家の場合は西でアガると一飜プラスされます」
「自風?」
「親の自風が東になり、そこから反時計回りに東南西北が自風となります」
| ↓ | 西 | ← |
| 北 | 南 | |
| → | 東 | ↑ |
「自風は流局(リュウキョク)または子がアガると、親が左の人に移るので自風も変わります」
「流局って?」
「山が無くなる。つまり引いてくる牌がなくなると流局となります。
この時、テンパイしてないと不聴罰符(ノーテンバップ)としてテンパイしている人に点数の支払いが行われます」
「全員テンパイだったら?」
「全員テンパイや全員ノーテンだった場合は、点数の移動はありません。
3人テンパイの場合は1000点ずつ。
2人テンパイの場合は1500点ずつ。
1人テンパイの場合は3000点が移動になります」
「ノーテンの人がテンパイの人に支払うのね」
「そういうことです。流局の時、親がノーテンの場合は次の人に親が移ります。
それぞれの親が1回ずつ計4回で1週。
これを2周することを半荘(ハンチャン)といい。
この半荘で1回で精算するのが通常のルールです。
ちなみに1週目を東場、2週目を南場といい。これにも役が付きます。
この牌を場風牌と言います」
「つまり東場で親なら東を刻子にすると役が2つ付くのね」
「そういうことです。それを連風牌(レンプウハイ)と言ってダブ東(トン)ダブ南(ナン)などと言う言い方もします」
「東場や南場があって、西場や北場はないの?」
「今はどこも半荘で終了ですね。
長くやる場合も半荘を2回3回と複数回やるのが現在主流になっています」
ネット麻雀などでは東風局のみの行う東風戦(トンプウセン)のところも多いです」
「ふーん・・・とりあえず場風牌と字風牌と三元牌が役牌ということね」
「西北の出番は少ないわね」
「役牌にならない風牌というのが、かならず2〜3種類か発生します。
そういう風牌をオタ風牌(オタフウ)と言います」
「オタ風?」
「オタク風の牌ということですね」
「客風と書いてオタフウと読むそうです」
「お客さんってことね」
「先ほどの例でも中ではなく北であれば役が付かないことがあります」













ただし、副露せずアタり牌を引いてくると、門前清自摸和(メンゼンチンツモホウ)という役も付きます」
「めんぜんちんつもほう?」
「舌噛みそうね」
「引いてきた牌で上がることをツモ。
他の人が出した牌で上がることをロンと言います。
門前清自摸和・・・つまり門前清(鳴いてない状態)で自摸(引いてきた牌)和(アガリ)ということです」
「ツモはいいけど、ロンはだめということね」
「そういうことです。
何も役が無くても引いてきた牌がアタリ牌ならあがれるということです」
「めっちゃ運任せね」
「あくまでも特典の役だと考えて良いと思います。
似たようなので海底摸月(ハイテイモーユエ)河底撈魚(ホーテイラオユイ)と言うのもあります」
「これまた舌を噛みそうな名前ね」
「通称ハイテイ、ホウテイと言います。
一番最後の牌を引いてアガったらハイテイ、一番最後の捨て牌でアガったらホウテイです。
ちなみにカンした時に引いてきた牌でアガると嶺上開花(リンシャンカイホウ)通称リンシャンという役が付きます。
これも運任せな役ですね」
「某アニメだと嶺上牌を引くと必ずアタリ牌なのです」
「なにそれこわい」
「実際そんなことはありません。あくまでもファンタジー麻雀の話です」
「ご都合主義だわね」
「この他にも槍槓(チャンカン)と言うのもあります。
これは加槓を宣言した際、その牌がアタリ牌であればアガることが出来るというものです」
「加槓ってポンした牌を引いてきてカンする場合だっけ?」
「そうです。捨て牌以外でアガれるのは唯一のこれだけです。
ロン扱いで一飜プラスされます。
また暗槓の場合も国士無双(コクシムソウ)ならば槍槓でアガることが出来ます」
「国士無双?」
「天下に並ぶ者がいない程の優れた人物のことです。
秦王朝末期の楚漢戦争に活躍した天才武将韓信のことを言います」
「ほう」
「そりゃマジモンの国士無双でしょ」
「麻雀の国士無双とはこうなります」













「すべてのヤオ九牌、すなわち字牌7種と一九牌6種を1枚ずつ揃え、そのうちのどれか1種を雀頭とした形になると成立します。
この形ですと中を引いてきたらアガリですね。これがこんな形になると・・・」













「でもこれってバラバラだけどこれでもいいの?」
「国士無双は4面子1雀頭形に当てはまらない特殊な役です。
4面子1雀頭形に当てはまらない役は国士無双の他に七対子(チートイツ)だけです」













当然、ポンやチーはできませんのでメンゼンのみ。
上の例だと8ソウを引いてきてアガリとなり2翻の役がつきます」
「これは雀頭ばっかりね」
「この役はアメリカ人によって考案され英語ではSeven Pairsといいます」
「そんまんまね」
「日本ではニコニコとも言われますね」
「ニコニコ動画はこの七対子の名前を取ったのですよ」
「ほう」
「いや、それはウソだろ」
「ちょっと話がそれましたね。
先ほどの役のないテンパイですが・・・」













そこでこういう場合は立直(リーチ)を宣言することで役を付けることが出来ます」
「リーチ♪」
「なんかよく聞くわね」
「立直はポピュラーな役の一つです。
副露していない状態でテンパイ、すなわちで面前の状態でテンパイし場に1000点支払うことが条件です。
場に切る牌を横にして宣言し1000点を支払います。宣言してしまうと待ちを変えることができません。
支払った1000点はアガった人に渡ることになります。
条件はありますが、比較的簡単に一飜プラスされるため様々な役に付け加えることが可能で汎用性が高い役です。
また立直をする裏ドラのボーナスを得ることが出来ます」
「裏ドラ?」
「ドラ表示牌の下の牌をドラ表示牌と同じように扱われるのです」
「ドラが増えるってことね」
「裏ドラはリーチをかけてアガったあとにめくることになりますので運によるところが大きいです」
「まさに懸賞牌ね」
「さらに直立を宣言してから1巡する間にアタリ牌が出ると一発(イッパツ)という一飜役が付きます」
「ファイト!!」
「いっぱーつってわかりやすいわね」
「リーチに関係する役はこの他にダブルリーチというのがあります。
これは最初の一枚目を切るときにリーチをかけると成立する役で二飜役になります」
「そりゃ珍しいんじゃない?」
「たしかに最初の段階でテンパイをしていないとできませんのであまりお目にかかれない役の一つです」
「まあ、とりあえずテンパイしたらリーチすればいいってことね」
「初心者のうちはそれで良いかと思います。
ただリーチをすると言うことはテンパイしていることを対戦者に教えることになります」
「教えたってアタリ牌までわからないでしょ」
「麻雀では、すでに自分の捨てた牌ではロンできないと言うルールがあります」
「自分の捨てた牌がアタリ牌になることなんてあるの?」
「けっこうありますよ。そういう状態でテンパイすることをフリテンといい。
間違ってアガってしまうとチョンボとしてペナルティが課せられます」
「てってけてけてけてってってーてんけてんてんてー」
「それはもしかしてチョコボ?」
「うーチョンボ!」
「それはマンボ」
「むう?」
「チョンボはフリテンの他にも、アガり牌を間違えたり、テンパイしていないのにアガリを宣言したり、
役がないのにアガったりすると罰符として満貫相当額の点数を支払わなければなりません。
っということで、捨て牌を見て切る牌を選べば直撃をさけることができます」
「ツモれば関係ありませんよ」
「捨て牌って言ってもたかだかしれてるでしょ」
「そうですね。でも・・・」













「たとえば、こういう場合どれがアタリ牌でしょうか?」
「えっと、1マンと4マンでアガリ?」
「7マンでもいいんじゃない?」
「あたりです。この場合は捨て牌に1マン、4マン、7マンを切ってあるとフリテンとなります。
この場合はどうでしょうか?」













「これは5マンと8マンじゃない?」
「そうです。5マンと8マンです」
「むう・・・」
「何が言いたいのかさっぱりだわ」
「1−4−7、2−5−8、3−6−9の2つ飛ばしがアタリ牌になるということじゃない」
「ああ、そういうこと」
「スジと言われるところですね。
1マン7マンと切っていれば4マンがアタリ牌となっている確率はぐっと下がるということです。
もちろん・・・」













「こういう場合や」
「これだと4マンと9ピンかしら」
「こういう場合もありますので・・・」


























「これは上も下も4マンのみね」
「絶対にスジが安全というわけではありませんが、目安として覚えておくといいです。
他にも字牌の4枚目は安全牌ですし、2ソウが全部切れている場合の1ソウは安全な確率が高いです」
「字牌はわかるけど、2ソウが切れていると1ソウが安全になるの?」
「123の組み合わせが使えないからじゃないの?」
「でも変な待ちすれば意味ないんでしょ」
「たしかに上級者になると、安全の確率が高そうな牌をアタり牌にするということをしてきますので・・・」
「うわ、性格悪」
「勝負とは詭道なのですよ」
「なれてくると安全な牌というのはけっこうわかるものですよ。
さて続いては平和(ピンフ)について説明します」
「平和とはまたうさんくさいわね・・・」
「え?平和がうさんくさいの?」
「憲法9条ですね。わかります」
「平和とは戦争をするための準備期間だからな」
「あんたも何過激なこと言ってるのよ」
「俺は危機管理として当然のことを・・・」
「麻雀の平和とはこんな感じです」













「雀頭以外すべて順子。待ちが1−4のような両面待ちで面前の場合につきます。
雀頭は字牌でもかまいませんが役牌の場合は平和にはなりません」
「自風が北の場合はダメなのね」
「両面待ちでも・・・」













「このような形は両面待ちではなく雀頭待ちであるため平和とはなりません」
「ずいぶん条件が厳しいわね」
「平和とは厳しいものなのだ」
「それでも平和はもっとも成立しやすい役だと言われています。
また他の役と組み合わせやすく基本といえる役の一つです。
もう一つ基本役と言えるのが断ヤオ九(タンヤオチュー)です」













「通称タンヤオと呼ばれる役です」
「パンヤオというコンビがヒッチハイクで旅をしていましたね」
「電波少年なんて懐かしいわね」
「ヤオチュー牌を断つと書いて断ヤオ九。文字通り19字牌抜きで構成されます」
「これはわかりやすいわね」
「ピンフが面前のみに対してタンヤオは副露しても一飜となっています。
ただしルールによっては副露した場合はタンヤオがつかないというルールも存在します。
これは喰いタンなしと言われ、ネット麻雀でも様々ですので副露して狙う場合には確認が必要になります」
「喰いタンってマンガがあったわね」
「あと一飜役では一盃口(イーペーコー)があります」













「同種同数の順子が2組あり面前の場合に成立する役です」
「




この部分が一盃口ね」
「そうです。これがさらに一盃口がもう一つできると・・・」













一盃口と同様に面前のみ成立する役で、難易度が高いので三飜役として扱われます」
「一盃口×2だから二飜ではないのね」
「これって七対子でもあるんじゃない?」
「七対子は二飜役ですので、高点法というルールで高い方の二盃口を採用されることになります」
「ふーん、これがこんな風になったらどうなの?」









「三盃口(サンペーコー)とか?」
「この場合特別な役はありません。
ローカルルールでは三連刻(二飜)とする場合もありますが、一般的には三暗刻(サンアンコウ)の役として扱われます」
「暗子が三つだから三暗刻ね」
「暗刻ということですから、3つの刻子が暗刻なっていればいいので」
























「ツモあがりのみ三暗刻が成立します」
「ロンじゃダメってこと?」
「ロンの瞬間、明刻として扱われるということね」
「はい、こういう状況をツモり三暗刻とか言います」
「三暗刻ということは四暗刻は?」
「四暗刻(スーアンコー)もありますよ。これは役満となります」

























「上が四暗刻単騎待ちで確定の役満です。ルールによってはダブル役満となります」
「ダブル役満・・・なんかかっこいいわね」
「下はツモり四暗刻の形です。三暗刻と同じでツモった場合のみ四暗刻になります。
ロンの場合は三暗刻、対々和(トイトイホー)となります」
「ヘイヘイホーヘイヘイホー」
「トイトイホーです。通称トイトイ。刻子を4つ作るとトイトイとなります」
「つまりポンしていてもいいということね」
「ポンありで作る四暗刻がトイトイね」
「そうですね。2翻役で役牌を絡めやすくドラが絡むと一気に高くなるのが特徴です。
それでは続いて、他の2翻役も紹介していきます。まずは・・・」













「123の部分ね」
「そうです。萬子・索子・筒子それぞれの色で同じ並びの順子を作ったときに成立する役で、副露している場合は一飜役となります。
同じ並びですから234でも789でもかまいません」
「名前のまんまね」
「同じような名前で三色同刻(サンショクドウコー)と言うのもあります」














「通称、三同刻(サンドーコー)、三同ポンなどと言われます。
これも2翻役で喰い下がりがなく、副露をしていても2翻役となります。
ただ実践ではあまり見られない役のひとつです」
「結構簡単そうに見えるけどね」
「狙わないとなかなか成立しないのに2翻しかありませんから・・・
三槓子(サンカンツ)と並んで幻の2飜役なんて呼ばれることもあります」














「カンであればいいので暗槓、明槓、加槓でもかまいません」
「これは見るからに難易度が高そうね」
「難易度もそうですがカンですから、アガれないと無駄にドラを増やしてしまうリスクも伴います。
ちなみにさらにもう一つカンをすると四槓子(スーカンツ)と言ってこれは役満になります」











「数ある役満の中でも、とくに発生率が低い役満ですね」
「レア中のレア。こういうのをレアマンと言うのですよ」
「ほう」
「いえ言いません」
「うそかい!」
「レアマンが倒せないよーあの竜巻何回やってもよけれない♪」
「それはエアーマンでしょ」
「さて次に紹介するのは一気通貫(イッキツウカン)です」












「萬子、筒子、索子のいずれかで123、456、789を一枚ずつ揃えた形です。
通称イッツーといいます。面前ですと二飜ですが副露すると一飜となります」
「これもわかりやすいわね」
「次は混全帯ヤオ九(ホンチャンタイヤオチュー)です」
「舌噛みそうな名前ね」













「端ばかりね」
「そういう意味ではタンヤオとは正反対な手と言えるでしょう。
面前だと2飜、副露した場合は1翻になります。
これに字牌がないと・・・」













「純ちゃん」
「それはなんかのネタなのか?」
「ジュンチャンは面前で3飜、副露すると2飜となります。
また19字牌の刻子のみだと混老頭(ホンロウトウ)となります」












「これって四暗刻じゃ・・・」
「面前でツモれば四暗刻ですが、通常は副露してつくることになります。その場合は混老頭の他に対々和。暗刻が多ければ三暗刻。
上の例の場合ではアタリ牌が白ですから役牌もつきます。
このように他の役と複合しやすく、アガれば高い手になりやすいです。
これがさらに19牌のみだと清老頭(チンロウトウ)という役満になり、
字牌のみだと字一色(ツーイーソー)という役満になります」
























「どちらも副露しても役満になります」
「ちょっと変わればすぐに役満になるのね」
「そのちょっとがなかなかならないんですけどね。
さて最後の2飜役は小三元です」













副露しても2飜。ただ役牌がかならず2つ付きますので実質4飜となります」
「小三元ってことは全部刻子にすると大三元?」
「そのとおりです。大三元(ダイサンゲン)になると役満になります」












ちなみに2種類鳴いてる状態で最後の1種類をポンさせ役満を確定させてしまうと包則(パオ)と言ってポンさせた人の責任払いとなり、ツモの場合は全額。ロンの場合は折半となります」
「責任払いとか嫌ね」
「なので2種類鳴いてる状態ですと、最後の1種類は出てこないことが多いです。
さて次は3飜役の混一色(ホンイーソー)です」













通称ホンイツ。面前で3飜、副露すると2飜になります」
「どれか一種の数牌だけだったら役満?」
「それは清一色(チンイーソー)という役になります」












ホンイツ、チンイツは染め手と言われ、上がったときに高得点が狙える反面、捨て牌が偏りやすく見破られやすいのが弱点です」
「えっと・・・これは6マンと7マンがアタリ牌?」
「なんか他にもありそうだわね」
「チンイツは複数の待ちになることが多い役ですね。これは何待ちかわかりますか?」












「2−5もあるわね」
「8マンでもアガリです」
「ああ、そうか」
「とくに面前のチンイツは複数の待ちに成ることが多く、
間違ってアガってしまうとチョンボになってしまう場合もありますので注意が必要です」
「うーチョンボ!」
「それはもういいって・・・」
「ちなみに面前で・・・」













これが・・・」













9面待ちの場合はダブル役満とするローカルルールもあります」
「綺麗な並びだわね」
「アガると死ぬと言われてるですよ」
「またまたご冗談を・・・」
「そういう逸話もありますよ」
「あるんかい」
「華麗な牌姿と難易度の高さからそういう話になったようです。
チンイツ系の役満では大車輪(だいしゃりん)などというのもあります」














「大車輪と言うからにはピンズだけなの?」
「はい、筒子のみに認められた役満というこれだけです。
ちょっと特殊な役満では緑一色(リューイーソー)というのもあります」













「アメリカではそう言うそうです。
索子の2,3,4,6,8+発という緑色の牌だけを使ってアガった時に成立する役ですので当然索子のみ。
この役もチートイと同じくアメリカから逆輸入された役で、以前はローカルルールの役として採用されていましたが、現在は通常ルールの役として定着しています。
さて、次はいよいよ役満です」
「ここまで来る前にかなり紹介しちゃってますけどね」
「そうですね。でもまだちょっと残ってます。
まずは小四喜(ショウスーシー)、大四喜(ダイスーシー)です」


























「はい、東南西北がすべて刻子にすれば大四喜、そのうちひとつが雀頭なら小四喜、副露しても役満になります。
大四喜の方が難易度が高いのでダブル役満とするルールもあります。
あとは・・・
天和(テンホウ)と地和(チーホー)ですね」
「みこすり半劇場ですね。わかります」
「それは岩谷テンホーね」
「天和は、親が第1ツモでアガってる状態。すなわち配牌の時点で既にアガリの形が完成している状態です。
地和は子が第1ツモで既にアガリの形が完成している状態をいいます」
「つまり、スタートした瞬間にアガるということね」
「こりゃまためっちゃ運任せな役ね」
「天和の確率はおよそ33万分の1と言われていますね。
半荘1回あたり親を3回と考えて毎日半荘5回ずつ打ったとしても27年に一度しかアガれない割合ですから、めったにお目にかかれません。
ちなみに子が第1ツモの前のロンアガりすると人和(レンホウ)と言う役満になります。
ただし、これもローカルルールの役で、倍満もしくは跳満だったり採用していないところも多いですね。
これで役満も終了です」
「これで全部?」
「通常の役はこれで全部です。
あと特殊な役で流し満貫というのもありますね。
これは捨て牌がすべて19&字牌の場合発生する役でその名の通り満貫、つまり5飜役になります」
「捨て牌でも役ができるのね」
「捨て牌でできるのはこれだけです。
流局まで行くこと、かつ1枚も鳴かれていないことが条件になります」
「結構条件が厳しいわね」
「そうですね。そのため倍満もしくは三倍満とするルールもあります。
こんなところですね」
「こんなもん?」
「多いと言えば多いけど覚えられないほどでもないわね」
「問題ない」
「わかってるの?」
「3−3−3−3−2の形でリーチをかければいいのだろ。楽勝だ」
「そんなんでいいの?」
「基本はそれでいいかと・・・
あとはピンフとタンヤオくらいを覚えておけば遊ぶことができます」
「こんなコンテンツ見てやってみようと思う人がいるかしらね」
「けいおんを見てギターを始めようと思う人がいるように、これ見て麻雀をやってみようとする人はいます。間違いないです」
「まあいいけど、お金はかけない方がいいわよ」
「麻雀って博打なの?」
「麻雀といえば脱衣ですよ」
「一般に麻雀はギャンブル的な要素を持つ遊技という面が大きく、未成年であっても金銭をやりとりすることが多いため学校などでやると先生に大目玉を食らうので注意してください」
「まあゲームで遊ぶ分には問題ないわね」
「私たちの真似は危険だから絶対にしないでね」
「またわからないネタを・・・みんな知らないでしょ」
「他にも次回予告ネタは『君はコスモを感じた事があるか?』とか『仮面の下の涙を拭え』とかいろいろあるんですけどね。なかなか使いづらいのです」
「彼らは何を言ってるんだ?」
「気にしない気にしない一休み一休み」
「っというところで今回は終了です〜お疲れさまでした」
次があったら→
ムラサキ・露草
ルクス・F・フランクリン
リューシアナッサ・アンピトリーテ
出演:フルメタル・パニック!
相良宗介
千鳥かなめ